スピン系
すぴんけい
「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」に登場する三国藤吉のマシンの事。
主に低速コーナーが多いテクニカルコースを得意とする設定を持っている。
プロトセイバー系とは別の方向に不遇さが目立ち、車種こそトライダガー系と並ぶもののスピンアックスはプレミアム化されていない。
また、東京スカイツリーで開催中のコロコロスカイツリータウンのコースターでも藤吉とスピン系のみがハブられるという扱いを受ける。(彼が何をしたというのか…)
スピンアックス
初代スピンアックス。
ボディ前方を覆うフロントガードや丸みを帯びたデザインが特徴。
連続コーナリングコースが得意でサンダードリフト走法というテクを持つ。
マグナムセイバー同様ポリカーボネート製のクリアボディが単品で発売されているが、現在再販はされていないので微妙に品薄状態が続いている。
かつて放送されていた「TVチャンピオン」ではプロモデラー選手権にて5人の選手のうち4人に選ばれ、ミニ四駆王選手権にて最後まで大活躍していた。
アニメ版の第三話では、本機が出る前に白いスピンアックスが先行して登場している。
本機の活躍は、ゲームセンターのウルトラコースでのレース、土屋カップレースや藤吉カップで活躍する。
最後の活躍は、スピンコブラがロールアウトされるまでの時間稼ぎとして参加するがビークスパイダーのラフプレーによりリタイアしてしまった。
また、単行本に収録されているミニコーナー【ミニ四駆ができるまで】で、クレイモデルが掲載されたことがある。(優遇されてるなぁ)
上述通りフロントガードのデザインがスーパー2に干渉するためなのかプレミアム化されていない。似たようなデザインのビークスパイダーはプレミアム化したというのに…
スピンコブラ
二代目スピンアックス。
原作はメカ、アニメ版ではFMシャーシと設定に違いがあり、フロントバンパーがない代わりにボディ側面に埋め込み式ローラーを搭載している。
サンダードリフト走法は健在の上、その進化系であるライトニングドリフトを使用する。
アニメ版では、藤吉が『土屋博士に頼ってばかりでは、いられないでゲス。自力でニューマシンを生み出さなければならないでゲス!』と密に練っていた【NEWスピンアックス・プロジェクト】を彦佐に提出、三国コンツェルンの総力を挙げて生み出した代物となっている。ボディ・シャーシは藤吉直々に設計したもの。(しかし、レース当初はトラブルが発生してしまったため 土屋博士の助力により完成した)
ビークスパイダーとのレースで勝利し、ビークスパイダーを最初に負かしたマシンである。
リアルミニ四駆第1号としても有名なマシン。
走行マシンとして走らせるには別途シャーシが必要になるが、ガイドに従って指定部分を削る事で当時発売されていた様々なシャーシに載せる事が出来る。ただし加工した分は元には戻せないので自己責任で。
その特殊な成型からプレミアム化は困難と思われていたが、2017年にスーパー2シャーシでのプレミアム化が決定。メッキ成型で別パーツとなっていたフロントカバーは一体成型となり、ボディカラーもメタリックマリンブルーに変更されている。
ちなみに初期のプレミアムのスーパー2シャーシはギアカバーがねじ止め式だったが後のシリーズではワンロックギアカバー用ランナーも追加され標準装備となっている。スピンコブラプレミアムではこのランナーの違いを利用し、ワンロックギアカバーランナーだけをメタリックマリンブルー成型にする事でボディから露出するギアカバー部分がボディカラーとあたかも一体式になるような工夫がなされている。
ただし新規ステッカーの余白カラーが普通の青になっており、ボディカラーが微妙に一致していないというトライダガーXと同じ問題点があり、色を合わせるにはせっかくのメタリック成型のボディを塗装しなければならなくなってしまう。
さらに、かなり遅いタイミングで発売された割にホイールは96年当時の小径の規格になってしまっておりそのままで使用すると他のプレミアムよりもどうしても見劣りしてしまう。これはボディの規格の関係上プレミアムで主流となっている中径ホイールが後部カウルに干渉して使えないためで、中径で使いたい場合はカウル部分を加工する必要が出てくる。
登場は後にもかかわらずプロトセイバーEVO.の方が先にプレミアム化したあたり、タミヤもこの規格合わせに相当手を焼いた事が予想される。
スピンバイパー
三代目スピンアックス。
スピンコブラと同じくリアルミニ四駆で発売されたマシン。
それ以前のリアルミニ四駆との相違点はボディがメカと一体化している点。要は走行用シャーシさえ持って来ればメッキ成型のメカの趣きを楽しみつつも走行マシンとして楽しむ事が可能なのである。
それだけではなくほとんどのシャーシに無加工で載せられるバリエーションの多さが最大の強みであり、スーパーFMシャーシへの載せ替えも加工ではなくパーツを外すだけで簡単に行える。なんと最新型であるFM-Aシャーシにも無改造で載る。ただしメカパーツを載せているためボディの重さは間違いなく歴代最重。
アニメでは、第一回WGP開催中に藤吉が設計した。高速オフロードコースにも対応できるようにサスペンションが組み込まれている。デビュー戦では、GPチップの学習・熟練度が追いついていなかったためスピンコブラと共にレースに出場。コバンザメ走法でスピンコブラに引っ張ってもらいながら、スピンコブラの走行とドリフト走法を学習し、ネオトライダガーZMCとの同着1位を決めたが、終盤に出たせいで目立った活躍はこの1話きりという不遇さ。
リアルミニ四駆では珍しくプレミアム以前から走行マシンとしても別途販売されていたシリーズで、しかも使用シャーシが現在でも上級レーサー達御用達の生きた化石ことVSシャーシを使用しているため人気も高い。
…が、その代償にプレミアム化がされておらず、上述のVSシャーシも限定生産だったため現在は入手困難な状況にある。
2017年にはパールブルースペシャルが7年ぶりに数量限定で再販され多くのファンを歓喜させたが、あっという間に店頭やウェブ通販の在庫から姿を消した。
スピンアックスMk2
四代目スピンアックス。
スピンアックスのリメイク車種であり、ミニ四駆PROに分類されているダブルシャフトモーターを使用した新規格MSシャーシを使用。デザインはスピンアックス時代のものに先祖返りし、メカメカしさはなくなっている。
スピンアックスゼロ
五代目スピンアックス。
「ReturnRacers」に登場する大人になった藤吉のマシン。
スピンアックスMk2からさらに先祖返りしたようなデザイン。羽毛のように軽くうっすら透けたボディという特徴からスピンアックスのクリアボディが元ネタと思われる。
なお、軽くなったボディに反比例するかのように所有者の藤吉は恰幅が良くなっていた。
必殺走法は「イナズマストレート」。