概要
マグナムシリーズだが所有者は星馬豪ではなく、その息子(を名乗る少年)・星馬翼。 しかし、この状態で市販されていたものではなく【市販されたものを翼が育てたもの】。 翼も『母に買ってもらったものを自分で改造した』とジュンに打ち明けている。
当初は、フロントカウルが存在せず【ウイングマグナム】で呼ばれていた。
(外見はF1マシンを彷彿させるものになっている)
豪に連れられてやってきた、佐上模型店のコースにてレース。しかし、やってきた少年ピーターのディオスパーダを相手に思った通りの走りができずコースアウトの連続。(しかも、同じ個所で)
その光景を見た豪は、自身の走りと重なった。
何度も挑戦し続ける翼の姿をみた豪は「まだ、諦めていない眼だ!! 勝ち目がないのに・・・どうして!?」とかつて自身が言われた言葉を浮かべた。
その後『翼君は、何度ふっとんでも楽しそうだね。 昔の僕たち見たいじゃないか』と烈の言葉を聴くと、かつての自分を思い出しレーサーとしての情熱を再び燃やし始めた。
唸る弾丸は引き継がれ
『おっちゃん、道具を借りるぜ!』
『戻ってこい、翼!』 『ピットインだ!! お前のマシンを改造するぜ!』
『翼、ちゃんと押さえてるんだぞ・・・』 『すご~い! F1マシンのパーツを使うんだね!』
翼のやりたいことを見抜いた豪は、自分がF1レースに出ていた時にクラッシュしてしまったF1マシンのカウルの残骸を加工して製作したフロントカウルを装備させ、新たに【Zウイングマグナム】という名を授かり『さぁ行け、俺達の走りを見せてやれ!』*とレースを再開する。
だが、ウイングマグナムの時よりも安定しない走りになってしまっておりコースアウトするのが何時だっておかしくない状況だったが、これも狙い通りだったのだ。
大ジャンプして空中でコーナリングする、これが翼のやりたかったことだった。この走法はネクストレーサーズ伝にて「ペガサス走法」と名がつく。
立体物
2014年に【Zウイングマグナム】の名称でARシャーシが採用された製品として販売。パッケージには、豪と翼の二人が描かれている。(親子でパッケージを飾っているのは、現状唯一)
物語の時系列的にはマグナムシリーズ10代目だが、キットとしては7代目である。(物語に登場した7代目、8代目は未キット化、9代目は本機の後に発売された)
大人になった豪の存在や「コロコロアニキ」の刊行開始とほぼ同時期に宣伝されたため、第二次ブーム世代にも(厳密には豪のマシンではないものの)新世代マグナムとしてその存在が広く知れ渡るようになった。
ウイングマグナムへは、フロントカウルを加工することで再現可能となっている。
関連タグ
???:少年時代の豪の相棒。 佐上模型店のコースで同じ個所で何度もコースアウトをしていたが、回数を重ねるごとにタイミングを見定め新たなる走法を手にした
???:かつて、ミニ四レーサーとして活躍していた豪に「勝ち目がないのに、どうしてあきらめないの?」と問うた者。 後に自身も「ミニ四レーサー」として活躍する