概要
一文字博士が開発したZナンバーズの三番機で、所有者は一文字烈矢。
前作のように兄が所有するマックスブレイカーがストレートに強みを持つマシンであるのに対し、こちらは対を成す存在ではなく、ライバルマシンのようなポジションにいる。カラーリングもこちらの方が近い。
普段はコードナンバーの「Z-3(ズィースリー)」で呼ばれている。
烈矢と歩んだレースの歴史
プラズマジェットシステムと呼ばれるバトルパーツを搭載し、磁気的なダウンフォースを発生させる事によって極めて高い安定性と加速力を誇る。これによりストレートではマックスブレイカーやファイヤースティンガーに肉薄するスピードを出せる上、高速コーナーではパワードリフトでクリアリング、コーナーの多いテクニカルコースでもハイスピードかつ安定したオールマイティな走りが可能。
プラズマを用いたアタックを仕掛けることも可能で、バトルマシンとしての活躍が多い。これを用いて「100台抜き」と呼ばれる記録を叩きだした。
大神マリナが駆るファイヤースティンガーとは、初対面時では互角の戦いを見せるものの、続く2戦目のボルゾイオープンではプラズマが炎に吸収されてしまうという科学的特性により敗北。レースには復帰するものの、烈矢が兄のバトルレースをせずにボルゾイオープンで優勝する姿を見て段々バトルから離れ、バトルレースを必要としないレースでは基本的にプラズマ攻撃を封印、"やられたらやり返す"というレーススタイルに変わって行っている。
後にボルゾイを離脱し、裏切者として粛清しに来た草薙兄弟とのバトルレースで大破。
お世話になっているGEN製作所のスタッフ達が、陰ながら修理を手伝ってくれた事もありこれを機にプラズマジェットシステムを更に強化し、プラズマをチャージしそのエネルギーを纏ってアタックする「スーパーノヴァアタック」という技を生み出した。この技は非常に強力で、不本意な形ながらもファイヤースティンガーのフレイムバードを打ち破りクラッシュさせた他、単機で草薙兄弟のファントムバイスと互角以上のパワーを見せつけた。
このプラズマとマックスブレイカーのエアロバリアを組み合わせた合体技も存在し、この状態から放つマックスストームは草薙兄弟のマシンのアタックも弾き返す上、コースを崩壊させる程のパワーを引き出す事ができる。
立体物
スーパーXシャーシが採用された製品として販売。ボディはブラックメッキ、シルバーメッキボディが限定で販売された。
バリエーションモデルとしてスーパーXXシャーシが採用された、シャドウブレイカーZ-3スーパーXXスペシャル がある。限定モデルである故、現在では入手が難しい。
関連イラスト
別名・表記ゆれ
関連タグ1
関連タグ2
【これより先、本機が辿った末路が記されているため 閲覧には注意されたし】
最期
【原作】
草薙兄弟に決死の攻撃をかわされ、コースに仕込まれたドリルの餌食となってしまった。
【アニメ版】
九州で開催されたGJCサマーレースに挑むが、突如ボルゾイによってレースジャックされ、大会参加者に紛れていた草薙兄弟のマシンの不意打ちを受けてしまい、シャーシに亀裂が入り限界が来ていつ壊れるかわからない状態に追い込まれる。このままでは敗北する事を悟った烈矢が豪樹を先に行かせようと草薙兄弟のファントムバイスを道連れに決死のスーパーノヴァアタックを仕掛けるが、草薙兄弟は辛うじて(ほぼ陣が強制的に)合体を解除し、ファントムブレードとクラッシュして宙を舞う。そこで最後の足掻きを見せたファントムブレードによって真っ二つにされてしまい、烈矢は後半身のキャッチに失敗、ファントムブレード共々火山口に落ちて溶岩の中に消えてしまい前半身のみ残るという、実質上の相討ちとなった。
なんとなく先輩2人のマシン2台とカラーリングが近いマシンの死を彷彿させる。
この事が、烈矢に【ミニ四レーサーの引退】を考えさせたが、Z-3のシャフトは後継機に受け継がれ、三男は、長男と共に走り出す。