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爆走兄弟レッツ&ゴー!!

ばくそうきょうだいれっつえんどごー

『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』とは、こしたてつひろ作のコミック作品、およびそれを原作とするメディアミックス作品。
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走れ、僕の夢


走れ、未来へと


概要編集

いわゆるホビー漫画と呼ばれるジャンルの1つ。ミニ四駆のうち主にフルカウルミニ四駆リアルミニ四駆を題材にした作品。第2次ミニ四駆ブームを巻き起こし、アニメ、映画、ゲーム、CD、トレーディングカード、シールなどといった、様々なメディアミックスを展開した。

略称は「レッツゴー」「レツゴー」「レツゴ」など。作品名の読みを「レッツ“”ンドゴー!!」とされる事が時折あるが、正しくは「レッツ“”ンドゴー!!」なので注意。


原作は「月刊コロコロコミック」にて1994年6月号から続編の『爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX』にまたがって1999年10月号まで連載された。単行本は全13巻。(MAXシリーズは7巻)


元々は前後編に分けた読み切り漫画で掲載だった。これは『ダッシュ!四駆郎』が終わって新しくミニ四駆漫画を作る際に人気が出るか分からなかったため。人気が出たので連載となった。


ストーリー編集

兄の星馬烈と弟の星馬豪星馬兄弟レッツゴー兄弟)は、性格は正反対だが三度の飯よりもミニ四駆が大好き。

ミニ四駆開発者である土屋博士はミニ四駆の可能性を試すため、彼らに新型ミニ四駆であるフルカウルミニ四駆第1弾セイバーをそれぞれに与え、烈はコーナリング重視のソニックセイバー、豪は直線重視のマグナムセイバーへと進化させ、そのマシンでGJCウィンターレースに出場した2人は、アクシデントで失格となるものの、一躍有名となった。


現実世界における当時の公式レースの出場資格は小学生と中学生であったが、本作の過去の世界では中学生は公式戦に出場できず、アニメ版では少年時代のファイター(杉山闘士)がそれに直面し、苦悩する場面があった。


続編・スピンオフ編集

爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP(WGP編)編集

当初は無印編で終わる予定だったが、第2次ミニ四駆ブームの影響で延長になった。

第一回ミニ四駆世界グランプリが日本で開催されることになり、全世界の猛者達と戦う物語。劇場版『暴走ミニ四駆大追跡!』も公開された。

詳細は『爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP』を参照。

原作(単行本)ではこのWGPの時期は無印編から独立しておらず、タイトルに『WGP』がつかない。


爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX(MAX編)編集

主人公を交代したシリーズで、前作の主人公達が第二回ミニ四駆世界グランプリ開催地であるアメリカへ旅立つ時期から物語が始まる。

詳細は『爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX』を参照。



爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers!!編集

コロコロアニキ』で連載された原作漫画の続編。後にコロコロオンラインにてWebで連載。

詳細は『爆走兄弟レッツ&ゴー!! Return Racers!!』を参照。


レッツ&ゴー!!翼ネクストレーサーズ伝編集

『Return Racers!!』に登場したを主人公にしたスピンオフ作品で、『コロコロイチバン!』で連載された。

詳細は『レッツ&ゴー!!翼ネクストレーサーズ伝』を参照。


登場人物編集

原作では女性キャラクターの割合が少なく、アニメでは女子が増やされた(それでも男子の比率が高い)。



※世界編でのTRFビクトリーズ所属者を便宜的に主要登場人物とした。


登場マシン編集

無印・原作の無印編に登場したもののみ。

フルカウルミニ四駆リアルミニ四駆の記事も参照。



※1 ベースはモンスタービートルJr.

※2 ベースはマンタレイJr.


アニメ編集

アニメはテレビ東京とその系列局(TXN)各局にて月曜の夕方6時台前半に3年間にわたり放送。TXN放送局がない県では、他の放送局にてそれぞれの時間帯に放送された。


3シリーズ通して言えることだが、アニメは設定の一部を引き継いでいるが、ほとんどアニメ独自の展開になっている。これはアニメの展開が早々に原作に追いついてしまったためである。第1シリーズの19話まではほぼ漫画通りの展開だが、それ以降はキャラなどは同一人物であっても展開は別物となっている。アニメオリジナルキャラも多い。


原作とアニメ共にマシンがレーサーの意思に反映してカーブをしたり、武器や必殺技を出すシーンが数多く見受けられるが、無印編は理系顔負けのカスタマイズや機械仕掛け化、コースの地形を利用する事で実現し、アニメWGP編ではGPチップと呼ばれる人工知能でマシンが自在に動く根拠とされた。

しかしMAX編ではかなり演出重視になっており、特別な根拠もなしにマシンが自由自在に動く描写が多く描かれている。


アニメのDVD-BOXには光過敏性発作(所謂ポケモンショック)の対策として残像処理がされたが、「逆にVHSよりも見にくい」とファンからは不評であった。劇場版には処理はされていない。

ブルーレイ版は残像処理はされておらず、HDテレシネにてリマスタリングされ、オリジナルよりも画質が良くなっている。

現在ではどちらも価格が跳ね上がっており、入手が難しくなっている。

2024年には2枚組となった一気見仕様のブルーレイも発売された。


日本国外でも、中国中華人民共和国)、韓国イタリア中東の国々で放送されたが、一部の設定が変わっているものも。

例:韓国ではTRFビクトリーズは韓国代表。

  イタリアでは烈がRicky、豪がGhigoとほとんどのキャラの名前が変わっている、など。


主題歌

楽曲名(オープニング)歌手   備考 
ウィニング・ラン! ~風になりたい~(#1~#25)山形ユキオ歌手の山形ユキオは以前、『ダッシュ!四駆郎』のアニメにも出演している。
FLESH & BLOOD ~二つの想い~(#26~#51)G-CRISIS歌い方のイントネーションやPVの世界観が独特で、ファンの間ではネタにされることも。また、アニメ放映では1番が歌われたが、2番の歌詞が使われている箇所がある。
楽曲名(エンディング)歌手   備考 
ヨ!ブラザー(#1~#12)ブギー・マン1994年に「Pachinko Man」をヒットさせた歌手。三木道三が出るまでレゲエ唯一の成功例とも呼ばれた。
傷つくこともできない(#13~#25)梶谷美由紀美少女戦士セーラームーンSuperS』のエンディング曲『らしくいきましょ』などを歌うアニソン歌手。また、ED映像は描いた絵のようなビクトリーマグナムが走るというものだが、後期になると視聴者が描いたオリジナルマシンも登場する。
恋のターゲット・ボーイ(#26~#39)THE PINK HOPS96年当時一斉を風靡した洋楽デュオME&MYの「Baby Boy」の日本語カバー。映像でビクトリーマグナムVマグナム)が走行しているコースは1996年のミニ四駆ジャパンカップのコース。一気見仕様のブルーレイには、権利上の都合でこの曲が収録されず、作中のBGMに差し替えられた。
夢の涯てまでも(#40~#51)PERSONZBOØWYとは深い交流関係にあった女性ボーカルJILLを中心にしたロックバンド。同バンドのファンだった当時のスタッフのオファーで決まったもの。映像では順にバンガードソニックネオトライダガーZMCビークスパイダーブロッケンGレイスティンガースピンコブラサイクロンマグナムが登場する。

各話リスト

ここでは、シリーズ一年目の51話を記す。

話数サブタイトル
1ミニ四駆兄弟登場 走れセイバー!
2ウインターレース 波乱の決勝戦!!
3謎のフルカウルマシン!
4嵐の兄弟対決!爆走ダウンヒルレース!
5再対決!トライダガーX 地下水路の戦い!
6危うしマグナム!稲妻走りの新マシン!!
7激突!コーナー勝負 ソニックセイバーVSスピンアックス
8かっ飛べマグナム!スプリングレースをめざせ!
9強敵大集合!火花を散らすスプリングレース
10必殺マグナムトルネード!
11烈の危機!残されたチャンス
12豪の挑戦!マグナムを取り戻せ!!
136人目のフルカウルレーサー
14脅威の最強マシン 大神博士の野望!
15ギャングと対決!ご先祖様を守れ!!
16火山口の死闘!セイバー絶体絶命!
17Vマシン誕生!勝利の明日に賭けろ
18走れVマシン!危険がいっぱい遊園地レース
19強敵JBを倒せ!!友情のVパワー
20消えたマシン トライダガーX!
21チイコ大旋風 対決!星馬兄弟
22帰ってきたあいつ 恐怖の切り裂きマシン!
23缶詰工場の決闘!新たなる旅立ち
24スピンコブラ発進!ニューマシン開発指令
25サマーレース開催 ミニ四駆の熱い夏!
26傷だらけのゴール!涙のトライダガー
27炎のニューマシン よみがえれトライダガー
28焼結!驚異のZMC 鷹羽リョウ完全復活
29激流パニック!ミニ四駆救助隊
30海だ!サルだ!チームワークで大勝負
31ブロッケンG登場!破壊の重量級マシン
32ゆうれいと対決!学校七不思議レース!!
33砂嵐の戦い!ルール無用の大神レース
34キャンプで決戦!追いつめられたJ
35敵はVマシン!レッツゴー奪回作戦
36幻のスコーピオン 伝説のミニ四駆
37レイスティンガー!大神の切り札!
38復活!マグナム その名はサイクロン
39サイクロン上陸!俺は天才デザイナー
40白熱のオータムレース
41対立!Jと豪 危うしサイクロン
42ミニ四師匠 豪!?秋祭りレース開催
43王子様とレース!ジュン愛逃避行
44マグナム絶好調!烈のあせり
45烈の裏切り!?ソニックVSマグナム
46復活のJ!プロトセイバーEVO
47火花散るラストチャンス!
48SGJC開幕!!波乱のスタート!
49レッツゴー大苦戦!爆進!破壊軍団
50大激戦!雪山レース過酷な第2グラウンド
51栄光の表彰台!!勝利のミニ四駆

SGJC

読みは「スーパーグレートジャパンカップ」。アニメでの全国大会。4つのシーズンレースの中で、一度でも3位以内に入賞できれば、出場資格があたえられる。しかし、無印の時代では大神博士が特別レースを新設してことにより、出場者が増えた。

烈豪兄弟らが達が出場したSGJCは、上記の48話~51話までのエピソードとなる。3日に分けて行われ、1位~6位にポイントが与えられ、総合ポイントが多い者が優勝となる。

  • 1日目

富士の子サーキットの1周3000mのコースを4周する。ピットインはガレージの中でのみ許される他、電池以外のパーツ交換は2回まで。


  • 2日目

雪の峠のクロスカントリー。ピットについての制限はない


  • 3日目

小島のコースを3周し、その後、橋の1.5kmのストレートを抜けてゴール。電池・タイヤ交換は3回までOKだが、ピットは所定の場所でのみ可能。また、ピット以外でマシンに触れられないので、停止したり転覆するとほぼ詰みである。


WGP編とMAX編にもシーズンレース回がある。SGJCは描かれなかった。

原作ではシーズンレースはなく、グレートジャパンカップで統一されている。



他メディアミックス編集

ゲーム編集


ドラマCD編集


声優について編集


pivivにおいて編集

キャラクターイラストが大半だが、マシンのみの画像も存在する。

カップリングはBLが大半でNLはあまり見かけなかったが、『Return Racers!!』が連載開始されて以降は若干増えつつある傾向にある。


関連イラスト編集

うぃーあーざ・ビクトリーズばくそうきょうだい


関連動画編集


関連項目編集

爆走兄弟レッツ&ゴー!! レッツゴー フルカウルミニ四駆 リアルミニ四駆 レツゴ50users入り レツゴ100users入り レツゴ500users入り レツゴ1000users入り こしたてつひろ


爆転シュートベイブレード - 同じく熱狂的なブームを引き起こしたベイブレードを題材にした漫画作品。コロコロコミック等で原作漫画を連載し、テレビ東京系列にて月曜の夕方6時台前半にアニメを3年間にわたり放送し、2年目の夏場にはアニメ映画を上映した点も共通するホビーメディアミックス作品。高乃麗氏など、本作にも出演した声優が複数いる。


ミニ四駆RC伝説燃えろ!アバンテ兄弟 - こしたてつひろ氏によるミニ四駆漫画。


ドッジ弾平 - こしたてつひろ氏によるドッジボール漫画。テレビ東京系列にてアニメ化した共通点も持つ他、後に主人公の子どもが主人公となった続編(ドッジ弾子)も連載される。


バケツでごはん名探偵コナンアニコナ) - 同じく1996年1月8日にアニメ放送が始まった漫画作品。原作漫画の連載が小学館の漫画雑誌(『バケツでごはん』はビッグコミックスピリッツ、『名探偵コナン』は週刊少年サンデー)なのも共通。『レッツ&ゴー!!』と異なり、この二番組は主にNNN系列での放送。


カップリング

烈ジュン 烈チイ リョウジョー 豪ジュン ファイたま 豪烈(BL)

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