プロフィール
概要
土方レイ、沖田カイと共に大神博士の下でバトルレーサーをしている少年である。
並の大人以上の大柄な体だが、性格や言葉は子供っぽい部分が多い。常にペロペロキャンディを胸に忍ばせ、事あるごとに舐めており、スイッチの切り替えや気に入らないことがあると噛み砕く癖がある。原作では廃車を押し倒すほどの馬鹿力の持ち主でもある。
また、初めて登場した31話にてVソニックをピットさせたことがある。
その際の会話は
「なぁ、サンドイッチ好きか?」
「俺は、大好きなんだぁぁっ!!!!」
と言ってからアタックを仕掛けるという世にも珍しい食べ物を交えてのアタックであった。
その後もバトルレーサーとして活躍するがマシンへの愛着も強く、「相棒を速くしたい」という気持ちを持っている。
原作版の続編『爆走兄弟レッツ&ゴー!!Return_Racers!!』にも登場。
3話と4話に登場。ミニ四駆レジスタンス「デスエンジェルズ」にブロッケンGを破壊され大神軍団共々人質にされた…のだが、彼だけは縛られた状態でデスエンジェルズの下っ端にペロペロキャンディを与えられて満更でもない様子だった。
原作の彼の場合手縄ぐらい平気で引きちぎれそうなので、ペロペロキャンディで懐柔されたのだろうか?
中学生編にも登場。レイ、カイと共に運び屋をやっているが、何を運んでいるかは不明。成り行きで星馬兄弟と勝負することになる。また音痴であることが判明した。
ミニ四レーサー魂
バトルレースによって相手マシンを破壊することをSGJCまで楽しんでいたが、SGJCのAセクションでは、「待ってよ、これじゃあブロッケンが動けないじゃないか!!」と相棒をブロッカーとして機能させるための改造が施されたり、真っ二つにされてリタイアさせられたことに嘆く。SGJCのBセクションにおいては、バトルパーツが装備されていたブロッケンGが何度も雪に捕まったり、コースアウトを起こしてしまっていたことに嘆く。
マシンの破壊を困難と見て1位になることに拘った末、相棒に「抜けぇっ!! ブロッケンG!!」と指示し上位を走る黒沢太と三国藤吉を追撃する。
レース後半で、コースアウトとスタックの連続に嘆いたがサイクロンマグナムのピット作業を行う豪を見て、かつて岡田鉄心が「自分の手でマシンをいじるのも楽しいぞ?」という言葉と「お前は、今のマシンの状態で満足しているか? もっと速くしたいと思わないか?」というレイの言葉を思い出し、相棒のカウルを展開し工具を使い
「バトルパーツ(こんなの)が…たくさんついているから遅いんだぁぁぁっ!」
とブロッケンファングのパーツを全て取り外し始めた。「勝手にマシンを弄ると博士に怒られる」ということを気にもかけず、チップも回路も素手で取り払っていった。
ブロッケンGは正々堂々とした走りで、藤吉のスピンコブラと黒沢のブラックセイバーを追撃。今までと違う走りをミニ四ファイター(杉山闘士)と観客に見せつけ、最後のストレートコースで遂に追いつく。
「加速力(パワー)なら、お前が一番だ! ブロッケンGが一番だ!!」
ゴール寸前のデッドヒートの末に1位に浮上しそのまま栄光の1位をもぎ取った。
「博士……勝ったよ、俺!! 一位になれたんだ!!」とこの時の彼は「一人のミニ四レーサー」としても素晴らしい能力を持っていることが明らかになった。
しかし、次の話ではバトルレーサーに戻っていた(実際、この段階ではバトルレーサーを辞める選択をしたのではなく、勝利のためにバトルパーツを外しただけではある)。
「爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP」でも一度だけ再登場し、スペイン代表チーム「オリゾンテ」の一員となっていた。
カイをメンバーとして迎え入れようとしていたが断られている。バトルからは足を洗ったようである。
マシンへの愛着
初登場からブロッケンGを「バトルマシン」として主に活躍させているが、一途に愛情を注ぎ込んでいる。
たとえ欠点を指摘されようとも「加速力が違うんだよぉっ!!」と跳ね除けており、レースでもそれを最大限に発揮させ上位に食い込んでいった。
中でも無印第50話「大激戦! 雪山レース 過酷な第2グラウンド!」では、同じSFMシャーシのスピンコブラに対し「生意気だなぁ、ブロッケンGと同じFMじゃないかぁ」と親バカに似た何かを見せたり、ゴール前の攻防戦では「優勝は、俺だぁっ!!」と「バトルレーサー」よりも「ミニ四レーサー」としての誇りをみせ、「加速力ならお前が一番だ! ブロッケンGが一番だ!!」と最後まで相棒を信じ抜き、勝利を手にした時には「やったぁ!!」と相棒の活躍に涙した。
ブロッケンGは赤が標準カラーだが、原作とアニメ共に無印より後の時系列で色違いの特別仕様に変わっている(後述)。
色が変わった経緯は不明だがどちらも大神博士の元を離れてからの登場のため、所有者自ら改造した可能性がある。
「爆走兄弟レッツ&ゴー!!-ミニ四駆レーサー大集合!!-」
「ゲンのゴーゴーブロッケンG!」という単体コーナーを持つ。ブロッケンGを一番の友達と称している。パワーマシンとしての愛機を最大限にアピールするほか、バトルパーツを持たない状態でも高いポテンシャルを持っていることをアピールしていた。
使用マシン
本名はブロッケンギガントだが、ほとんどブロッケンジーと呼ばれている。スーパーFMシャーシを初めて使ったマシン。このシャーシは現実世界では非常に扱いにくいのだが、作中では割と性能は良い。
ブロッケンGBSとも表記。元々はバリエーションモデルなのだが、アニメ版WGPではこちらがわずかながら登場している。
ブロッケンGブラックメタリック
原作の後の時系列を描いた中学生編で登場。厳密には正式名称はないが、コロコロアニキ2019年冬号の応募者全員サービスだった「ブロッケンG ブラックメタリックVer.」と同じ仕様。シャーシがFM-Aになり、ヘッドライトのデザインが変更された他、模様が幽霊火が燃え盛るような禍々しいものになった。
演者について
演じる喜田あゆみ)氏は『爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP』ではARブーメランズのギルバート・バーニーも演じた。
関連イラスト
関連タグ
源之助:続編『爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX』の登場人物。源之助の名は原作でのみ明らかになっている。名前に同じ読みの「げん」を含んでいる共通点を持つ。経営する事業所の名も「GEN製作所」。演じたのは、大神博士を演じた大友龍三郎氏。