概要
キャンパス
東京都渋谷区富ヶ谷に本部を置き、北は札幌市から南は南阿蘇村(阿蘇山のカルデラ内)にまで8つのキャンパスを持つが、中心となるのは11学部と大学院を有する平塚市の湘南キャンパス(最寄り駅は小田急線東海大学前駅)である。
平成28年熊本地震において阿蘇キャンパス(旧・九州東海大学農学部)が崩壊し、実習だけを南阿蘇で行うこと決定し再建を断念。現在は熊本キャンパス(旧・九州東海大学応用情報学部、工学部)で授業を行っている。
系列
姉妹校として国際武道大学、系列校として東海大学短期大学部、東海大学医療技術短期大学がある。
附属学校としては一貫教育校1、中高一貫校4(東海大学付属相模高等学校・中等部など)、高等学校6、幼稚園3がある。
付属学校に準ずる学校法人として学校法人東海大学甲府学園(東海大学付属甲府高等学校)、学校法人東海山形学園(東海大学山形高等学校)、学校法人菅生学園(東海大学菅生高等学校・中等部、菅生学園初等学校、多摩学院幼稚園)がある。
高校野球の強豪校も多く、選抜大会では校名に「東海大」と付く高校が8校も選出された年がある。
創立者・松前重義
1945年8月15日に財団法人国防理工学園の航空科学専門学校と電波科学専門学校が合併して東海専門学校となり、10月に東海科学専門学校と改称。1946年に旧制東海大学に昇格。1950年4月に新制東海大学となった。
「東海」は、東海地方ではなく、アジアから見て東にある太平洋を表す。
創立者の松前重義は逓信省の官僚で、無装荷ケーブルなどを発明した工学博士でもあり、「戦後資源の乏しい日本の発展には科学技術の開発と平和利用が必要だ」と考え、「調和のとれた文明社会を建設することのできる人材を育成する」という理想を掲げている。
松前重義は高専柔道に励み、全日本柔道連盟理事、国際柔道連盟会長を歴任という経歴もあってか、建学の精神には「若き日に汝の体躯を養え」とあり、体育科目が必修になっている。
幼稚園から大学まで、松前重義についてとくとくと説かれるので、東海大および付属学校出身者には松前教が染み付いている。
著名な出身者
柔道
野球
サッカー
陸上競技
プロレス
ドライバー
作家
漫画家
声優
俳優
お笑い
ミュージシャン
T-BOLAN PENICILLIN BASEBALLBEAR
実業家
余談
エフエム東京(TOKYOFM)の前身は東海大の通信授業放送用の実験局「FM東海」であり、現在でも東海大が同社筆頭株主である。