概要
原作版爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAXに登場。所有者はアストロレンジャーズ・ユースのクリフ。
第一回WGPにてその名を広めた、NAアストロレンジャーズのバックブレーダーの後継機。
ボディ形状は似ているが、スパッツのオミットにウイングや後部カウル形状、カラーリングなど細かい部分に違いはある。
衛星通信システムやアクティブサスペンションなど先代から引き継いでいる他、本機には新機構としてエアブレーキ】が搭載されている。
WGPルーキー戦予選第1ステージでは豪樹のブレイジングマックスを上回るタイムをはじきだし、バックブレーダーを上回る走りで余裕の予選突破。
評価
このように元々が優秀なバックブレーダーの後継発展機という設定にもかかわらず非常に影が薄く、バックブレーダーより高性能というイメージはまったく持たれていない。
このマシンの登場自体がアニメ版終了後(1999年)だったため原作のみの登場と活躍となってしまった点、99年当時のホビーはコロコロではポケモンが主流だったほか、他誌の遊戯王ブームもあった時期にてミニ四駆第二次ブームはすでに終焉に向かっていた点(事実ミニ四駆全日本選手権ジャパンカップはこの年を最後に2012年まで打ち止めとなっている)、無印やWGPと比べるとMAXの人気は今一つな点、原作ですら予選以外あまり目立たず作中でも目立った場面は少なかった点、後述の立体物に採用されているTZ-Xシャーシが劣悪な出来で扱いにくかった点などが挙げられる。
このためか、10年以上後に描かれた原作の続編にあたる「爆走兄弟レッツ&ゴー!!Return_Racers!!」の中学編でもこのマシンは登場せず、ブレット達はバックブレーダーのアップデート版を愛用していた。
立体物
1999年にスーパーTZ-Xシャーシが採用された製品として販売。こちらはキットではエアロミニ四駆に分類される。
ホイールにもよるが、無改造で大径タイヤが装備できるという強みを初め ボディも当時主流となっているシャーシに無改造で搭載できる。また欠点であった、ウイングの配置をセイバーのようにアーチ型することで耐久性を上げている。
しかし上記のような評価がたたってか人気はあまりなく(そもそも知名度そのものが低い)、今の所一般販売されている唯一のTZ-X搭載マシンである。
本機のボディは、バックブレーダーの細部の変更・パーツの追加、パーツの削除、成形色を変更したもののため バニシングゲイザーのパーツを削っていき 細部を埋めていくとバックブレーダーに近づいて行く