プロフィール
年齢 | 小学5年生 |
---|---|
誕生日 | 1986年8月10日 |
血液型 | O型 |
身長 | 145cm |
体重 | 53kg |
主な使用マシン | ブラックセイバー |
CV | 陶山章央 |
概要
ガタイのいい体型をした小学5年生の少年。
初登場は「スーパーグレートジャパンカップ(以後、SGJC)」ウィンターレースの決勝戦。
地区予選に参加したレーサーの中では最速タイムを叩きだしており、これは星馬兄弟を上回る好成績である。
土屋博士から三体目のセイバーマシンであるブラックセイバーを授かっており、リアウイングは可変式、大型のガイドローラーをボディに採用した「速さ」と「コーナリング」の二つを備えたマシンとして、マグナムセイバーやソニックセイバーとはまた異なる進化をさせている。
ミニ四レーサーとしての実力は土屋博士に見込まれただけあって一流なのだが、一方で星馬兄弟や鷹羽リョウなどとは異なり【勝利のためならば、不正手段も厭わない】卑劣な性格の持ち主。
ブラックセイバーにノコギリローラーや砂撒きタイヤといった他のマシンに対する走路妨害目的の改造を施した他、規定回数以上の電池交換、レース中のマシン交換、車検の不正登録なども行っている。
しかしウィンターレース及びスプリングレースではそんな卑怯な性格が災いして自滅しており、星馬烈からは「ラフプレー(そんなこと)をしなくても速いのに・・・」と技術力の使い方を間違えていることを度々惜しまれている。
原作ではスプリングレースを最後に登場せず、アニメでも父親の都合でアメリカへと引っ越したことが語られたが……。
帰って来た男
アニメでは切り裂きジャックと呼ばれる存在が登場している最中に帰国する形でまさかの再登場。当初はアメリカのバトルレースに感化されてブラックセイバーにバトルレース用の改造をしていたことから豪と藤吉に切り裂きジャックと間違えられたが、実は黒沢も舎弟であるブラックセイバー軍団の敵討ちのために切り裂きジャックを追いかけている立場であった。また、マシンを壊すことに関しても「俺は(切り裂きジャックと違って姿を眩ませながらの不意打ちではなく)正々堂々と壊す」とも熱弁している。
後に犯人である沖田カイのマシン「ビークスパイダー」の持つ破壊力に感動、ブラックセイバーに更なるバトル改造を施すようになる。
しかし、烈や星馬豪、三国藤吉とともに挑んだ缶詰工場での再戦で一方的な攻撃を受け続けながらもゴールを目指して走り続ける烈と豪、そして対照的にゴールを目指さず相手のマシンを壊すことだけに執着するカイの姿を見て自身の過ちに気付き・・・
『違うんだよ、俺のブラックセイバーは!!』
烈と豪の言葉によりバトルレーサーから正統派のミニ四レーサーへと成長。その後は星馬兄弟や藤吉との間に友情が芽生え、大神が近藤ゲン及びプロトセイバー戦隊のSGJC出場を目的として開催したビッグチャレンジレースではブロッケンGの攻撃を耐え凌ぎ3位を獲得、SGJC出場の切符を手にした。
SGJCの第1レースでは、芳しい成績を修められず最下位争いをしていた。 第2レースでは、雪原コースに順応したセッティングを施しサイクロンマグナムやハリケーンソニック、レイスティンガーを始めとした最新マシン達をぶっちぎるという活躍を見せる。 最終レースでも上位を独占する大神軍団を追いかける活躍をしていたものの、マシンの不調で周回遅れになったサイクロンマグナムを庇う形でバトルマシン3台からの総攻撃を受けて大破、リタイアとなった。
SGJCの総合順位ではJを上回っていたものの、『WGP』第1話で行われた2年目のウィンターレースでは優勝したJとは対照的に成果を挙げることができず、TRFビクトリーズのメンバーに選ばれることはなかった。SFCゲーム、「POWER WGP2」ではそのことを気にしているセリフも。
GJCに参加した豪が【GJC=遊びのレース】と侮蔑したことにお灸を据える意味も込めて自らも参戦。
技術力と経験でコースを切り抜けていく、トラブルに遭った豪を追い抜いて行き『このままいけば、俺が1位だ!』と安堵した時に、豪が『そうはさせねぇぜ!』と自分の後ろからやって来るような気配を察知していた。 【一位になることを諦めないマグナム野郎が来ない】というスッキリしない心境を露わにしていた。
改造技術
烈とまこと両名から大絶賛を受けるほどの技術力の持ち主。バトルレーサー時代にも烈から「バトル改造の技術を他に活かせばいいのに・・・」と言われている。
SGJC開催前夜にて、指を怪我しながらもデザインナイフで丁寧にスリットを入れ、レインタイヤを自作していた。 この場面を(二個目のレインタイヤ製作から)見ていた、烈は『ここまで細かい作業は、黒沢君にしかできないよ』 まことからは『ボクには、とても真似ができません・・・』と言わしめるほどの集中力と技術力を見せた。 しかし、ジュンからは『人は見かけによらないわね♪』と茶化された。
元バトルレーサーであることからバトルマシン対策も得意であり、因縁のあるブロッケンGに対しては小型ディフューザーで後方の気流を乱すことでハンマーGクラッシュを、新素材を使用したボディの強度強化によりブロッケンファングをそれぞれ攻略している。
また、ブラックセイバーを複製して自分の舎弟達に渡し、ブラックセイバー軍団を結成している。こちらも黒沢の改心に伴い正統派レーサーへと転向しており、終盤ではプロトセイバー戦隊の半数を抑える活躍をした。バトルレーサーから正統派レーサーになってもきちんとついてきてくれる(しかも劇中では黒沢がブロッケンGのための改造で上位入賞が難しいと判断し「俺に構わず自分達のレースをしてくれ!」と言った際にも「黒沢君こそ、俺達に構わず自分のレースをしてくれよ!」と返されている)当たり彼の人望も確かなものと言えるだろう。
マシンの愛着
登場から最後までブラックセイバーのみで駆け抜けている。
再起不能なまでに粉々になって甦ったマシンでも、新技術を駆使して生み出されたマシンでも、新素材が採用されたマシンを目の前にしても、最新テクノロジーを採用したマシンが現れても、バトルマシンが相手でも 一途に一台のマシンに愛情を注ぎ込み、パーツを自作したりして工夫をこなし、自らの経験と技術を組み込み、性能差を跳ね返して勝利をつかみ取るという好成績を修めている。
SFCソフト『POWER WGP2』では遂に愛車ブラックセイバーをグランプリマシンブラックセイバーGPへと改修、グランプリレーサーとして前を行っていた星馬兄弟たちにようやく追いつくこととなった。
小話
無印では劇中で登場する専用マシンを所持する現役レーサーでは唯一の男性声優が演じているキャラクターである。
初登場時は、まこと同様フルネームが明かされていなかったため「ブラック黒沢」という名でEDテロップで紹介された(リングネームみたいだ・・・
さらに上述の切り裂きジャックと誤解されていた間は藤吉から「ジャック黒沢」呼ばわりまでされてしまっている。
「爆走兄弟レッツ&ゴー!!スペシャル ~ミニ四駆レーサー集合~」では【俺とブラックセイバー】という単体コーナーを持ち、自身と相棒が歩んだ歴史と自身の仲間であるブラックセイバー軍団のことも語っていく
改心したのはアニメのみで、原作では単行本3巻を最後に登場しなくなった。ゲームで登場する際は負けても何度か立ちはだかるが、行いが変わっていないことも多い。ミニ四駆GBでは技術を盗むために大神学園に入学したほど。
ただし、POWER WGP2はアニメの続編とも取れるゲームなので、アニメ側のキャラになっている。