概要
『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の主人公、星馬烈の4代目ソニック。フロントサスペンションと大径タイヤが特徴。ビートマグナムが龍がイメージなのに対し、こちらは不死鳥のイメージ。「烈」の字がこのマシンのみついていない。
3代目ソニック同様、原作とアニメで誕生経緯が異なる
誕生の経緯
原作
本編では、続編のMAX冒頭でスピンバイパーと共にWGP優勝の瞬間に出てきた程度で番外編での登場になる。
イタリア・ロッソストラーダに破壊されたハリケーンソニックも修復され復活。しかし、テスト走行で豪のビートマグナムにコーナーでも負けてしまう。土屋博士がスーパービートシャーシを改良したシャーシを渡し、それを使って勝利するものの、烈はマシンのコーナリングの挙動がしっくりいかず悩む。
そんな時に佐上ジュンが見せたマウンテンバイクのエアターンを見てヒントを掴み、ジュンにエアターンを何度もやらせて観察し、シャーシを分解しサスペンションをフロント配置に変更した。初めはサスペンションの反動で弾き飛ばされてしまうなど失敗が多かったが、烈は真剣に向き合い、それを見た豪も協力し、2人で完成させた。
必殺技は前述のエアターンをヒントにした「バスターフェニックスターン」で、サスペンションを利用しフロントを回頭させる。エターナルウィングスではこちらの名前になっている。
アニメ
第1回WGPで、決勝進出のために絶対ポイントを落とせないプレッシャーに苛まれた烈だったが、対オーディンズ戦の最中、藤吉がスピンコブラに怪しい装置を積んだせいでトラブルでリタイアし、豪が「ポイント数で勝てるから無理せず2位でゴールしろ」という自分の指示を突っぱねてニエミネンと張り合いコースアウトしてしまう。その様子を見て「自分が1位でゴールするしかない」と焦りのあまり猛スピードで追い上げた結果、コースアウトして烈はマシン共々崖から転落し重症を負ってしまう。
それと同時にチームリーダーを務める自信を失った烈だったが、豪を始めとした周りの言葉により、純粋にレースをする楽しさに立ち返って復活、病院内でボディをデザインしていった。その後、豪をおとりにして病院を抜け出して土屋研究所に赴き、ハリケーンソニックを進化させていく。(身代わりになった豪が大変なことになったが…)
決勝進出をかけた中国・小四駆走行団光蠍、ロシア・CCPシルバーフォックスとの三つ巴のレースでは、もはや童心に返ってしまった烈の発案により、一人一人が自力で相手を追い抜いて勝つ、もはやフォーメーションと呼べない「フリーフォーメーション」で勝利した。
ファイナルステージ2日目(99話及び「神回」の呼び声も高い100話)では、ドイツ・アイゼンヴォルフのミハエルのベルクカイザーと激闘を繰り広げる。
ハリケーンソニックと同じくサイドローラーを付けている。
こちらの必殺技「バスターターン」は、フロントダンパーによってコーナーでノーズを沈み込ませ(同時に前輪が後ろにスライドする)、車体全体を巨大なウイングにして強力なダウンフォースを生み出し、ストレートでは元に戻してダウンフォースを減らしスピードを稼ぐ仕組み。
練習走行時のタイムは、マシンがまだ完璧でないにもかかわらずビートマグナムとコンマ7秒ほどしかタイム差がなかった他、ドラマCDではパワーブースター発動時のバックブレーダーと互角の走りを見せた末に同着2位だったので、直線スピードもかなり速く、ポテンシャルは高い。
後に経緯は不明だが更に進化していった。
立体物
1997年に12月にTZシャーシで発売された。ビートマグナム同様大径ホイールと強化型リヤバンパーを装備。ギヤもビートマグナム同様、5:1と4.2:1となっている。
現在ではARシャーシを使ったプレミアム版も登場。ちなみにホイールの色が通常版は従来通り蛍光イエローだが、プレミアム版はイエローと若干変更されている。
余談
YouTube内のタミヤ公式の『ミニ四駆チャンネル』における実機を使ったレースでは、ほぼすべての企画でトップを取るほどの好成績を収めている。
関連タグ
爆走兄弟レッツ&ゴー!! 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP 星馬烈 ソニック系 フルカウルミニ四駆
ハリケーンソニック-三代目ソニック
ブリッツァーソニック-五代目ソニック
ビートマグナム:、弟「豪」の四代目マグナム。対となる機能を持つ
フェニックススティンガー:同じく不死鳥をモチーフに含まれているマシン
マグソニック:スピードと安定性を両立させたスーパーマシン。