概要
記念すべき第一話。 ミニ四駆という小型レースマシンを愛する兄弟星馬烈と星馬豪は、いつものようにデパートの屋上で行われているレースに出場。
『烈兄貴、今日は絶対俺が勝つからなぁっ!』 『勝つのは俺さ!』
いつものように兄弟喧嘩を繰り広げると、司会・実況を担当するミニ四ファイターのコールによりレースに出場。
烈のスーパーアスチュートJr.は、コーナーに強く安定した走りを見せる。豪のマンタレイJr.は、直線コースに強く圧倒的なスピードで距離を開けて行った・・・・が、
「おぉーと、兄弟揃ってコースアウト!! 張り切り過ぎだぁっ!!」
とファイターの実況のとおりコースアウト。 その後も兄弟喧嘩を繰り広げ・・
『とんちんかん! へっぽこぴー!!』 『うるせー! おたんこなーす!!』
歳相応の兄弟喧嘩を繰り広げた後、豪の案で野外レースで決着をつけることに・・・
その最中、謎のマシン【セイバー】とその生みの親土屋博士と出会う。
彼から【マグナムセイバー】と【ソニックセイバー】をGJCウインターレースまで、自分のマシンとして育て上げられなかった場合は、返却してもらうという約束のもとに預かる。
晩御飯後の星馬家では、彼らの母「良江」と父「改造」の夫婦の会話。
『ただいま~、烈と豪は?』 『二階で またやってます、いつもの。』
息子達の様子を聞いた改造は、こっそりと彼らの様子を見守る。
『よーし、限界まで軽量化して ぶっちぎりだぜ!』 『う~ん・・・やっぱり、トルクチューンにしよう。 オーソドックスが一番だ!』
烈と豪は、自室にて一晩かけて各々のセイバーを自分色に染めていく。 豪は極限まで軽量化させ、最速マシンへ 烈は確実にコースをクリアするために堅実なマシンへ進化させた。
明くる日のGJC地区予選レース当日
『へっへ~ん、超高速ぶっちぎりのマグナムだぜ!!』 『あまいな! 速ければレースに勝てると思ったら大間違いだ、俺のソニックの走りをみて腰でも抜かせぇ!!』
無事に調整が済み、レース当日に間に合った二人。車検も無事に済ませ、同じミニ四レーサーこひろまことと会う。 ファイターのコールでスタートラインに立ち、レーススタート!!
直線コースにて豪のマグナムセイバーが先頭へ出るが、コーナーコースは荒々しく危なっかしいクリアリングをしていく。 しかし、烈のソニックセイバーは スムーズにコーナーコースをクリアしていき追いついた。
ウインドバレーセクションを抜け、登り坂(アップヒル)コースを抜けたが・・・コースの途中でソニックとマグナムはコースアウトしてしまった。(まことは、相棒のアバンテのタイヤ交換をして挑み無事に突破する。)
ソニックの無事だったが・・・マグナムは軽量化のしすぎが祟ってしまいボディの一部、右前輪、後輪のタイヤが破損してしまった。
豪は諦めていたが、烈は『これぐらいのことで諦めるなんて・・・・お前、本当の豪じゃないなぁっ!?』と煽り豪の闘志に火を入れてレースを再スタート。 二人で知恵を絞りだし、レースを突破した。
「一位はソニックセイバー! 二位はアバンテjr!! 三位はマグナムセイバー!!!」
レース終了後の表彰式、豪はある事に気づいてしまい烈と再び喧嘩をする。
『この決着は、必ず着けてやるからなぁっ!!』 『おぅ、望むところだぁっ!』
余談
- 原作と異なるところがいくつかあり、土屋博士の口調が原作の第一話限定で一人称が「わし」であったり デパートでの兄弟喧嘩を諌めるのは、ファイターじゃなくてスタッフさんだったりしている。
- 原作のままの部分も存在していて、この時はまだセイバーの所有者が星馬兄弟になっていない。
- この頃から、豪はレブチューンモーターを、烈がトルクチューンモーターを愛用していた。
- 順位は原作ではセイバーがワンツーフィニッシュしたが、アニメは1位にソニック、マグナムが3位となっている。
- ほんの一瞬だが、ダッシュ!四駆郎のエアロソリチュードが登場した。(実はキャノンボールも出ていたのだ)
- 登場したセイバーは三台。 二人にセイバーを渡す役が原作ではファイター、アニメ版では土屋博士が担当していた。