概要
CV:井澤詩織
小町永遠とは、「ハイスピードエトワール」の登場人物である。
所属はイザナミ・レーシングで、スポンサーはCHILLOUT、アズールレーン、VRCHAT、GStudio。
チルアウト(エナジードリンク)はアニメ作中でも飲んでいるシーンがある。
アニメ第1話のエンドカードではエンタープライズ(アズールレーン)がレースクイーンをしている。
人物像
幼い頃から英才教育を受けて育った少女で、その実力は折り紙付き。
だがレース以外の知識に乏しく、友達もいない。趣味はアナログゲーム(1人プレー)。
……と、公式ページの紹介に書かれているのだが、輪堂凛と浅河カナタはドライバーズスクールの同期で、凛は学生寮の同室、カナタは同じ所属チームであるためか仲良くしている場面が多い。つまり、共通の接点(彼女の場合はレースやゲーム)を持つ相手とは親しくなれる(後の回では他チームの所属であるソフィアや悠然達とも親しくなっている)。
当初のイメージ | 実際のイメージ |
その走りは、チームメイトのカナタとは正反対で、自分からあまり率先して相手に仕掛けはしないものの、他車同士のバトルに乗じて横から抜き去る(時にはカナタが他車とバトルしている隙に抜き去る事も)など、漁夫の利を得る抜け目ない物であり、更に限界領域でのマシンコントロール技術にも長けていて、第5話で描かれた第6戦(サーキット・デ・プランシポテ)では、単独スピンを喫したカナタのマシンをすんでの所で回避してみせていた。
本編の序盤では、チームメイトのカナタ同様、上位レーサーの牙城(特に「女王の盾」の異名を持つリチャードの鉄壁のブロック走行に何度も阻まれていた)を突き崩せず、なかなか思うようなレースが出来ずにいたが、徐々に実戦への習熟やレーススキルの向上もあり、カナタとの息の合ったコンビネーションで上位を脅かす走りを見せつつある。
誕生日は9月20日で、これを祝して、iOS/android用アプリ「HIGHSPEED Étoile パズルレーシング!」では、同日からピックアップガチャ用のガチャチケットが合計3枚ずつ配布された。
戦績
序盤戦では、チームメイトのカナタとはただ漫然と共に走っているだけの状態であり、お世辞にもコンビネーション走行と呼べる物ではなかったが、後半戦の頃になるとレースへの習熟が進み、意識してカナタとのコンビネーション走行を行えるようになっており、第9話で描かれた第10戦(白玉蘭サーキット)では、リチャードを自身に引き付ける事で隙を作り(敢えてコースの外側にライン取りをして走行する事で、彼女を抑えようとリチャードも外側にマシンを寄せてきたためにイン側のラインががら空きになった)、カナタを先に行かせる事に成功。カナタとクイーンの初対決のお膳立てをしてみせた。
それは奇しくも、自らが文字通り「盾」となる事でクイーンを先行させるリチャードの戦術を彷彿とさせる物であった。
第11、12話で描かれた最終戦(大阪関西万博コース)では、予選はカナタの後ろの8番手とまずまずの位置からスタート。序盤で(リチャードがキングを徹底的にブロックする戦術にも助けられ)カナタと共にキングを抜き去ってみせる。
その後、前を走る悠然に追いつくものの、キングの走行ラインを完璧にトレースする彼女にはまだ届かず「まだまだ追いつけないかぁ…」とこぼす(ある意味、自分の実力を的確に分析出来ている証拠でもある)。ここでマシン温度が上昇してきたため一旦ペースを落とした直後、後方から追撃してきていた凛にカナタともどもあっさり抜かれてしまう(最終コーナーで永遠がアウト側、カナタはイン側を走行していたが、凛はこのコーナーの最速ラインである中央を突っ切り、二人を抜き去った)。ここから更にリチャードを攻略したキングにも抜かれるが、その闘志は衰える事なく、ピットインをギリギリまで遅らせる戦術を取ったクイーン、ソフィア、悠然に続き、永遠とカナタも同じくピットインせずコースにとどまり、追撃を続行するのだった。
レースは落雷によるアクシデントで一時中断するもその後再開。永遠は残り7周をピットイン無しで走り切る戦術を選ぶ。だが、凛とキングの異次元の走りには抗えず、カナタと共に凛に外側、キングにイン側から一瞬にして抜かれてしまった。
残念ながらその後は特に見せ場はなく、カナタに次ぐ6位でレースを終えたものの、第5戦で5位、第10戦で4位に入賞していた事もあり、シリーズランキングではカナタより上の9位でシーズンを終えたのであった。
余談
前日譚を描いた漫画『HIGHSPEED Étoile: L'Entrée de Towa et Kanata』にて、本編第1話で描かれた前年度の最終戦を最後に引退したベテランレーサー、フォーク・オグラがスクール時代の教官であり、彼からカナタや凛ともども指導を受けていた事が判明した。
第2話では、幼少期(物心つくよりもかなり前だったようだ)より、レーシングドライバーだった両親からシミュレーターを使った英才教育を受けており、その影響もあってレースゲームなども練習なしのぶっつけ本番で好タイムをマーク出来る事が判明。
ただ、そんな彼女すら(ゲームの中とはいえ)周回遅れで負かしてしまう程の腕前を持っていたのが、他でもない「輪堂凛」その人なのであった。