概要
作者はこしたてつひろ。
「月刊コロコロコミック」「別冊コロコロコミック」(いずれも小学館)にて1989年から1995年まで連載された。単行本は全18巻。
テレビアニメ化もされている。
小学生に大人気を博し、ドッジボールブームを巻き起こした。
ストーリー
ドッジボールが大好きな一撃弾平は、小学校に入ったら闘球部(作中ではドッジボールを「闘球」と表記しているが、本来は「避球」。「闘球」は通常ではラグビーを指す)に入ると決めワクワクしていた。一撃弾平の父親たる一撃弾十郎は伝説的な闘球選手であった。
登場人物
球川小学校
聖アローズ学院
土佐アタッカーズ
ブラックアーマーズ
荒崎小
風間小
幻武小
家族
その他
テレビアニメ
1991年10月14日から1992年9月21日までテレビ東京系列局月曜19時台前半にて全47話が放送された。
アニメーション制作はアニメーション21。
地区大会決勝時点で原作の展開に追いついたため、アニメオリジナルの展開で物語を纏めている。
放送時期にずれはあるが、多くの系列外局でも放送された。1995年にはNHK衛星第2テレビ『衛星アニメ劇場』で放送された。2007年11月には、『おはスタ』内の1コーナー“コロコロコミック誕生30周年記念 伝説のアニメセレクション”にてダイジェスト放送もされた。また、2008年にはTOKYOMXで再放送された。
韓国では「불꽃 슛 통키」のタイトルで放送され、1993年には日本製作会社と何の協議もなく実写映画が制作され、弾平役は小柄な女性俳優が演じた。
1993年には、バンダイビジュアルから本作を収録したVHSビデオが順次発売されたが、現在は、全巻廃盤となっている。DVD版・Blu-ray版もリリースされていない。
ただし、続編のドッジ弾子が掲載開始した2022年末の時点でU-NEXT、Amazonプライムビデオ、バンダイチャンネルなどで全話配信されており視聴することは容易である。
そして2023年10月25日にフロンティアワークスからBD-BOXが発売されることとなった、BOXと名が付いているがオリジナルマスターからデジタルリマスタリングしさしたハイレートSD画質で1ディスクに約9時間を収録した2枚組で、VHSビデオの巻末に収録していた「次巻予告」映像集や原作者描き下ろしイラストをインナージャケットに使用する一方で各話の次回予告は現存するオリジナル原盤の都合で未収録である。
ちなみに放送当時の同時間帯にテレビ朝日で藤子不二雄作品のアニメ化をする予定だったが、既に他局で同じ小学館(コロコロコミック)の本作が放送されていたためにクレヨンしんちゃんが繋ぎとして入ったものの社会的ヒットになり定着した逸話がある。
声優について
声優の何人かは、同じくこしたてつひろ氏が原作をてがけテレビ東京系列でアニメ化した『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』シリーズにも出演。とりわけ日髙のり子氏は『爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX』にて主人公の一人である一文字烈矢を演じ、再度主演を務めた。また、永野広一氏は本作で固有名詞をもたない生徒役でデビューし、『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』シリーズでは水沢彦佐などで出演した。
主題歌
オープニングテーマ
作詞:秋谷銀四郎 作曲:馬場孝幸 編曲:赤坂東児 歌:徳垣とも子 with HOLD ME隊
エンディングテーマ
「夢のボール」
作詞:秋谷銀四郎 作曲:馬場孝幸 編曲:赤坂東児 歌:水木一郎
関連動画
関連タグ
バーコードバトラー:コロコロ本誌に本作のバーコードカードが付属したほか、ゲーム機『ジャンケンマン』の景品としてカード化されたことがある。
ミニ四駆RC伝説燃えろ!アバンテ兄弟、爆走兄弟レッツ&ゴー!!:同作者のコミック作品。実は世界観を共有しているようで、アバンテ兄弟に弾平と珍念がゲストで登場している他、弾平のとあるエピソードにレッツ&ゴーの星馬一家が1コマだけだが登場している。
炎の闘球女 ドッジ弾子:本作の続編。