概要
綴りは「REV-TUNED MOTOR」。紫色のエンドベルが特徴でミニ四駆シリーズに搭載可能。
チューン系モーターの中で高回転寄りに振ったモーターであり、ストレート主体のコースにおける速度重視のセッティングをしたい時に選ばれる。
初代レブチューンはネタにされるほどトルクが弱いのが欠点。スタートダッシュや立ち上がり加速が遅く最高速に達するのに長いストレートが必要で、かつ登り坂でもスピードが出ない。そのため、普通のコースでは高回転を生かせない。性能に寄与せず効果の疑問視されたグレードアップパーツ「夢パーツ」の一つに数えられる扱いだった。
対になるモーターにトルクチューンモーターがある。
タミヤ公認レースで使用可能。ただし、前述のとおりトルクがかなり弱いので公式戦で選ばれることは少ない。しかし、速度の出すぎによるコースアウトが多発するサーキットでは非力で速度が出にくい欠点が低速で安全に完走できる長所に一変した。
2015年公式戦はそのようなサーキットであったため、オープンクラス優勝者がレブチューンと低速ギアの組合せを採用。また、ジュニアクラス優勝者はノーマルモーターを使用しており、最弱争いのモーターがツートップを飾る下剋上となった。
更に2019年のジャパンカップチャンピオン決定戦(要は日本一決定戦)にて、チャンピオンズ部門のある選手がレブチューンを投入。あまりの難コースに各地区大会たちのチャンピオン達ですらリタイヤを喫する中、ただ一人安定した走行を堅持し続け見事日本一の栄冠を掴み取った。
活躍できるサーキットが限られるものの、後述のコミックやアニメとは真逆の運用方法を確立してリアル(公式戦)で実績を挙げており、少なくともネタモーターを卒業したといっても過言ではない。
また、1995年のジャパンカップではコースの特性上大半のレーサーがトルクチューンを使用した中、九州会場で入賞したマシンは3台ともレブチューンであった。
他の地区大会でこのモーターを使用したレーサーは誰一人優勝はおろか入賞すらしておらず、ハウツー本にすら「なぜか」と書かれた珍事であった。
後に、致命的に弱かったトルクが改善される性能調整がされて青色のエンドベルに変更され、ミニ四駆PRO用に両軸となった「レブチューンモーターPRO」が発売され、現在は後継となる「レブチューン2モーター」「レブチューン2モーターPRO」が販売されている。
一時期、海外製のノーマルモーターが青色のエンドベルを採用していた。レブチューン2の方はラベルを貼っているため間違えることは無いが若干紛らわしい。
爆走兄弟レッツ&ゴー!!での活躍
そもそも漫画やアニメでは現実世界のそれとは比べ物にならないほど巨大なコースが使用されており、数十mのストレートを持つコースが普通に存在したため(実際のコースでの直線は3mも無い)能力を生かし切れるのだろう。仕舞にはコースの外を走り出すし…(それを生身で走り並走する登場人物達は化け物と言える)。
外部リンク
TAMIYA公式サイト内 製品紹介 (REV-TUNED 2 MOTOR)
TAMIYA公式サイト内 製品紹介 (REV-TUNED 2 MOTOR PRO)
関連タグ
シグマDX9(ダンボール戦機):主人公が使うモーター繋がりで、産廃(ゲーム版)である点も似ている。但し、現在の製品版レブチューンは前述の実績や性能調整により産廃扱いを脱している。