「このまま背中からプレッシャーを掛けていじめてやるぜ…後追いは絶対正解なんだ」
声優 | 阪口周平 |
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搭乗車種 | 日産・シルビア スペックR(S15) |
ボディカラー | ブリリアントブルーチタンパールメタリック |
主な外装パーツ | GP SPORTS製フルエアロ・GTウイング・マフラー |
ナンバー | 湘南 503 ほ 16-801 |
概要
神奈川県の走り屋『チーム・スパイラル』のナンバー2で、ナンバー1の池田竜次が『ゼロ』を名乗っているのに対し、奥山は『ゼロワン』の名が与えられている。テクノカットの髪型が特徴。
ダウンヒルで藤原拓海とバトルを繰り広げた。
愛車は日産・シルビアS15。車の出来には絶対の自信を持っており、「ハナからドラテクを競うつもりなんかない」と豪語していた。
彼自身はゼロ理論の是非については一切語っていないが、よくチューニングされたクルマに身を任す、という点ではきちんとゼロ理論に沿っている。
視界の悪い濃霧で先攻を選んで敗れた池田を嘲って後追いを選び、スタート直後は「プレッシャーをかけていじめてやるぜ」と自身に満ち溢れていたが、濃霧でもどんどんペースを上げていく拓海についていくことが出来ず、大差で敗れた。
先述のように自信家で、リーダーの池田に対しても「勝ちゃあいいんだろ?」「池田は作戦のミスだ」とタメ口かつ呼び捨てと言動も粗暴だったが、拓海とのバトルを経て(ナレーションによれば人生観が変わるほどの衝撃を受け)丸くなったのか、拓海と乾信司のバトルを池田と共にギャラリーしているシーンでは素直に拓海を賞賛し、池田に対しても「池田さん」と呼び、敬語口調で話すといった変化が見られた。
MFゴースト
後継作となるMFゴーストではオートショップ『スパイラル・ゼロ』のオーナーとして序盤から登場・活躍。カミソリのようにキレていたチームスパイラル時代とは打って変わり、短く刈り上げられた髪型の落ち着き払った紳士へ大変身を遂げた。
長年の経験から、【クルマは足回りを育てるだけで速くなる】という信念を持っており、その調整技術は、レーサー達からの評判も良く「足の魔術師」と称されている。
ゼロ・アカデミー出身の相葉瞬の日産・GT-Rを手掛けているが、相葉の紹介によりカナタのトヨタ・86にも足回りの強化や『フジワラ先生からの課題をこなさねばならない』というカナタの理由を汲んで、86にターボ化を施したりするなど、やられ役でしかなかった前作とは逆に重要人物として活躍している。
頭文字D以降と思われるが、奥山はかつて「エンジン以外の調整で、どこまでタイムを削れるのか?」というテーマを探究していたようで、公道レースであるMFGに対応させるためのマシンは「靭やかに動いてタイヤのグリップを使い切った所から更に粘るような足を作る事」という答えに辿り着き、制動力や吸排気系統の強化・見直しやドライバーの技量を最大限に引き出すための調整を施している。
余談
- 奥山を演じる阪口周平氏は、アニメ版登場に先駆けて2011年稼働開始のアーケードゲーム『頭文字D ARCADE STAGE 6 AA』でキャスティングされ、約2年後に放送されたアニメ版『頭文字D Fifth Stage』でも引き継がれた。また、阪口は後の新劇場版では庄司慎吾を演じる。
- アーケードゲーム『頭文字D ARCADE STAGE』シリーズに於いては、奥山が登場するまでS15に乗る原作キャラがこのオタク二人組しかおらず、良い印象は無かったが、奥山登場後はS15自体の扱いも良くなりエアロパーツが増えたため使用人口も増えたと言われている。
- アニメMFゴーストではショップ「スパイラル・ゼロ」の社屋はBLITZがモデルであり(参照)、ロゴマークもBLITZ同様に稲妻をモチーフにしたものが使用されている。