概要
ガソリンエンジンなどの内燃機関自動車の新規製造が禁止され電気自動車や燃料電池自動車が主流となった中、あえて内燃機関搭載のスポーツカーを用い、公道をクローズドコースとして行われるカーレースである。
エグゼクティブ・オーガナイザーはリョウ・タカハシ。
舞台は主に神奈川県箱根地区及び静岡県東伊豆地区。この地域では(作品の設定上)富士山火山噴火による災害が発生した為、その復興支援事業の意味合いも兼ねており、風化防止を兼ねて災害の影響をあえてコースのトラップに利用している。
レギュレーション
- 動力
内燃機関のみ
電気自動車、燃料電池車、ハイブリッドカーは参加禁止
- タイヤ
協賛企業から供給されるタイヤに限定
- グリップウエイトレシオ均一化
MFG最大のレギュレーションで、車重に応じてタイヤのトレッド幅が決まり、軽量車ほど細いタイヤを装着しなければならない。またAWD(四輪駆動車)やMR(ミッドシップ)にもハンデが課され、「忌々しい!もっとスカっとアクセル踏ませろ!」と嘆く者も。
- 車両メーカー・ブランドの固定化
シーズン中にマシンを変更する場合、開幕時に乗車したマシンのメーカー・ブランドの範囲内でなければいけない。
競技進行
- 予選タイムアタック
1分間隔でスタートする単走
開催期間7日間 但し雨天時は中止
決勝に進出できなくても16位から30位以内にはドライバーズポイントが付与される。
- 決勝
予選上位15台によるレース形式。雨天決行。
決勝レースの結果によりドライバーズポイントが付与されると共に、最大1億円の賞金が与えられる。
年間総合優勝者には10億円の賞金が与えられる。
その他
- 専用ドローン
レース旗の代わりに映像中継カメラを兼ねた専用ドローンを飛ばし、装着されているランプによって黄旗(イエローフラッグ、減速の上で追い越し禁止)や赤旗(重大事故発生によるレース中断)などをドライバーの視界に出て通知する。
最高時速180km/hも出せる高性能だが、直線の長い区間では車のスピードの方が速い為、バックアップとして定点カメラが設置されている。
- 注目フラグ
MFG本部の中央コンピュータに送信された走行データをAI(人工知能)が学習。そのAIが特に優れた技量を持つと判断したドライバーの車に立てられ、メインの配信画像に優先的に映されるシステム。
- 神15(かみフィフティーン)
予選15位以内に入り決勝に進出した者の総称。
タイヤ等パーツの割引・無償提供などの優遇制度が設けられている。
- デスエリア
事故が多発している、もっとも危険度が高いエリア。
主に災害の影響を利用したトラップに多い。
開催コース
- 開幕戦:小田原パイクスピーク
開催時期:5月上旬
全長:40.8km
コース:箱根ターンパイク・箱根小田原本線料金所→(箱根ターンパイク)→大観山スカイラウンジ→(神奈川県道75号)→芦ノ湖・箱根関所南交差点→(国道1号)→東風祭交差点→(一夜城下通り)→早川三丁目交差点(決勝ゴール地点)→箱根小田原本線料金所
決勝周回数:2周
開幕戦にして、MFG最長距離を誇るイベント。
箱根ターンパイクの超急勾配を駆け上り、スカイラウンジから芦ノ湖の麓まで下りた後、国道1号線に入る。芦ノ湖から先は東風祭まで箱根駅伝と同じルートを辿る為、駅伝ファンにとっては馴染みのあるコース。
難所は2か所。1か所目は小涌園前から大平台駅にかけて、火山の影響で靄が立ち込め視界がきわめて悪く、事故が多発しているデスエリア。
もう1か所は老舗蒲鉾店「鈴廣」までの全長1.9kmにも及ぶ通称「カマボコストレート」を含むコース終盤の区間。千歳橋で勾配が終わる為、特に86のようなパワーのないマシンは非常に不利。
(参考)国道1号を実際に箱根駅伝6区で走られた東海大学OBの解説
- 第2戦:芦ノ湖GT
開催時期:6月下旬
全長:25.3km
コース:芦ノ湖スカイライン箱根峠料金所→(芦ノ湖スカイライン本線・湖尻線)→湖尻料金所→(神奈川県道75号)→桃源台駅→大芝交差点→(国道1号)→箱根峠料金所
決勝周回数:3周
芦ノ湖スカイラインなど、芦ノ湖周辺を巡るコース。途中の大芝交差点から箱根関所南交差点(箱根駅伝ミュージアム付近)までは開幕戦のコースを逆走する。
途中、火山灰が降り積もり滑りやすくなっている区間があり、事故が多発している為、デスエリアに指定されている。
関連タグ
箱根駅伝 - 6区と5区の一部が本作品のコースの一部として登場する。