『待っていたのさ、お前の注文通りにな!』
プロフィール
概要
大神軍団の一人で、レイスティンガーを操る。
黒髪の長髪が特徴的で、一見すると女子に見えるがれっきとした男子である。一人称は「オレ」。
性格は残忍で唯我独尊。原作漫画の単行本9巻では人物像を「ごう慢で冷徹」としている。その性格は操るレイスティンガーの残忍さにも現れている。目的の為ならば手段は選ばない。
高い実力からか他を見下す傾向にあり、時には大神博士にも反抗を見せる。ただし、同い年でもある近藤ゲンには仲間意識を持っているようである。
冷たい騎士、闘士を燃やして
SGJCでは、Bセクションまでの獲得ポイントでは1位であった。
一度、岡田鉄心から『自分の手でマシンをいじってみたらどうだ?』と勧められると
『【自分の手で改造する】というのは 考えたことがなかった・・・』と口にする。
その言葉を聴いてから自らの手でマシンを調整するという初の試みをするが、大神博士によって阻止されてしまった。
SGJCのCセクションにて、豪から『お前は【ミニ四レーサー】じゃねぇ! 大神から貰ったマシンをただはしらせているだけじゃねぇか! どこがおもしろいんだよ、そんなの!!』それに付け加え『自分で育て上げたマシンで勝利を掴むから面白いんじゃねぇか!!』と告げられる・・・
ピットに入ると、レイスティンガーに装備されていた槍を外し【自分が育て上げたマシンでレースをする】というミニ四レーサーのルールにのっとり豪が来るまで待つ (この真実を知らぬ、ファイター達は【マシントラブルで、レイスティンガーがピットアウトできない】と感じていた)
豪とサイクロンマグナムの姿が見えると、ピットアウトの態勢を取り 豪と並んだ瞬間再びレイスティンガーと共にコースを駆ける。
『勝負だ!! レイスティンガーとマグナム・・・・どちらが速いか!』と自身が初めて育てたレイスティンガーと豪が育てたサイクロンマグナムと一騎打ちを仕掛ける。
スピード勝負においてもレイスティンガーとサイクロンマグナムは互角だったが、槍をもぎ取ったことでマシンのバランスが崩れておりコースアウト。怒りに任せてマシンを叩きつけて破壊してしまうが、レースの決着後には破片を拾い集める彼の姿があった。
結果を見届けた鉄心は「大神は子供達に乗り越えられた」と諭した。手を加えることを許されないマシンを走らせるだけでは満足できなかったからこそ、レイは大神に与えられるだけの勝利を擲ち敗北を招いたのだった。
(Bセクションで同じことをしたゲンは1位になっているのが皮肉ではある)
WGP編ではゲンや沖田カイとは異なり、大神のもとを離れていても「勝利こそが全て」という持論や精神は変わらず、Jをバトルレースに引き戻そうとした。
SFCゲーム『POWER WGP2』では「アーム」という名前でフランスの「レ・ヴァンクール」というチームに参加している。ただし他メンバーの芝居がかったセリフなどには呆れているらしい。
PSゲーム『エターナルウィングス』ではバトルレースから足を洗い、大神研究所の跡地で大神マリナと出会う展開がある。
漫画のReturn_Racers!!にも登場。
3話と4話に登場したが、レイスティンガーを破壊された。
中学生編にも登場。カイ、ゲンと共に運び屋をやっている。何を運んでいるかは不明。改心したのかも微妙。成り行きで星馬兄弟と勝負することになるが、豪のグレートマグナムRを相手に敗北。
マシン
指輪から発せられる赤外線に追尾する機能を持つ。
内部には長針が仕込まれていて、相手に接近し後ろからブスリと串刺しにすることが可能。
アニメでは星馬豪のビクトリーマグナムを粉々に破壊したマシン。
大神マリナのファイアースティンガー、下記のシュヴァリエ・ド・ローズの原型となっている。
原作では無人稼働する黒い量産型が登場している。
レイスティンガーには大神に与えられてからは自身で手を加えたことがなかったが、深い愛着を抱いている。
原作では、大神にコントロールを奪われるとコントロールをしている小型ポッドに向けてダーツを投げて取り戻した。 この行いを見た豪から「お前も、ミニ四駆が大好きなんだな!」と言われ、ファイナルフォーメーションの一翼を担う。
アニメでは、上述のとおり 鉄心から言われた言葉に影響を受け、工作室で槍を取り外そうとしたが一度は失敗。 だが、SGJCにてカイの発言から自身も武器を使わない 【自分が育て上げたミニ四駆】で勝負するため槍を取り外し サイクロンマグナムとストレートコースでの一騎打ちを仕掛けた。
SFCゲーム『WGP2』のフランスのミニ四駆レースチーム「レ・ヴァンクール」が使用するマシンで、レイスティンガーの改良型。
開始直後は相手の後ろを走るが、後に驚異的な速度で相手を追い抜くという戦法を取る。
その実態はマシン内部にハッキング機能が搭載されており、相手マシンのGPチップにハッキングしデータをコピーする、という反則スレスレのマシン。
演者について
土方レイを演じた木藤聡子氏は、本作と同じくこしたてつひろ氏が原作漫画を描いたテレビ東京系列のアニメ『ドッジ弾平』にて藤堂みさとを演じた。『レッツ&ゴー!!』シリーズでは無印の7話でアキラ(MAX編の桜林アキラとは別人)を、WGP編にてサバンナソルジャーズのサリマを演じている。