--諦めるな、お前の夢を
Let's Try Again--
概要
『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の続編であり、アニメでは『爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP』を第2シーズンとすれば『MAX』は第3シーズンにあたる。
世界観は共通しているが、主人公を一文字豪樹と一文字烈矢の一文字兄弟に変更している。それまでの主人公である星馬烈と星馬豪の星馬兄弟もスポット的に登場する。
原作は1997年11月号~1999年10月号に「コロコロコミック」で連載、アニメ版は1998年1月5日〜1998年12月21日までテレビ東京系列で全51話が放送された。
このシリーズでは、それまでフルカウルミニ四駆が主だったミニ四駆のカテゴリがエアロミニ四駆になった。劇中のアメリカのようにバトルマシンによるレースが活発であり、BGMやエンディングテーマもどこかしら西部劇を思わせる楽曲が多いのが特徴。
原作とアニメでは、ストーリーも登場するキャラクターや実力も設定も異なり、「ボルゾイスクールが存在し、一文字兄弟が主人公」が共通する程度。
またアニメではキャラクターデザイン担当が前作までの高見明男氏から石原満氏へと変更され、縦長の瞳が特徴だった全2作とは大きくキャラクターデザインが変わった(OP映像はこれまでと同じく高見氏による作画で、本編でも高見氏が作画監督を勤めた回が何話かある)。
物語の舞台となったモデルは港町であることや豪樹の住むGEN製作所やその周辺の工業地帯、羽田空港が近くにある、近くを走るモノレールの存在から東京都大田区である説が有力。
問題点
(WGP編から顕著になりつつあったものの)原作及びアニメ、またホビーの各メディアミックスの整合はうまく取れていたとはお世辞にも言えず、特にアニメ後半はかなり駆け足気味な展開が目立つ。
実際、主役2号マシンたるブレイジングマックスに至っては残り9話でようやくの登場となった上に、特に必殺技もないまま物語が終了。また主役ミニ四駆のみならずラスボスマシンまでもがキット化はアニメ版の放送終了後になった。大きく人気が落ちた要因としては、主人公が変わった、前シリーズは世界戦とスケールが大きかった、第2次ミニ四駆ブームの収束などが主な原因か。
- レッツ&ゴーシリーズの中でこのシリーズを知らない・知らなかった者が少なからずいる。
- 続編漫画『爆走兄弟レッツ&ゴー!!Return_Racers!!』にこのシリーズのキャラが登場していないどころか、触れられてもいない。
など、それまでのシリーズと比べると人気(認知)が低いなど少々不遇な扱いなことが多い。とはいえ、全く人気が無いというわけではなく、『この作品・登場人物・マシンが一番好き!』というファンもちゃんといる。
登場人物
一文字豪樹(CV:渡辺久美子) | 一文字烈矢(CV:日高のり子) |
服部竜平(CV:野田順子) | 楠大吾(CV:高乃麗) |
プロフェッサー・ボルゾイ(CV:宝亀克寿) | ネロ・ステラ・ボルゾイ(CV:大本眞基子) |
草薙陣(CV:星野佐登美) | 草薙漸(CV:浅川悠) |
一文字正宗(CV:中村秀利) | 源さん(原作漫画での源之助。CV:大友龍三郎) |
アニメオリジナル
大神マリナ(CV:池澤春菜) | 新井ミナミ(CV:渕崎ゆり子) |
松ひとし(CV:上田祐司) | 堂本サユリ/ファイターレディ(CV:今井由香) |
大善一馬(CV:宮崎一成) | 大善力(CV:小田木美恵) |
真嶋左京(CV:鈴村健一) | 新井清美(CV:小野寺啓子) |
桜林アキラ(CV:伊藤健太郎→伊崎寿克) | トオル(CV:森久保祥太郎) |
シュウ(CV:出口佳代) | |
チャーリー・ヤマザキ(CV:大谷育江) | ベンジャミン・ワタナベ(CV:高乃麗) |
原作オリジナル
登場マシン
※1 シャイニングスコーピオンXのカスタムマシン
※2 レイスティンガーを発展させた亜種マシン
※3 ビクトリーマグナムのカスタムマシン
※4 ガンブラスターXTOのカスタムマシン
※5 原作終了からしばらく経った読み切り作品での登場。
アニメオープニング・エンディング曲
楽曲名(オープニング) | 歌手 | 備考 |
---|---|---|
BRAVE HEART | 鋼鉄兄弟(影山ヒロノブ・遠藤正明) | イントロの一部は『ぐるぐるナインティナイン ゴチになります!』の順位発表シーンで使われてきた。 |
楽曲名(エンディング) | 歌手 | 備考 |
MY NAME IS カーボーイ | 影山ヒロノブ with KIDS MAX | - |
僕らのFREEDOM | 佐藤有香 | ED映像は2種類ある。 |
サブタイトル
話数(通算話数) | サブタイトル |
---|---|
1(103) | おれは豪樹だ! |
2(104) | 勝負だぜ、ビクトリーズ!! |
3(105) | 嵐を呼ぶ兄弟対決 |
4(106) | 謎の少女レーサー |
5(107) | ボルゾイスクールの掟 |
6(108) | 進め町内防衛隊! |
7(109) | 炎の激闘!GJCの熱い冬!! |
8(110) | 二台のマシンを使うすごい奴!! |
9(111) | 100対1の戦い! |
10(112) | 脅威のロケットマシン! |
11(113) | 秘められた力 |
12(114) | 最悪のスタート!ボルゾイオープン開幕!! |
13(115) | 消えるマシン! |
14(116) | 果てしなきゴール!ボルゾイオープン決着!! |
15(117) | 烈矢の挑戦! |
16(118) | 川下町デンジャラスレース! |
17(119) | 左京からの挑戦状 |
18(120) | セントー!?ショーブ!お風呂レースの熱き戦い!! |
19(121) | 見えない敵 |
20(122) | 敵は忍者!? |
21(123) | 忍者の正体! |
22(124) | 最強のパートナー 怒りの炎雷攻撃!! |
23(125) | 驚異の合体技!!2対2の激闘!! |
24(126) | 地獄の底から来たレーサー |
25(127) | 実況はまかせて!ファイターレディ見参 |
26(128) | プラズマ封印 |
27(129) | サマーレースだ南に走れ!! |
28(130) | 四人目のレーサー |
29(131) | GJC大予選 |
30(132) | オレたちの走り |
31(133) | GJCサマー開催 |
32(134) | レースジャック!! |
33(135) | 死闘の果ての勝者 |
34(136) | オレの相棒 |
35(137) | 烈矢の新マシン!ナックルブレイカー |
36(138) | USAチャンプ上陸!! |
37(139) | 空母強襲!ナックルストーム |
38(140) | 一文字兄弟の秘密!! |
39(141) | 再戦!サマーレース |
40(142) | ミニ四駆の悪魔 ネロ・ステラ・ボルゾイ |
41(143) | マリナ 父との再会 |
42(144) | 悪夢の対戦 |
43(145) | 史上最強の新マシン ディオマース・ネロ |
44(146) | 完成!新マックス 豪樹VSリョウ |
45(147) | 勝者なきオータムレース |
46(148) | 強豪集結 M1開幕 |
47(149) | 1対1 |
48(150) | 決戦のグリーンシグナル |
49(151) | 悲しき追撃 |
50(152) | 史上最大のレース |
51(153) | ゴール!! |
演者について
大神マリナ役は星馬豪を演じた池澤春菜氏、新井ミナミ役は星馬烈を演じた渕崎ゆり子氏であり、星馬兄弟を演じた二人は『MAX』では二人のヒロインキャラを演じた。
鷹羽リョウを演じた高乃麗氏が楠大吾、沖田カイを演じた今井由香氏がファイターレディを演じた。また、ミニ四ファイターは森久保祥太郎氏が引き続き演じた。
余談だが、川上とも子氏や堀江由衣氏がモブキャラで出演した回がある
関連タグ
爆走兄弟レッツ&ゴー!! 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP WGP2
エターナルウィングス - 本作のキャラクターたちが多く出演している。
マックス・ギーゼブレヒト - 世界グランプリ編(アニメでの『爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP』)に登場したドイツチームのアイゼンヴォルフの二軍メンバー。名前に「マックス」が含まれている。
爆転シュートベイブレードGレボリューション - 同じくホビーもののベイブレードを題材にした漫画『爆転シュートベイブレード』を原作としたアニメ作品。本作と同様にテレビ東京とその系列局(TXN)にて月曜の夕方6時台前半に放送されたアニメの3作目であり、最終作。