概要
小学館のWEB漫画誌「週刊コロコロコミック」にて、2022年11月28日より掲載中の漫画作品。
作者はこしたてつひろ。同氏が1989年から1995年まで「月刊コロコロコミック」など複数誌で連載していた「炎の闘球児 ドッジ弾平」の続編であり、同作の主人公であった一撃弾平の娘・弾子のストーリーを描く「現代版・熱血ドッジボール漫画」である。
前作で小学生とは思えない体格のキャラクターが頻繁に登場した反動か、舞台が「球川小学校」から「新球川小中一貫校」となり、中学生のキャラクターが登場するようになった。
登場人物の大半は女子なのだがどのキャラもやたらあのワードを連呼したり、(局部こそ隠されているものの)公然とヌードになって徘徊するシーンが多いなど令和式にフォーマットされた下ネタが展開されているのが特徴。
あらすじ
弾平のソウルを受け継ぐ弾平の娘・弾子が、危険という理由で廃部になってしまった「闘球部」を復活させ最強のドッジボールチームを作るべく、部員集めに奮闘する。
立ちはだかる現代の常識に、弾子は打ち勝つことができるのか!?
主な登場人物
一撃家
弾子の父。祖父・弾十郎の時と同様「死んだものだと思ってくれ」の後に旅に出たのかは不詳だが、弾子にとっては「父は死んだ」とされている。その墓標は、弾十郎のものとされる大きな墓石よりもはるかに巨大。
義母である遥と同じスイミングスクールのインストラクターをしている弾子の母、誰かはリンク先を見てのお楽しみ。
弾子の祖母、前作から20年以上経過してると思われるが美貌は健在
小仏家
弾子の親友で、珍念の娘。父の「珍」の一字を貰って名づけられたが、名前の読みがもろアレ。
珍子の父。修業期間を終え、正式に闘久寺の僧侶となった。
新球川闘球部の仲間たち
新球川小中一貫校に在籍する中学生。スタイルの良い身体付きで、中学生男子生徒にモテモテ。闘球部に入部する代わりに100万円のギャラをせがむ。
もち子の友人で、愛称「スージー」。スポーツ万能で複数の部活を掛け持ちしている。弾平の代でやっていた速球勝負で弾子に勝つも、的として使用した銅鑼の五月蝿さは弾子に敵わず、闘球部への入部を決めた。
新球川小中一貫校の初等部4年。作中で初めて所属学年が明記された人物。ハチ型監視ドローンを操るハイテク少女で、校長の依頼で生徒を監視する見返りに屋上に専用の個室を構える。
OB火浦高志の娘。高いキャッチ力を持つ。
かつてのキャプテン三笠の娘。非常に長身で回避能力が高い。普段は堂々としているが臆病な面もありすぐ颯美の背中に隠れてしまう。
聖アローズ学院
聖(セント)アローズ闘球部を率いる二階堂大河の娘。弾子を自分の永遠のライバルと見ている。
平子に仕えるメイド。名前の読みはもあ。自称、聖アローズの見る者。小柄で眼帯を着けている。羽仁衣と同じく監視役を務めクモ型の小型ドローンを操る。
平子に仕えるメイド。五十嵐剛の娘で親と違わないマッシブな体格ながら乙女チック美女でもある。
平子に仕えるメイド。名前の読みはあかり。ワイルドな性格で大きいリボンをつけている。
平子に仕えるメイド。冷徹な性格でメガネをかけている。
平子に仕えるメイド。名前の読みはうらら。明るい性格で語尾に「っす」をつけて話す。
平子に仕えるメイド。クールな性格だが三田村と息がピッタリらしい。
土佐アタッカーズ
土佐アタッカーズの主将。褐色肌でコミュ力が高く新球川闘球部や聖アローズとも意気投合している。
USバッファローズ
ブラックアーマーズ
リーダー。父親と同じく左顔面に創を持つ。(但し利き手は逆)
前任に倣って実力主義を掲げる一方、メンバーに労いの言葉を掛けたり傷を付けた相手チームに対して仇討ちと称して必要以上に痛めつけるなどメンバーのことを切り捨てたりせず大切に思っている模様。
チーム一大柄な女子で両手で一度に複数のボールを投げる能力を持つ。
チームの鉄砲玉を務める唯一小柄なメンバー。血気盛んな性格。
宇佐美の発射台を担当する大柄な女子。相方の宇佐美のことを気に掛けている。
インテリ系で眼鏡を掛け他チームの分析を担当。
読者投稿チーム(仮)
鳥音道ルリ
原作者はハラショーこと原田将太郎先生。
運川涙子
稲荷アゲ子
雪村りんご
幽嬉霊奈
花咲翔子
墓場麻美伊
余談
第1話では表紙がフルカラーで描かれていたが第2話以降では白黒で描かれているため、第1話に登場していなかったキャラクターの服や髪の色が不明のまま連載が続いていた事もあり、ファンアートでは各自がそれぞれの描き手の解釈で描いているのもあって色が一定していなかったが、2023年1月9日にフルカラーの特別イラストが公開、江袋もち子はピンク髪、スーザン・キャノンは金髪、音花羽仁衣は緑髪と判明。16日のイラストでは全員の普段着の色も明確になった。
単行本1巻の発売の際に、それまでのイメージを覆すスタイリッシュな表紙がデザインされ、作品名の英語表記も記載されたが「炎の闘球女」をそのまま訳した結果「FLAMING RUGBY GIRL」になってしまった。(後にFLAMING DODGE GIRLに修正された。)
関連動画
コロコロ公式YouTubeチャンネルによる、一巻発売記念1話ボイスコミック
弾子役は日髙のり子、それ以外の他のキャラは別のキャストと思われるが非公開。
ブラックチャンネルとのコラボアニメ
弾子と珍子が登場、声はボイスコミック版から継続と思われる。
関連項目
爆走兄弟レッツ&ゴー!!Return_Racers!!…同作者の作品・爆走兄弟レッツ&ゴー!!の続編。こちらも主人公の子どもが登場している。
ドッジファイター一撃…同作者が2002〜2003年に『月刊コロコロコミック』で連載していた漫画作品。打ち切りにより全3話で終了している。こちらにも弾平の息子「一撃闘志」が登場する。本人曰く「父ちゃんは行方不明」とのことで、街をいろいろ回りながら父の足取りを探っているようである。現状では話の繋がりがあるかどうかは不明。