プロフィール
年齢 | 小学5年生(無印・WGP) → 小学6年生(MAX) → 中学3年生(Return Racers!!「中学生編」) → 20代(Return Racers!!) |
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誕生日 | 12月14日 |
血液型 | AB型 |
身長 | 140cm(無印・WGP) |
体重 | 32kg(同上) |
趣味 | ガーデニング |
家族構成 | 父(故人)、姉(アニメ版) |
出身 | 不明(元大神研究所所属) |
使用マシン | 下記掲載 |
CV | 渡辺久美子 |
概要
大神研究所に所属するバトルレーサーだったが、ある出来事がきっかけでバトルレースとは決別し、土屋研究所で暮らすようになった(後述)。
父親は故人、母親は不明であり、親族の存在も明かされていない。アニメのみRという姉がいる。彼女曰く「泣き虫だけどがんばりや」。
褐色肌に金髪碧眼という特徴的な外見だが、詳細な国籍は不明とされているものの、原作者の話では「ソマリア人とのハーフ」とのこと。
無印編での彼の私服は身体の線がわかる全身タイツなので、一部界隈では(色んな意味で)物議を醸しており、WGP編で衣装が増えたとはいえどなんとへそ出しである。
原作漫画と続編の『Return Racers!!』では、友人相手でも敬語で話すキャラクターだが、『超青春ドラマCD』ではアニメと同じ口調になっており、頭に巻いているバンダナの色も異なっている。
なお、コロコロなどの紙面特集での彼の挿絵は不敵な笑みを浮かべたいかにも悪役然とした表情で描かれていた(これは超速GPでも流用されている)が、実際の彼は後述するように大神の洗脳教育を受けて「本気で大神の考えは正しいと信じ込まされていた」感情のないロボットのような状態であり、劇中でこのような表情を見せた例は一度もない。
人気投票の順位はDVD公式キャラクターアンケートでは7位、エターナルウィングスでは9位。
経歴
5歳の頃に大神研究所に連れて来られ、その時に父が作ってくれた宝物である木製の車のおもちゃを反射的に守った事から入団試験に合格し入団となった。
入団当時は、5歳の幼子であった彼には身体能力の差がありすぎて成績はふるわなかった。ある日、大神軍団のメンバーに乱暴に扱われ宝物が破壊されてしまう。
この事は【大事なものを失う恐怖】として植え付けられ、これがきっかけでバトルレーサーとして強くなることを決意。数年後、レースに負けたメンバーに【大事なものを失う恐怖】として彼らのマシンを溶岩に蹴落す非情な人物に変わってしまった。
星馬兄弟の前に現れ、二人の愛機を溶岩で溶かした張本人であるが、再度正攻法ルールでの星馬兄弟と勝負の末に本来のレースの楽しさを知った事で、自らの意志でアームリモコンを破壊。
プロトセイバーJBと共にバトルレーサーの引退と大神軍団からの事実上の退団を決意し、土屋博士の元で暮らすこととなった。
当初はあまり感情に出さないような性格だったが、星馬兄弟と接するうちに明るい表情も見せるようになる。素直で隠し事は苦手なようであり、ドラマCDではそれが露わになった。ただし、リョウの秘密は守っている。
ビークスパイダーの切り裂く能力の謎を解明するために、ビークスパイダーのボディを設計・製作して協力したりと技術者として活躍した
アニメ版では
無印編
主に技術者として活躍し、技術力の面で烈と豪を支えていった。
中でもサイクロンマグナムは豪とJが共同製作したマシンであり、Jがミニ四レーサーとして再び歩み出すきっかけとなっている(なお原作のサイクロンマグナムは、豪が烈の協力と発電所の熱を使って製作したもの)。
当初は順調に開発が進んでいたが、マシントラブルによる再設計の時に、豪のある提案によって、一時的に仲違いしかけている。
この事は改めて烈から「豪は【アレ】をバトル行為に使うつもりなんてないって言ってたよ」という言葉に対し、Jは「うん…その事は、もう怒っていないよ」と答えた上で、
「サイクロンマグナム作ってるの…すごく楽しかった。大人の手を借りないで、豪君と二人だけで頑張れたから……だから、あのときはちょっと悲しかった……」
と、打ち明けていた。
紆余曲折を経て豪とは無事に和解し、無事サイクロンマグナムの改良が成功し修復された。
復活のJ、火花散るラストチャンス
豪から「SGJC-ビッグチャレンジ-」に出場するように推され、ミニ四レーサーとして復活を決意。
土屋博士と豪の協力で新たなプロトセイバーを製作する。
ビッグチャレンジ当日、アメリカのレーサー「R」のドラゴンデルタと激走を繰り広げ1位を勝ち取り、SGJCへの出場切符を手にした。
WGP編
TRFビクトリーズのメンバーとして活躍。
普段は穏やかで優しい少年だがレーサーとしての闘志は強く、自分のマシンを貶されるとムキになる。
どのようなコースでも万能に対応できるが、主にサポート役なので目立った活躍は少なく、我が強いビクトリーズメンバーの中での仲介役を兼ねており、彼がいなければチームワークは崩壊しかねない(然し他のチームメイト共々単独行動が目立つ豪に対し信用を失い、ロッソストラーダとのレースではそれが仇となり、豪を傷つけ、自暴自棄に追いやってしまうが、後に豪が正しいと分かったのを機に和解した)。
※SFC用作品「爆走兄弟レッツ&ゴー!! POWER WGP2」でも、ファンの一人が『J君のサポートがあるからこそ、チームワークが整っている』と打ち明けている
風輪商店街レースでは、その温厚で癖のない性格ゆえにたまみ先生に目をつけられ、タッグを組んだことがある。
マシンを使った借り物競争でエボダイを引いてしまい、猫達にエボダイごとマシンを取られて「待って! 僕のエヴォ……エボダイ~!」と叫ぶ場面は、アニメシリーズ屈指の迷シーン。
MAX編
第2話のアメリカへ行く途中にビクトリーズ全員が揃っている場面と、鷹羽リョウの来日の時に彼の回想で三国藤吉と共に後ろ姿で走っている場面で登場している。
Return Racers!!では
中学生編
急成長した年下の豪に身長を抜かれ、メインキャラクターの中では烈と並び豪に次いで背が高くなった。
豪達と同じ中学に通っており、彼らと一緒に水着になってバーベキューを楽しむなど、小学生時代と変わらない友情を築いていており、大神陽人が大神博士の息子だと知って彼の自宅に行く事に怯えていたが、当の大神博士にかつての面影はなくボケていたので、むしろ「怖くな~い」と喜んでいた。
大人編
土屋研究所で研究員として勤めており、ビクトリーズ5人の中で唯一ミニ四駆と関わっていた。
電気街に買い出しに行った際に新屋マネージャーにスカウトされ、断り切れずに流されるままに芸能界に入り、タレントとして活躍。
テレビに出ていたJを見た豪は素人ハーフタレントだと思っていたが、後に彼だと知って驚いたほどの変貌ぶりであり、素朴さを売りにしたキャラクターで人気はあった。
しかし「やはりマシンをいじってる方が好き」とタレント業を引退したがっており、相談を受けた烈とジュンが間に入るが、応援しているアイドルをダシに豪と翼と藤吉が新屋マネージャーに買収され、豪が駆るZウイングマグナムと勝負。
相棒のプロトセイバーEVOをステージ4まで昇華させて「ドルフィンキック走法」によりレースを勝利し、無事芸能界から引退した後は、豪達に乗せられてアイドル応援に全力で付き合っていた。
なお豪達が応援しているアイドルグループ「ココナッツ少女」のメンバー達とは面識があり、カメラの外で挨拶をしている。
年齢については明言されていないが、時系列上小学生編から15年後であるため26歳前後だと思われる。
因みにコロコロアニキでの大人J初登場のカラー誌面上では、一人称が「俺」と表記されていた。(本来の一人称は「僕」である)
人物関係
姉(アニメ版でのオリジナルキャラ)。飛行機事故で死んだと思っていたが、生きていた。
Jがバトルレースを辞めたことに最初は反発していたが、弟の走りを見て何かが変わったようで、参加していたSGJCを棄権して再びアメリカに行ってしまった。
最初は敵対したが、彼が改心した後は打ち解け、アニメでは彼と組んでサイクロンマグナムを作った。
後にプロトセイバーEVOの製作の際も、豪は自分のできる範囲で微力ながら協力している。
同い年。
最初は敵対していたが、彼が改心した後は打ち解けた。WGPでは彼と2人でピットボックスを作るなど、理系顔負けの技術を見せる。
大人編ではアイドルを辞めたいことを烈に相談するなど、大人になった後も彼を信頼している。
身長が近い。
トライダガーXを壊した事に責任を感じてJBの部品で修理し、ミニ四駆を辞めるつもりでいたが、そのことに納得いかなかったリョウから挑戦を挑まれるが、本当はレーサーを辞めてほしくないことから挑戦していた。
リョウがオバケを苦手としている事を唯一知っている。
WGPでは彼と共に勝利したレースもある。また、ファイナルステージでは足が痛い藤吉の事を心配した。
ミニ四駆の開発・研究をする博士の一人。Jが改心した後は、彼の研究所で世話になっている。
幼い彼を自分の研究所に連れて行った。Jの性格を変えた犯人とも言える。
続編・Return Racers!!ではボケていたため、Jは「怖くな~い」とむしろ喜んでいた。
大神軍団の一人。昔の恩を利用してZMCの設計図を持ってこさせるようにとゲンと共に命令したり、WGPで破壊力を言わずにシャークシステムを渡すなど、Jを利用しようとする場面も多い。
WGP編に登場するオーディンズのメンバー。オーディンズではJに相当する立ち位置のキャラクター。
MAX編
2話で勝負した。因みに中の人が同じ。
Return Racers!!
新屋マネージャー
とある小さな芸能事務所を経営する女性マネージャー。
電気街で買い物をしていたJをスカウトし、芸能活動を行わせた。
TT
Jが大神研究所にいたころのスクールメイト。
彼女からは非常に慕われており、Jの事を「お兄ちゃん」と呼んでいる(ただし、兄妹ではない)。
所有マシン
アスチュートjr.
大神研究所でバトルレーサーの訓練生として活動していた時に使用していた最初の相棒。
パーソナルカラーの青に塗装されている。※アニメ版にて登場
空力性能の高いミニ四駆として開発され、リモコン操作でギア比・リアウイング・ローラーの角度などを自由に変えられる他、エアブレーキで空気を溜めて左右に噴出する機能を持つ。
この機構でマグナムセイバー・ソニックセイバーを葬っており、さらに圧縮空気を後方に一気に噴出し、空気砲を発射するバトル機能が搭載されている。
この空気砲はマシンを破壊するだけではなく、圧倒的な加速力を得る事が可能。
作中では後に量産され、プロトセイバー戦隊が使用している。
なおアニメ45話では「プロトセイバー600」という名前で市販されているが(こちらは空気砲といったバトル機能やリモコンは無い)、『Return Racers!!』でも同じく市販品が出回っているようで、大人のジュンが使っている。
読みは「プロトセイバー"エヴォリューション"」で、「ドルフィンシステム」という特殊な空力性能を持ち、土方レイの開発した「シャークシステム」の一部を取り入れ、後に「ハイパードルフィンシステム」として進化。
なお57話以降のEVO.は2代目であり、初代は56話で土砂崩れに巻き込まれて大破し、修復不能になってしまった。幸いGPチップが無事だったので、性能を受け継ぐことが出来た。
JのJB時代の誤ちに対する清算か、自己犠牲的な立ち位置に回ろうとすることも珍しくない。
SGJCのAセクションではブロッケンGのブロックを受け止め他の選手のマシンを発進させる隙を作ったり、WGP決勝戦でもロッソストラーダのバトルマシンの攻撃を一向に受け止め他のビクトリーズのメンバーを完走させるために意図的にピットインを放棄する事もしていた(ほぼ同時期に他のビクトリーズが追いつきハイパードルフィン走法で後続を引き離す条件が揃ったため事なきを得たが)。
プロトセイバーEVO.ステージ2,3,4
『Return Racers!!』に登場。
「ステージ2」は見た目こそ変わっていないが、Jがドルフィンシステムのアップデートを続けさらなる進化を果たした状態で、豪との勝負でコースアウトしてしまうが、逆にそれがJの闘志に火を点け「ドルフィンシステムに完成はない」とその場で改造し、ボディ全体が可変する「ステージ3」に進化させた。
そしてレースのクライマックスで「ステージ4」に昇華し、空中でリアウイングを羽ばたかせて加速する「ドルフィンキック走法」でZウイングマグナムを破った。
演者について
演じている渡辺久美子氏は、GPレーサーのジャネット・ストゥルソンも演じた。後の『爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX』では、一文字豪樹役で主演を務めた。
関連イラスト
関連項目
タグ
爆走兄弟レッツ&ゴー 爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP TRFビクトリーズ
人物(五十音順)
カテジナ・ルース(『機動戦士Vガンダム』):金髪で中の人が同じという共通点があるが、「他人に束縛された環境から次第に自我が芽生えて自立し、お互い支え合う仲間が増えていった」Jに対し、「周囲よりかは裕福な環境から終始何も考えないまま惚れた敵軍の一人の男のために味方を裏切るなど自分勝手な行動を繰り返し、最後は縋るべき身寄りすら無くなった」カテジナと見事に真逆の関係にある。さらには作品の連載もライバル誌であるコミックボンボンだった(※しかもあまりにヤバ過ぎる性格からか本人は出ていない)。また、何の因果かこちらも名前にV(ビクトリー)の付く機体に自分の攻撃を受けきられて敗北している。