概要
三国藤吉が生み出した3代目スピンアックス。初代、二代目と同じく、青いボディに稲妻の模様が描かれているのが特徴。必殺走法はサンダードリフトもライトニングドリフトもできる。採用しているシャーシは不明。
こちらもリアルミニ四駆で登場。VSシャーシを使ったものもあるが、現在ではいずれも入手が難しくなっている。
誕生経緯
原作
WGP編には登場せず、MAX編1話冒頭と特別編の2話のみの登場となる。
MAX編ではTRFビクトリーズが優勝確定のチェッカーを切るシーンでバスターソニックと共に初登場した。以下は特別編の内容。
ロッソストラーダに破壊されたスピンコブラの事について相談しようとしたものの、他のメンバーに無視され、相談にも乗ってくれない。それが原因で人間不信に陥ってしまい、一人でこもって金にものを言わせた高級パーツで作り上げた。その後豪のビートマグナムと勝負することに。ストレートも少ないし、マグナムはまだセッティングが完璧ではない、負けるものかと思っていたが、ピッタリついてきていた。それどころかコーナーでコースアウトし、敗北。
レース後、豪がスピンバイパーを破壊し始めた。そして烈、リョウまで・・・。しかし、Jの口から真実を告げられた。豪達は破壊しているわけではなく、高級パーツの付けすぎでバランスが悪いのでパーツを取っていただけだった。無視されていたのも、実際は忙しくてそれどころではなかっただけだった。
そしてJが作っておいた設計図を元に製作開始。仲間達はちゃんと自分の事を考えてくれた事を知った藤吉は人間不信も治り、みんなで協力してマシンは完成。可変ホイールを装備。これはJがこのマシンの為に作ったもので、走行中にタイヤの径を変えることができ、直線・コーナー特性が上がる。
アニメ版
烈がケガで入院中の最中。中国のミニ四駆レースチーム「小四駆走行団 光蠍」とのレースが控えており、しかもコースは苦手な高速型のオフロード。練習するも満足いかず、開発を決めたが、なかなかアイディアが出てこなかった。
ある日、リョウが特訓に行くと言い、藤吉もそれについて行くことに。そこでリョウからアドバイスを貰い、特訓終了後、製作開始。レース当日に完成したため、GPチップの学習が済んでいなかった。そこで、藤吉は土屋博士に頼んで【スピンコブラにコバンザメ走行で引っ張ってもらって走りを継承&GPチップの学習と必殺走法を習得させて、レースを行いながらGPマシンに成長させる】という作戦に出た。
【駆けろ、ダブルスピン!!】
最初は、スピンコブラについて行くだけで精一杯。ライトニングドリフト走法の発動タイミングにズレが生じていたりしていたが周回を重ねる毎に遅れも少なく、ライトニングドリフト走法の発動タイミングも精度を上げていき、スピンコブラからバトンを渡される形でグランプリマシンとして活躍しリョウのネオトライダガーZMCとともに1位となって勝利を掴みとった。
しかし残念ながら【WGPが終盤に差し掛かっていた】ということもあって、目立った活躍はこの1話きり。4位決定戦でTRFビクトリーズが全員1位になったこともあってトップ率は高いが、ファイナルステージ第2セクションでは新型マシンにもかかわらず、3話あとに導入された烈の4代目ソニックがバイパーを上回る能力を持っていることを露呈してしまうシーンがあるものの、ダウンヒルコースをクリアリングする際にVフォーメーションの一翼を担いチームを支える。
アニメは原作・キットよりかなりデザインを変更している。
最大の特徴であるフロントのむき出しのメカパーツは作画的に厳しかったのかスピンコブラ風のボンネットパーツが追加された事で見えなくなっている。
また、サイドのサスペンションの形状も変更されている。
装備
- マルチリンク・サスペンション
- 4つのホイールを各々アームで支えて自由自在にショックを吸収をする事ができるサスペンション。前輪部には、ステアリングシステムが組み込まれている。
- バイパーチップ
- スピンバイパーの中枢を担うチップ。チップの交換でスピンバイパーの性能を変更する事が可能。
- バイパーホイール
- 直径を大径⇔小径に変更できるホイール。 コースによって任意で変更可能。
- 可変エアインテーク
- 車体前部に設けられたエアインテーク。空気の吸気量を調節してスピンバイパーのパワーをコントロールできる。
立体物
1997年11月にリアルミニ四駆シリーズの第四弾として販売。メカニカルパーツがメッキ仕様になっている他にパーツが分割されている。 そのため必要な部分を取り外すだけで、当時主流だったスーパー1シャーシ、SFMシャーシ、スーパーTZシャーシに搭載することができる。カウルを大きく加工せずに他のシャーシに搭載できるのは、本機が唯一無二。
その後2002年に走行マシン用に金型を調整したフルカウルミニ四駆として発売。長年、再販がかからなかったが2017年7月にはパールブルースペシャルが、2020年1月にはリアルミニ四駆版も販売された。なお、それぞれのボディの金型はともにオリジナルのものを使用している。
Return Racersでは
所有者がミニ四レーサーを引退した後は、佐上模型店にて展示される。
三国建設の若手社員との勝負に持ち出す。 その時は、余計なものが搭載され過ぎた故に敗北してしまった。
関連タグ
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