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CV:椎橋重


「面白いガキ共じゃ…。土屋がこいつらを選んだ理由(ワケ)が解って来たわい……。

 どれ、力を貸してやるかぁ…。」


「強い力は周りや自分をも傷付ける…、そう言う例をワシは幾つも見て来た。

 お前さんは大丈夫かな…?」


「その言葉!信じようっ!」


概要編集

山に住んでいる陶芸家。丸いサングラスが特徴の老人で、家の中には自身が生み出した多くの陶芸品が並んでいる。畑を作って食物を製作して自給自足の生活を送っている。栽培しているものはジャガイモやトマトなどの野菜が中心。

色々とすごい人物(後述)だが、変人でもある。原作でもアニメでも色々とやっており、

星馬烈のズボンを後ろから下ろしたり、WGP開催の挨拶で放屁したり、レースクイーンの格好をしたり、テレビ(しかも生放送)で予想外の行動をして放送中断になるという放送事故まで起こしている。

運動神経もよく、劇中でも何度か披露している。


すけべなところもあるらしく、ある意味この人物と似てなくもない。


星馬豪は彼を「じいさん」(切れている時は「クソジジイ」)呼びしている。他のほとんどの人物は「鉄心先生」、WGP関係者は「Mr.鉄心」と呼んでいる。 ※ファンからも「鉄心先生」と呼ばれている


名前の由来は、文人で思想家の「岡倉天心」。



老兵が生み出した最初のZMC採用マシンとは?編集


かつて優れた技術者で、土屋博士大神博士と共に仕事をし彼らから「鉄心先生」と呼ばれていた。 (この時にフルカウルミニ四駆のラフスケッチを起こしており、長い時間をかけて育てていて、それを観ていた土屋から質問を受けた際に『これか? これは、10年先を往くマシンだ』と打ち明けていて、日々研究所で残業をしていたほど。 この日々が多かったのか 大神から『先生・・・今日も残業ですか?』と尋ねられたほど)



土屋にフルカウルミニ四駆の原点となるマシンを託し、技術者としての第一線を退くと世界各国を回って新素材の研究に打ち込む。 日本では限界を感じたため中国へ飛び、そこで焼き物に感銘を受け、大三元の下で焼き物の修行を受ける


 その時に閃いたのが、セラミックの硬度とグラスファイバーの柔軟性を併せ持つ【ZMC】。これを用いて生み出された、ZMC採用の最初のミニ四駆が【シャイニングスコーピオン】である。(岡田鉄心製フルカウルマシンとしても最初の作品)


このシャイニングスコーピオンは、後に中国のミニ四レーサー「ホワァン」の相棒となる。

(※アニメ版では、2台作られており、1台はホワァン、もう1台はあるミニ四レーサーが所有している)

このZMCが完成してからは10年間、山暮らししていたが、ネオトライダガーの件があってからは山を下りているようで、WGP編ではかつての山小屋はたまにしか使っていないようだ。


ホワァンが所有している1番機は、焼き物の師の大三元から『鉄心、よかったら・・・それをくれないか? 孫のホワァンに上げたいんだ。 (人里離れた場所故に)あの子、友達が一人もいなくてなぁ・・・』という願いからだった。



作品での初登場時編集

ある日、土屋博士鷹羽リョウの一行(他の同行者は弟の鷹羽二郎丸星馬烈星馬豪)が『ZMCの正しい製造法を教えて欲しい!』と尋ねて来た時『ZMC?・・・なんじゃそれ?』と回答。 (わかっとるわいと言うあたり、冗談だったのであろう)


その目的や彼らの行動を見ると『いいよ!』と言うと彼らに家事の仕事を与える(等価交換であろうか・・・?)



家事が済んだ後の晩御飯の席で『お前さんら、マシンが完成したらどうするんだ? 仕返しでもする気か?』と質問をすると『もちろん!』と回答を聞くが その内容は【正々堂々のレースを挑む】もので【バトルレースを仕掛ける】ものではないことを知る。



その晩、就寝している彼らを見ながら『面白い連中だな・・・土屋が、この子達を選んだ理由(わけ)が解ったわい・・・』と持っていた酒を飲み終えると


『どれ・・・力を貸してやるか・・・』 と腰を上げ床下に保存してあった【ZMCの釉(うわぐすり)が保存してある壺】を取り出す。



原作の製造場面


一行を広野に連れていきZMC製造機を起動させる。 トライダガーのボディの型を取り出し釉薬を綺麗に塗っていく。『釉薬がないとZMCは、固まらないんじゃ』と綺麗にコートしたトライダガーのボディを製造機に入れた後、リョウにあることを尋ねた。



『さて・・・これでおまえさんは、ZMCという強い力を手に入れる。しかし、強い力は使い方を誤ると、周りや自分をも傷つける。そういう例をワシはいくつも見てきた。おまえさんは・・・大丈夫かな?』


彼の答えを聞くと『その言葉・・・・信じよう!』と彼の言葉を信じて製造機に点火した。



アニメ版での製造場面


明くる日、一行を連れて地下工場跡へ向かう。そこに保管されているZMC製造機を起動させ、釉薬に漬しておいたトライダガーのボディを製造機に入れた後、リョウにあることを聞く。

「これでおまえさん(リョウ)は、ZMCという強い力を手に入れる。しかし、強い力は使い方を誤ると、周りや自分をも傷つける。そういう例をワシはいくつも見てきた。おまえさんは大丈夫かな?」

その質問にリョウは「はい!」と答え、その言葉を鉄心は信じ、製造機に点火した。


しかし、製造中に製造機が爆発してしまうのだが ZMCの力を得たトライダガーのボディは無事製造を完了した。 ※最終工程についてはネオトライダガーZMCの項目を参照されたし



劇中では編集


土屋博士と共に海外出張へ向かっていた。帰国時には日焼けをしており、海水浴を楽しんでいた模様。この時は何時もの服装ではなく、アロハシャツを着ていた。


サイクロンマグナムの噂を聴き、研究者として気になり助太刀しようとするのだが 設計者である豪から『ありがとう博士。 でも・・・俺とJでやってみるよ! サイクロンマグナムは、俺達で作ったマシンだから 俺達の力でやってみる!』という答えを聴いて出番がない土屋に『子という者は、何れ独り立ちするもんなんじゃ・・・』と助言する 他 落ち込んでいる彼をマジックハンドやパチンガムで茶化したり、懐中電灯を使って脅かすなどおちゃめなことをやらかす。


しかし、研究所内で畑を作ろうとしたりと驚きの行動を起こす(豪も豪で『水があるなら畑じゃなくて、田んぼにしたら?』という案を出した)。

これらの行動は鉄心の言葉を考えるに、上述の豪の言葉を聞いて彼らが限界ギリギリまで調整を終えるまで見守るために、定期的に介入しようとしていた土屋を止めようとしていた様子。


彼らの出来るカウルの調整が終わってからは、土屋博士が開発した【対バトルマシン用 プラスチック硬度強化剤】を渡すために演技をする。その際にアドリブも披露し、無事彼らに発明品を渡すことができた。


研究所内のテストコースにて、驚きのマシンに変貌したVソニックの走りを見て『派手な走りじゃのう!』と笑いながら驚く。


その後、悩む烈に助力し 新たなソニックを生み出すために弟子の所へ同行。


目的地に来て早々『喉が渇いたのぉ』と飲み物を要求し、弟子から用件を聞かれると

『用があるのはワシじゃない。 烈君、頼みがあるのだろう? この男はワシの弟子だからな、遠慮せんでいいぞ!』とソニック製作に協力するように烈を通じて弟子に伝える。



新たなソニックの誕生を見届け、ブロッケンGのシャーシの構造やレイスティンガーのカウルの構造を分析し『空力こそミニ四駆最大の武器』であることを解説する。


更に弟子の住処が気に入ったのか、『しばらくここに居ようかのぉ』と言ったりと ちゃっかりしている所がある。 また、薪で沸かした風呂が好みであることが判明した。


大神研究所に所属しているレイやゲンを始めとしたミニ四レーサー達に『【大神が作ったマシンをただ走らせるだけ】で楽しいか?』と問いかけたり『自分の手で改造する というのも楽しいぞ?』と勧めるが「【自分の手で改造する】ということは、今まで考えたことがなかった」という答えをレイから聞き「いじったら博士に怒られちゃうんだ!」という理由をゲンから聞くと  『可哀そうにのぉ・・・・此処にいる子供達は【自分の手でマシンを育てる】という 【ミニ四駆の本当の楽しみ方】を知らん・・・』と嘆いていた。(ドラム缶風呂に入りながら



SGJCのBセクションのコースの設計を担当。(といっても、弟子達に『やらせてほしい!』と頼み込んだらしい) しかし、前夜は大雪だったため弟子二人から心配されたが

『大丈夫だろ、レースは予定通りスタートじゃ。 なぁに、あの子達は 猛吹雪(これぐらいのこと)で完走を諦めたりせんじゃろうて』とミニ四レーサー達を信じており『明日が楽しみじゃなぁ♪』とウキウキしていた。

ゲンが一位になった時は『見事な走りじゃった、大したもんだ! なぁ、大神?』ブロッケンGが今まで拘束されていた能力を見て感激し 弟子が生み出したマシンを賞賛していた。


SGJCのCセクションのレースを飴を舐めながら観戦。(この時、三本同時に口に入れるという離れ業を披露した。 どこまで、人間離れしてんだこの人)


ゲンの手によって取り払われたブロッケンファングを再び取り付けられたブロッケンGを見て『折角、あの少年が壊したものをワザワザ直したのか・・・余計な事したのぉ?』と大神に言い放つ。それを確信し『大神、お前の敗北(まけ)じゃ。  乗り越えられたんじゃよ、お前さんは子供たちに』

 更に『レイスティンガーを貰ったあの少年は、お前さんの意志に反して槍をへし折った。 それが、マシンのバランスを崩させた・・・つまりは【手を加えることを許されないマシンを与えられても、子供達は満足できなかった】っていうことさ』と大神の敗因の理由を語る。


 レース終了後、弟子たちを南の島への旅行に誘う『南の島はええぞぉ? ぴちぴちギャルがいっぱいおってのぉ♫』と語る(思いっきりこの人になっている


WGPでは編集


国際ミニ四駆連盟の名誉会長を務める。(その際にスーツ姿を披露) また、世界的に有名な人物であるため『Mr.鉄心』と呼ばれている。 第一回WGPの開催国を日本に(半ば強引にだが)決定するが協議会のスタッフ達を納得させるためにある条件の下にレースを開催し、改めて開催国を日本にすることに成功した。


ビクトリーズの頼もしい技術者の一人としても活躍しており、土屋が過労で倒れた際には、臨時監督としてたまみ先生を指名・登録したり、特訓中に破損したプロトセイバーのカウルの強化を行ったりとビクトリーズを支えた。


レースの続行が困難と判断した場合はレッドフラッグを振ってレーサー達の安全を優先したり、目覚ましい活躍をしたレーサーには賞賛していた。


また、サバンナソルジャーズのコーチとしてあるミニ四レーサーを送り込み クールカリビアンズのピコにGPチップを与えて、彼らにグランプリレーサーとしてデビューさせるように後押ししたりしていた。


商店街レースでは、リョウとタッグを組むのだが・・・レースの途中で茶店によって一服してしまっている・・・



暴走ミニ四駆大追跡では編集


劇場用作品「爆走兄弟レッツ&ゴー!! WGP ~暴走ミニ四駆大追跡!~」では、謎の暴走ミニ四駆「ガンブラスターXTO」の登場を知ると弟子たちと共に追跡をしていく。 ソレを追いかける少年リオンから事情を聴くと、【ガンブラスター救出作戦】に参加する。


その際にリオンが使っているボードにばれぬ様に縄を付けておいたり、ローラーブレードを装備して軽快に動き回るというスポーツ選手さながらの身体能力を披露した。



また、今回でも哲学者としての一面が強く出ており弟子のクスコのGPチップγやマシンの驚異的な進化をさせていく子供達を『あの子達は、大人が生み出したものをソレ以上の代物に進化させていく。 恐ろしいもんじゃのぉ♫』と弟子に語っている。


MAXでは編集

アニメ版2話で登場。

自分含めて第二回WGPの開催国であるアメリカに出発する事となったTRFビクトリーズの壮行会にて激励の言葉をアクシデントを起こしながらも担当。

その後ビクトリーズのリーダー決定戦レースで突如現れた謎のマシンに見慣れない反応をしていた(エアロシャーシの存在は聞いたことがある模様)。

飛行機離陸直前には大きないびきをかきながら爆睡するという相変わらずのマイペースな姿だった。



演者について編集

鉄心を演じる椎橋氏は、『爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX』放送期間中でもある1998年9月3日に病により亡くなっている。『MAX』第二話が最後の出演となってしまった。


その他編集


原作読み切り作品にてホワァンを【ミニ四レーサー】として送り出すために、彼の相棒の具合を見たり

『ミニ四駆とは、どういうものなのか?』を説き彼を送り出した。


豪たちが大人になった時代の作品、レッツ&ゴー!!翼ネクストレーサーズ伝でも登場。山奥でミニ四駆道場をしている。土屋博士の弟子である牙輝太郎とも面識がある。


その後のZMCについては、該当記事



岡田鉄心製小型レーシングマシン編集


  • スーパーアバンテ:フルカウルマシンの原型とするために生み出したレーサーミニ四駆。




  • ???:共同製作作品。カウルに使用する材料を担当した。


関連タグ編集

爆走兄弟レッツ&ゴー!! 土屋博士 大神博士 ネオトライダガーZMC シャイニングスコーピオン ZMC


高性能じいちゃん


富士山(ダッシュ!四駆郎)徳田ザウルス作『ダッシュ!四駆郎』に登場するミニ四レーサー。アニメ版では、椎橋氏が演じ、アバンテJr.を使用していた。

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