概要
大神博士の息子であり、当初は父親とは違って争いを嫌う大人しい性格だった。
見た目はかなり幼いが中学1年生であり、メガネをかけたボサボサ髪が特徴で、自室は設計図や機材が散らばった汚部屋である。
中学生編でメインキャラクター最長となった豪とは対照的に、最小のジュンや藤吉よりも頭二つ分程低いので、豪と並ぶとかなりの身長差が際立つ。
ある日カツアゲにあっている所を豪に助けられた際、大神博士の息子だと告白を聞かされた烈や豪達の内心は穏やかではなかったが、陽人は彼らを元TRFビクトリーズのメンバーとして知っており、土屋博士のことも父親から聞いていた。
ちなみに土屋博士は大神博士に子供がいたことは知らなかったらしく、土屋研究所の研究員達も息子と聞いて身構えていた。
それ以降は自宅に招き入れるほどに豪達と意気投合して、一緒にミニ四駆レースの全国大会に出場するために技術者の父譲りの腕前で「車体制御システム」を開発し、搭載した「デュアルハイブリットGマグナム」を共に製作。
しかし、このマグナムの目覚ましい走りや豪の「自信を持て」という言葉を「豪よりも自分の方が優れている」と確信して反逆する。
性格も一転し父親譲りの傲慢さがにじみ出ていたが、どちらかというと卑屈さが前面に際立ち、そして「ハル001」(後述)を持ち出しレースに出場した際は、脳波を送信するヘッドギアとパワーアシストスーツ、謎のマントの出で立ちで登場した。どうしてこうなった。
豪曰く「性格は悪いが走りはすごい」との事
何故、父と同じようになってしまったのか?
陽人自身もJのように幼少期に父親からトラウマを植えつけられ、当初のおとなしかった性格は、平然と非道な事を行う父親と同じ血が流れていることに激しく嫌悪し、父親を否定し続けたが故に生まれたもの。
自信を持つように言われ、否定し続けた自分を見つめ直した結果、父親を嫌い憎んだが、むしろ父親のようになれば、自分自身を認めることが出来るという歪んだ思想によって、上記のような性格に変貌したのである。
彼に対して幾度も挑発したり嫉妬心を抱いていたのも、自分をしっかり見てくれた豪に、本当の姿を認めてもらいたかったという面が大きい。
「前の自分も、今の自分も、豪君は最初から認めてくれていた」ということが分かった後は豪とは和解し、三国チイコを巡る恋敵となっているが、コミックス3巻のおまけマンガでは、大神博士が大量のツチヤくん(土屋博士の人形)を持っているように、陽人の自室も大量の豪のぬいぐるみや人形で埋め尽くされ、しかも一部のぬいぐるみは首を引きちぎられていたり、包丁でメッタ刺しにされていた。
ミニ四駆
デュアルハイブリットGマグナム
土屋博士から渡されたセイバーのボディを元に豪と共同制作したマシンで、車体制御システムを搭載している。
しかしこのマシンがきっかけとなり、豪と対立することになってしまう。
ハル001
豪に反逆した後に持ち込んだフルカウルマシン。映画の『TRON』に登場するようなデザインをしており、AIを搭載している。
なおAIのモデルは陽人本人で、彼と同じように喋ることも可能。マシンには複数本のマニピュレーターが内蔵され、進路妨害も出来る父親譲りのバトルマシンである。
大神マリナとの関係
アニメ『爆走兄弟レッツ&ゴー!!MAX』にて大神博士の娘「大神マリナ」が登場しているも、陽人とマリナの関係性は現段階で不明。
そもそもマリナ自体がアニメオリジナルキャラクターだが、アニメから原作に逆輸入されたキャラクターもいるので登場する可能性はゼロではなく、小説や漫画などの登場人物が、ドラマや実写映画などで性別が変更されることは珍しくない事から、『Return Racers!!』で陽人が登場したのはそういった大人の事情も考えられなくはない。
もし共演するのであればマリナの年齢も豪の1つ下なので、二卵性の双子や腹違い、もしくは連れ子の姉弟(兄妹)になるのかもしれない。
ちなみに彼女と陽人は対極の関係がいくつかある。
マリナ | 陽人 | |
性別 | 女 | 男 |
体格 | 小学生に見えないほど大人っぽい外見(MAX時代) | 中学1年だが見た目が幼い(RR中学生編時代) |
父親に対して | 慕っている | 嫌悪している |
関連タグ
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