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ディオスパーダ

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でぃおすぱーだ

ディオスパーダは、こしたてつひろ作のコミック『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』及びアニメーション作品『爆走兄弟レッツ&ゴー!!WGP』に登場する小型レーシングマシン(ミニ四駆)である。

概要

爆走兄弟レッツ&ゴー!!にてイタリアのミニ四駆レースチーム『ロッソストラーダ』が所有・使用するマシン。刀剣を彷彿とさせるシルエットを持つF1マシンを彷彿させるカウル、リヤカウルと一体化したリヤウイングを持つ真紅のボディカラーが特徴のマシン。マシン名はイタリア語で「神の剣」。

キットでは通常のシャーシを用いた従来のミニ四駆だが、作中ではフロント・リヤバンパーやローラーが無く、バックブレーダーベルクカイザーと同様ハイテクマシンである。

主にバトルマシンとして活躍。純粋なレースマシンとしてのポテンシャルも高く、後述のリヤステアリング機能を使用してコーナーを減速せず高速でクリアできる。また、直線コースでサイクロンマグナムに勝利したこともある。

特徴・装備および必殺技

リヤステアリング(RS)機構

本機最大の武器。実際の自動車と同じく後輪操舵により他のマシンより小回りが利き、最小限の舵角調整で高速・低速コーナーをスピードを落とさずクリアすることが可能。原作漫画とアニメで設定がやや異なる。

原作

ローラーやバンパーが取り付けられていない理由としてこの機能が挙げられている。

アニメ

この機能により高速走行時でも減速することなくコーナーをクリアできる。特に、ファイナルステージ2日目の箱根の峠道では下り坂の連続コーナーをこの「ノンブレーキ走法」でクリアし他チームの度肝を抜いた。

また、これを活用することでスラローム走行の他、タイヤを温めて作動温度領域に近づける「Weaving(ウィービング)」を行う事でグリップ力を高めることができる。

アトミックモーター

WGP出場マシン専用に設計・製造されたモーター。従来のミニ四駆用モーター以上の回転数とトルクを持つ。

中盤にが共同で「サンシャインモーター」を、TRFビクトリーズが「アトミックモーターV2」を開発・投入するが、ロッソストラーダが後継の新型モーターを開発する様子は原作でもアニメでも描かれていない。そのため、なぜこのモーターを使いながらシーズン終盤でも他チームと張り合う戦闘力を維持できたのか疑問を呼んでおり、某ネット掲示板でも度々話題に上る。

ただし、アニメではチームオーナーが「一度(イタリアに)戻ってこいカルロ、得物を用意して待っている」と発言している。「得物」とはアディオ・ダンツァ(後述)の衝撃波貫通型以外に、新型モーターも含まれていると考える事も出来る。

GPチップ Type-β

本機の頭脳。マシンの特性を学習・成長させることで最適な調整が施すことができる。

アディオ・ダンツァ(Adio Danza)

車体内部に攻撃用装備を仕込み、中継カメラや審判の死角を突いて対戦相手のマシンを破壊する不正技。

アディオ・ダンツァの語句の意味をドイツ・アイゼンヴォルフエーリッヒ「別離の踊り」と直訳したが、シュミット「死のダンス」と、原作名を用いて形容した。

衝撃発生装置(ショックレゾネーター)

RS機構で舵角を調整させると同時に衝撃波を発生させて衝突、相手マシンの内部メカを損傷させる。

原理については、沖田カイ大神博士がかつて研究していた「ショックレゾネーター」の応用ではないかと睨む。

仮にそうだとすれば、超音波を当てて共振を発生させた上で、トドメの一撃を衝突で行っていると考えられる。

  

対策としては、シャーシとボディの間に強度の違う素材を挟み込むことで跳ね返すことができる。劇中では、NAアストロレンジャーズがこれを実施し対処した。

またRS機構を使用して体当たりを行う関係上、発動には反対側にスペースが必要。アイゼンヴォルフ戦ではゾーラ機が仕掛けようとした際、エーリッヒシュミット機が両サイドにビタ付けし、発動不可能にした。

ファイナルステージ1日目で、間に1台味方を挟んで衝撃波を貫通させて攻撃するタイプのアディオ・ダンツァが登場。アクシデントとしか見えないようなのでオフィシャルも取り締まれない(見抜いたのはミハエルJくらい)。こちらは対策可能かは不明。

ナイフ版

フロントカウル内部に金属製武器を仕込む。形状が異なる複数の刃物を展開する扇型、貫通力に優れた槍型、深手を負わせる鉤爪型が存在し、状況により換装する事が可能。

死のダンス」RS機構と連動させ、車体を抉る&スピンさせながらの回転斬り。

死のリング」複数機で相手マシンを取り囲むフォーメーションによる攻撃。

カルロ・セレーニはこのナイフ攻撃を「凍り付いた炎」と称し「本当のアディオ・ダンツァ」と表現した。

アニメでは扇型のみ登場。

こちらは単純な物理攻撃ゆえ、当たり所が悪くなければ無傷。アイゼンヴォルフミハエルには完全に見切られており、カルロがトンネル内部で仕掛けた際、スピンこそしたものの無傷でレース続行。カルロを猛追し、悠々と抜き去った。その際「一人でダンスしてて楽しい?」と皮肉られた。

作中での活躍

WGPではバトル行為は禁止であるが見えないところで不正を行っており、ロッソストラーダも表向きは善人を装っていたため、運営やファイター、観客には気づかれなかった。しかし、現場のレーサーであるシュミットやエーリッヒ、は確信を抱き、鷹羽リョウやサバンナソルジャーズ・ジュリアナをはじめとした各チームのリーダークラスにも疑念を持たれていた(特にシュミットとエーリッヒは上記の名称の件やクールカリビアンズ戦における豪との会話から、豪よりもかなり前から確信を持っていた様子)。

ビクトリーズ2戦目ではバトルを仕掛けてマシンを大破させ、豪以外のビクトリーズメンバーも不正行為を知るところとなった。

バトル行為が衆目に晒されたのはビクトリーズ3戦目。カルロとの確執が決定的な物となったルキノ・パルナーバが、カルロの忠告を無視しトンネル突入後に独断でナイフ版アディオ・ダンツァを使用しネオトライダガーZMCを攻撃。モーターにダメージを与えることに成功したが、トンネルの短さを頭に入れていなかったためネオトライダガーに刺さったままトンネルを抜けてしまい、馬脚を現した。

(ちなみにこのレースでカルロ自身は、ナイフ版の使用には不向きのコースと判断して事前に外してマシンを軽くし、スピードを上げる調整をしていた)

これにより、ロッソストラーダは2ヶ月の出場停止処分を受けた。

その後、寝返ったルキノ率いる「新生ロッソストラーダ」が黒いディオスパーダを使用しチーム内バトルを行ったがカルロ達に破壊されて敗北し、以降黒いディオスパーダとルキノは登場していない。

ファイナルステージ2日目を描いたアニメ第100話勝者の条件では、最下位にいたカルロとディオスパーダがアストロレンジャーズの2台、スピンバイパープロトセイバーEVO.を抜き、ゴール前でミハエルのベルクカイザーやバスターソニックと激闘を繰り広げている。このエピソードは放送当時からファンにとても人気が高く「神回」と賞賛されている。

MAX

第1回WGPでのカルロの活躍がきっかけなのか、市販化されている。九州で開催されたGJCの中で一人のレーサーが相棒にし活躍している。

Return Racers

市販されており、F1レーサーとなった豪のライバル「ロニー・チャップマン」の息子「ピーター・チャップマン」のマシンとして登場。ウイングには「PeterS」と描かれている。

息子ののウイングマグナム、Zウイングマグナムと勝負する。シャーシの仕様はARシャーシになっている。

F1レーサーの父の技である「V字ターン」を発動できる。

翼ネクストレーサーズ伝

ドラゴンクロウのメンバーのイタリア人・トトが使用。作中では何故かチーム名の「ロッソストラーダ」で呼ばれている。原作・アニメと同じようにRS機構が搭載されている。本来のとは違い、ボディのイナズママークがハートマークになっている。

所有者は異なるが、翼にとってはこのマシンと戦うのは2度目となる。

立体物

TZシャーシが採用された製品として販売され、原作には無いバンパーとローラーがある。また現在ではARシャーシを使った『ディオスパーダ プレミアム』も発売されている。「プレミアム」はボディがABS樹脂製になって成型色がやや色味の異なる赤に変更され、ステッカーにメンバー全員分のパーソナルエンブレムが追加されている。

ゲームセンターなどのアミューズメント施設限定では『ディオスパーダ・コルテッロ』が登場した。

ボディが青くなり白いVSシャーシが採用された『ディオスパーダGPA』という製品も販売された。

当時販売されていたドレスアップステッカーを使用するとジュリオ機、ルキノ機、リオーネ機、ゾーラ機と黒いディオスパーダを再現することが可能(現在は、ドレスアップステッカーは絶販となってるが、某大手通販サイトでは1000円しないので簡単に入手できる)。

WGP放送当時、てれびくんの読者プレゼントでゴールドメッキボディが配布された事がある他、公式大会などの物販コーナーにてゴールドメッキボディとレッドメッキボディが販売された。

食玩「ミニ四駆マシンコレクション」にラインナップ。仕様はTZシャーシ採用型に近いものになっている

ゲーム作品では

シナリオでは、「相手にぶつかるタイプのGPチップ(プレイヤーも選択可能)」を搭載し「劇中屈指の剛性」をもって「加速」をかけることで、アディオ・ダンツァを疑似的に再現している。フリーバトルモードやタイムアタックではカルロ機を自機として使用可能。

シナリオモードでも自機として選択することが可能(仕様はWGP終了後のカルロ機である為、バトルマシンとしての機能はない)。

ロッソストラーダと共に登場。こちらもカルロ機のみバトルマシンではなくなった。

(『ヨーロッパ予選レースでも、アタックを一度も仕掛けていなかった』ことがゾーラの口から明かされている)

終盤である暴走ミニ四駆を停める時には「ヤツら(ビクトリーズ)を倒すのはオレだ!」との理由でカルロ機も参戦する。

GBC(このゲームにおけるWGP)に参加しているチームの中で唯一攻撃してくる。攻撃されるとパーツがダメージを受ける。草レースでもロッソストラーダメンバーに当たると攻撃される。

攻撃によるダメージを軽減・無効化するプロテクトパーツと呼ばれるものもこのゲームにはあるが、最初にロッソストラーダと戦う際はまだ使用できないのでかなり苦戦する。

ストーリーを進めるとプレイヤーも購入可能になる。

名前について

イタリアで放送された時は車名が「DIO SPADA」から「D10 SPADA(ディー・ディエーチ・スパーダ)」に変更されている。(おそらく宗教上の関係であろう)

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