概要
岡田鉄心が「新しい小型レーシングマシンを製作する」ために考案・生み出したセラミック繊維で、セラミックの堅さとグラスファイバーの柔軟性を持つ新素材。更に熱にも強く、重量も軽い。
中国で陶芸の技術を応用して開発されたもので、この際の陶芸の師はWGP編に登場する小四駆走行団光蠍の監督・大三元である。
最終工程は、カウルに特別な上薬を塗って窯で焼結させるのだが、それより前の工程は不明。
完璧なものを作れるのは岡田鉄心ただ一人。弟子である土屋博士は再現に失敗しており、大神博士達にも不可能である。
ただし、アニメ版MAXの一文字博士はZMCに匹敵するものを開発している。
強度については、それまでなんでも切り裂いていたビークスパイダーの空気の刃をはじき返すほどであるが、衝撃には弱いのかブロッケンGの重みでカウルが変形したことがある。また、ZMC同士だとダメージは受けるようで、原作ではレイスティンガーのZMCの槍がネオトライダガーZMCを貫いている（アニメでは試そうとしたが実行には至らず）。
種類
- ZMC-α、ZMC-β
岡田鉄心が生み出したオリジナルタイプ。双方共に軽量で耐久度が高いが、専用の設備や精通した技術、それらを完全に扱える技術者が必要となるのが欠点。
- ZMCγ（ガンマ）
第一回WGPにて導入されたオリジナルZMCの量産タイプ。耐久度はオリジナルよりも劣るが、手入れがしやすいのが特徴。
- 強化ZMC
原作版MAXに登場。オリジナルZMC以上の強度と軽さを誇る。
- 液体パテ
原作に登場。ZMCの粒子が含有された液体パテ。破損したビクトリーマグナムのシャーシをこれで修理した結果、修理前より丈夫になった。即効性なのか硬化速度が早い。また固まった場合、成形が難しくなる（火傷することが覚悟のうえではあるが、熱で軟化させることはできる）。
ZMCが使用されたマシン
ZMCマシン第1号機。シェン・ホワァンが所有している。アニメでは2台生まれており、中国で誕生した1番機はホワァン、日本で誕生した2番機はあるミニ四レーサーが所有している。
- ネオトライダガーZMC（メイン画像）
鷹羽リョウの二代目トライダガー。作中で最初に登場したのは本機。第一回WGPでは、グランプリマシン用の装備であるGPチップとの相性が良く強豪マシンとして活躍した。
TRFビクトリーズのマシンをグランプリ仕様にするため、ZMCγが使用されている。
※1サイクロンマグナムについては原作では大破したビクトリーマグナムを前述の液体パテで修理されたものである。
※2アニメのビートマグナムはシャーシもZMCである（ただしボディと相性が悪いので改造されている）
リオン・クスコのマシン。土屋、クスコ、岡田鉄心の三大技術者による共同製作作品。 鉄心は材料部門として携わっている。
鷹羽リョウの三代目トライダガー。原作版MAXでは、上記の強化ZMCが使用された。
部分的にZMCが使用されたマシンだが・・・・？
