概要
大神博士が製作したファイヤースティンガーのグレードアップ機。二代目スティンガーで、所有者は大神マリナ。
ファイヤースティンガーは優秀なマシンではあったが、スーパーナショナルチャンピオンシリーズで冷却スピードの遅さやアフターバーナーにあたる装置の未実装などバトルマシンとしてのみならず加速装置としても重要な発火装置に色々と欠点が露呈したことを知り、性能の限界を悟った大神博士が改良。
火炎放射器の発射口が増えただけではなく、ベース機に搭載されていた針や赤外線誘導装置が装備され先祖返りしたようなマシンとなった。
フロントノーズから伸びるストロー状ノズルからは針が出るほか、バーニングショット(火炎弾)も発射する。
またリアカウル部に設けられたバーニアからも火炎放射と火炎弾の撃ち分けが出来るようになった。
この針はベース機のようなZMC製ではないが、針が抜けなくなった時のトラブルを解消するために切り離すことできるようになっている。
※詳細はベース機の項目(リンク先にて)
なお、このマシンには大神博士の意向によりMGストーンは搭載されていない。
その理由は「そんなもの(MGストーン)に頼らなくても自分の(技術力のみで)開発したマシンは最強である」ことを証明したかったため。
実際、後述するようにMGストーンを合計2つも積んでいるファントムバイス相手に勝利出来る攻撃力と、Zナンバーズに匹敵するスピードの両方を持つほどにその性能は高い。しかし、さすがにディオマース・ネロにはまったく歯が立たなかった。
マリナと歩んだ戦の歴史
- 目的を果たしたマリナだったが、それでも大神博士は飽き足らず「マシンを壊せ」と命じる(これにはさすがのマリナも動揺していた)。後日豪樹のマックスブレイカーに接近、針型武器フェニックスハープーンで串刺しにする・・・
- ミニ四駆界に反逆を開始したネロ・ステラ・ボルゾイが主催するM1予選にボルゾイ枠で出場。当初は、一度はバトルレースから退いた身であるため父のために迷いが生じたが「最低100台は壊せ」というノルマを受け出場しているレーサーのマシン100台を言われたとおり破壊。その大半がボルゾイスクールのレーサーのマシンであり、彼女なりの「ボルゾイへの復讐」の意味も込められていた。
- M1決勝戦前半セクションで草薙兄弟のMGストーン積みのファントムバイスにバーニングショットで空気の壁を破りフレイムバードで突撃する戦法で勝利する。
- 一文字兄弟のブレイジングマックスとナックルブレイカーを攻撃するも左京のラキエータⅡと竜平のストームクルーザーに妨害される。この時ラキエータⅡにフェニックスハープーンを突き刺して破壊しているが、これは本来のバトルレースをするという目的よりも第一回ボルゾイレースでかつて同じく左京のマシンだったボルゾイ・ラキエータに無残にファイヤースティンガーをいたぶられながら破壊されたことへの復讐の意味合いの方が強かった。
- 左京と竜平の説得を受け「父親のいいなりになることが自分のやりたいレースではない」ことに気付いた彼女だったが、生き残っていたファントムバイスが乱入。フェニックスハープーンの爆発で相打ちに持ち込もうとするがストームクルーザーの決死の特攻で未遂に終わった。
- ボルゾイへの復讐を果たし自分のレースに目覚めた彼女は、後半セクションでフェニックスハープーンを封印してレースに挑む。一文字兄弟相手に善戦するが、後ろから来たディオマース・ネロのマーズグラビティ最大出力を受けて破壊されてしまう。そのレースは大神博士の心さえも揺り動かし、一文字兄弟にネロとディオマースの独走を止めるよう全てを託した。
- ドラマCDにて登場、開発者の手によって復活を果たした。(不死鳥の名は伊達ではなかった)
立体物
残念ながら販売されていない。が、ボディの配色を変更すれば再現可能になっているため
チャレンジ精神がある人は、製作に挑戦してみるのもいいだろう。