概要
栃木県のチューニングショップ東堂商会の社長で元ラリーストである東堂が、モータースポーツ好きの若い顧客を集めて開校したドラテクの特訓教室(私塾)が母体である。
ホームコースは那須塩原市(旧塩原町)の栃木県道266号中塩原板室那須線「塩那道路」(塩那スカイライン)と、矢板市にもまたがる県道56号塩原矢板線「八方道路」(八方ヶ原)。
実在の元プロレーサーの中谷明彦主催の中谷塾をモデルにしたとされている。
連載当時の公道でのドリフトブームの中、サーキットやジムカーナなどモータースポーツの技術に基づいて速さだけを追求するガチンコのセミプロ集団で、舘智幸や須藤京一といったプロレーサーも多く輩出している強豪である。
塾生たちは塾長でもある東堂の厳しい指導の影響からなのか、勝利のためにバトルでのフェイントや軽いプッシングなどの少々えげつない戦術も日常的にとっている様子が描かれた。
主なホームコースである塩那道路も未開通で一般車が通らないため完全に東堂塾のトレーニングの場となっており、様々な面で作中の走り屋チームとは一線を画す。この辺りは赤城レッドサンズとも共通する部分がある。
元塾生である須藤京一は、卒業して一チームのリーダーとなった現在も東堂塾との対戦をなるべく避けており、ライバルの高橋涼介が率いるプロジェクトDがそこに挑戦状を送り付けたと知った際は流石に心配して涼介へ電話を入れている。
また東堂がホンダ車好きなのかデモカーがシビックだが、その影響からなのか塾生もホンダ乗りが多く、劇中でバトルに参加したメンバー全員がホンダのFF車をもってプロジェクトDと対戦した(OBの須藤京一のみ三菱のランサーエボリューションに乗っている)。
主なメンバー
現役メンバー
二宮大輝
CV:森川智之
現役塾生の中では最速と言われ、歴代でも塾内でトップ3と評される実力者で、自身の走りに絶対的な自信を持つ。
チャラチャラしたノリの走り屋が大嫌いであり、また自分の実力への過信から相手を見下すような態度を取ることも。
スマイリー酒井
CV:高瀬右光
二宮と並ぶ東堂塾のエース格の一人で、二宮の先輩にあたる。
フェイント戦術など、駆け引きを多用するレースを得意とする。
愛称である「スマイリー酒井」の由来は、集中力が高まるとひきつって笑ったような顔になるからだという。
関係者
舘智幸
東堂塾OBで現在はプロレーサーとして活躍している。
後輩からは「トモさん」の愛称で慕われ、塾生時代に同期だった須藤京一からはその高い実力から塾生当時から『別格』だと恐れられていた。
東堂
CV:土師孝也
東堂商会の社長であり東堂塾長。
元ラリースト。
現塾生の二宮らだけでなくOBの舘にも多くのアドバイスをしている。
須藤京一
CV:田中正彦
元東堂塾生で現在はエンペラーのリーダーで、後にラリーストとなった。
塾生当時の舘をよく知る人物で、主人公の藤原拓海に初めて黒星をつけたのちに高橋涼介と互角の勝負をし追い詰めた作中屈指の実力者の須藤でさえ、舘の事は恐れていた。