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プロジェクトD

ぷろじぇくとでぃー

しげの秀一作『頭文字D』に登場する走り屋チームの名称、あるいはオリジナルアニメ「RErideD」の仮タイトル「Project D」。略称は「プロD」。
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曖昧さ回避編集

  1. 1.『頭文字D』に登場する走り屋チーム。本記事にて解説。
  2. 2018年10月~同年12月まで放送されたオリジナルアニメ『RErideD-刻越えのデリダ』(公式サイト)の仮タイトル 「Project D」。

1.の概要編集

頭文字Dの第二部のタイトルにもなっている、高橋涼介が1年間限定で組織したチーム。

同じく彼がリーダーを務めていたチーム赤城レッドサンズを母体にしており、主人公の藤原拓海以外のメンバーの殆どはレッドサンズからの精鋭メンバーである。

関東を制覇して伝説の走り屋として名を残すという野望、そして群馬の峠にから世界に羽ばたいていけるDriver(ドライバー)を育てるという「Dream(夢)」をもっている。

地元では一切バトルをしない、敵地攻略に特化したチームである。

原作最初期の涼介の台詞から分かるように、元々はレッドサンズとして関東エリア制圧を目論んでいた。

『純度100%の公道アタッカー』を標榜しており、サーキットでは絶対に敵わないような相手(プロのレーサー)に対しても、あらゆる公道特有の技術と戦略を駆使して打ち破っていく。


ドライバーは峠で生まれ育った、公道のスペシャリストであるダウンヒラー・藤原拓海と、モータースポーツの技術を峠に応用する正統派のヒルクライマー・高橋啓介のみで、この2人を最優先にチームの仕事が回っていく。

他のメンバーはホームページ作成・外部交渉・宿取り・涼介不在時の進行役などの事務作業をこなす史浩、サポートカーの運転や敵地のコースのビデオ撮影などの雑務を担当する中村賢太、ハチロク担当メカニックの松本、FD担当メカニックの宮口でサポート部隊を構成する。チームの一人ひとりがドライバーでありメカでもある一般的な走り屋からすれば、プロジェクトDはプロのレーシングチームに近い実態を持っており、これを気に入らないと闘志を燃やすライバルも少なくなかった。


活動内容や戦果を喧伝するためのホームページを持っている(1990年代という時代背景を考えると先進的な試みである)。ここには挑発的な文章を載せているが、これは「敵地では憎まれ役でいい」「そのほうが盛り上がる」と涼介がわざとそうさせている。そのためライバルが実際にプロジェクトDの面々に会うと、案外腰が低くフレンドリーなことに拍子抜けしたり感心したりする。

また次のバトルの予定やバトル結果も書かれているのだが、プロドライバーが相手の場合はレース活動に影響が出ないように簡潔に結果を書くに留めたり、相手が大したこと無い場合は読む側が感じ取れる程度に気合が入っていない書き方がされることもある。


有名になるにつれて「おっかけ」も登場した。プロDもそれをわかっていて、人が集まりすぎないようホームページで次の対戦場所の告知を具体的には書かなくなるのだが、「おっかけ」が作っているサイトのほうで場所を漏らしてしまうのであまり意味がないという始末であった。

走り屋界隈ではそのあまりの人気っぷりに、チューニングショップが名を上げるために懸賞金を出すとライバルチームを唆したり、ニセ者が現れたりするなど危険に晒される事件もしばし起きた。

神奈川最終戦を以てチームは解散した。


なお、レッドサンズ自体はプロジェクトD発足後も並行して残っていたようだが、プロジェクトD解散後にどうなったかは不明(涼介が「これからも群馬から世界に羽ばたくドライバーを送り出して行きたい」と語るシーンがあり、実際にアニメ版のエンディングでは涼介がどこかの峠のバトルを視察に訪れているシーンがある)。


主なメンバー編集

ドライバー編集

CV:三木眞一郎

本作の主人公であり、プロジェクトDのダウンヒル担当。

チーム内では唯一レッドサンズとは無関係だった人物だが、プロジェクトD発足のキッカケの一つとなった重要人物でもある。

その生い立ちから、プロレーサー等を出し抜く為に涼介はストリートのスペシャリストである彼を率先してバトルに参加させる場面もあった。

CV:関智一

拓海のライバルにして、第二部ではもう一人の主人公となったプロジェクトDのヒルクライム担当。

拓海とチームメイトになった事で、ライバル意識を燃やしながらも互いに認め合うようになる。

かつてはグレていたが兄の走りに感化され更正した。

この過去の経緯が後に思わぬ場面で役立つ事に…

ドライバー以外の主要メンバー編集

CV:子安武人

プロジェクトDのリーダーにして、かつては「赤城の白い彗星」の異名で恐れられていたカリスマ。

レッドサンズとして関東エリア制圧を目論んでいた頃は自らも走るつもりでいたようだが拓海に敗れて以降は一線を退き、主に頭脳担当としてチームに貢献しているが場合によっては自らステアリングを握る事も。

CV:細井治

主に外部交渉など事務に関する面を担当。

高橋兄弟とはレッドサンズ時代からの仲で、啓介以外で涼介と対等に話せる唯一の人物。

料理が得意で、チームメンバーにその手腕を見せつける場面もあった。

CV:岡野浩介

レッドサンズ時代から特に啓介を尊敬している走り屋。

プロジェクトDではサポートカーの運転等の雑務担当。

彼もまた拓海に敗れた事のある走り屋の一人で、拓海に対して少なからずライバル心を燃やすような場面もある。

実力に関しては啓介から「赤城山以外でその走りが出来たらプロジェクトDのドライバーになれた」と、ある程度は評価されている。

CV:西凜太朗

プロジェクトDのメカニックの一人で、拓海のAE86を担当している。

本職は自動車整備士と思われる。

原作では第二部から登場したのでレッドサンズに所属していたかは不明だが新劇場版ではレッドサンズのメンバーとして登場した。

  • 啓介のFD担当メカニック(宮口)

CV:高橋良吉

プロジェクトDのメカニックの一人で、啓介のFD3Sを担当している。

名前はアニメのみの設定で原作では明かされていない。

彼もプロジェクトDとしての活動以前の動向は明かされていないが、松本と同じく新劇場版ではレッドサンズのメンバーとして登場した。


関連タグ編集

頭文字D 藤原拓海 高橋涼介 高橋啓介

赤城レッドサンズ…プロジェクトDの母体となったチーム

ニセプロジェクトD…本家の人気に便乗して出てきた偽者

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