概要
CV:船戸ゆり絵
日向光莉とは、「ハイスピードエトワール」の登場人物である。
九頭竜明莉と共に、プリマステラという双子のバーチャルアイドルグループを結成した。
キャッチコピーは「記憶力抜群のHikari(Switch版にて)」
なお、本作には「現実世界」と「バーチャルアイドル」の双方に「日向光莉」が存在している(第11話放送時点)。
「現実世界の日向光莉」は、主人公である輪堂凛の親友であり、凛の所属する武戦(ぶぜん)レーシングのアシスタントとして凛のサポートを行っている。性格は可愛らしい見た目に反してかなりさっぱりとしており、時には世事に疎い凛のツッコミ役となったり、またある時には厳しい事を言ったりもするが、一度は大きな挫折をした彼女を心配しつつも大事に思い、共に夢に向かって駆け抜けてゆく心優しい少女である。
ちなみに、武戦レーシングのチーフメカニックである日向源治郎は彼女の祖父である。
対する「バーチャルアイドルの日向光莉」は、レース当日はプリマステラの「Hikari」として、ライブだけでなく観戦客に向けたサーキットや周辺の名物グルメなどの紹介、レースのルール説明、更にはゴール時のチェッカーフラッグやレース中にドライバーに対して振られる各種レース旗の掲示といった、コースマーシャルに準じた仕事もこなしている。
正体
以下、ネタバレのため閲覧注意。
「現実世界」と「バーチャルアイドル」の「日向光莉」は、同一人物である。
なぜか凛には、自分がプリマステラのHikariである事は話しておらず、これまでにも
- 第2話で描かれた凛のデビュー戦、武戦レーシングのアシスタントである彼女も当然ながらレース当日はチームに同行していたが、スタート直前に凛のマシンがコースに出ていった直後からレース終了後まで、何故かチームのピットから彼女の姿が消えている(凛がピットアウトした直後にプリマステラの二人が登場する)
- 同じく第2話、タイヤ交換直後でペースが上がらず、他車に抜かれた凛が「なんか抜かれたんですけどぉ!」と叫んだ際には「そういうもんなのよ」と、プリマステラのHikariではなく普段の光莉の口調でツッコんでみせる
- 第3話の冒頭で凛と電話している際にも、密かにプリマステラの動画(演出の都合上、動画は不鮮明にされている)を流しながらレッスンをしている
- 第8話では、雨の中を激走する凛に向けてHikariがサムズアップする描写がされる
- 第11話では、まるで白鳥と黒鳥が激しく舞うかのごとくサーキットを駆け抜ける凛とクイーンの二人の対決を、バレエ作品である「白鳥の湖」の登場人物になぞらえ、「オデットとオディール」と評す(更に「羨ましい」とも)
上記のように、光莉とHikariが同一人物である可能性を示唆する要素が、視聴者側には度々提示されていた。
第11話までは劇中及び公式でもその事については明確にはしておらず、EDテロップのキャスト欄も光莉とHikariの両方が掲示されていたが、第12話(最終話)にて、プリマステラの衣装のまま武戦レーシングのピットに現れ、キングとの激闘を繰り広げる中で疲労の色が濃くなっていた凛にどう言葉をかけるべきか逡巡していた監督代行の千登世に代わり、無線で『凛っ!キングに抜かれたら大阪湾に沈めるわよ!』という、少々(なのか?)物騒だが心のこもったエールを送ったのだった(更に、珍しく光莉がピットに現れた理由を凛に問われると、少々照れながら「頑張れって、言いに来た…」とも語っていた)。
ちなみに、正体について凛以外のチームメンバーにも秘密だったようで、プリマ姿の彼女を見た千登世もひどく驚いていた(なお、源治郎の方は特に驚くでもなく「派手な格好してんなぁ」という程度の様子で見ていた)。
そして最終話放送と同日に情報解禁となった、11月21日に発売予定のゲーム「HIGHSPEED Étoile Paddock Stories(ハイスピードエトワール パドックストーリーズ)」の公式サイトにおいても、「光莉とHikariは同一人物である」と公式に明言された。
ちなみに、「AkariとHikariは双子の姉妹」という設定だが、基本的にどちらが姉か妹かは特に固定はしておらず、各地での営業活動毎に交代しているようである。
(参照)