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MINI4KING

みによんきんぐ

『MINI4KING』(ミニヨンキング)とは、コロコロコミックで連載されていたコミック作品。原案・武井宏之、作者・今田ユウキ。
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概要編集

ダッシュ!四駆郎爆走兄弟レッツ&ゴー!!と同じく、ミニ四駆を扱ったホビー漫画の1つ。2021年、月刊コロコロコミック9月号から連載開始(8月号で予告漫画が掲載された)、2022年12月からは週刊コロコロコミックによるWeb連載となる。2023年4月15日に最終回を迎えた。

原案は武井宏之、作者は今田ユウキ。舞台は熱海

ストーリー編集

最小のモータースポーツ、ミニ四駆。その革命的新パーツ、"LASER(レーザー)"。時代は熱狂していた…。


これは、世界最速を目指すとある少年の物語…。


キャラクター編集

モー太と仲間達編集

ロードブランドのレーザーミニ四駆を持つ少年少女達。

主人公のモー太をはじめ、皆類稀な才能を秘めている。


工藤モー太編集

主人公。年齢は13歳。熱海に引っ越してきた。旅館の雇われ仲居の息子。

ミニ四駆が大好き。まっすぐな性格の持ち主で、レース中に何が起きても動じずに逆に楽しむ。旅館のお客をもてなしたり、仲間の背中を押すなど、優しさも持っている。

何度も走らせて正解を見つける他、コースを見て即興で改造したり、ロードスピリットに必要なパーツをノーヒントで正解を選ぶなど、かなりの才能の持ち主。しかし、ミニ四駆に熱中して周りが見えなくなることもしばしば。

足がかなり速く、その恐ろしいスタミナはグリスが息切れするほど。

ロードスピリット編集

モー太が幼い頃、母のマキに買ってもらったレーザーミニ四駆。

モー太曰く「直線が好き」で、ある意味第2ブームのミニ四駆漫画の主人公マシンと似ている(マシン特性はどちらかというとこっち似だが)。

フロントに装備したLASERブレードにより徐々に空気を切り裂いて周囲を真空化、空気抵抗に一切邪魔されない驚異的な加速性能と直進性能を得る。


グリス・マッケンジー編集

モー太のクラスメイト。どでかいリーゼントと長髪が特徴。

計算高く、計算通りにマシンを走らせることができる。見かけは厳ついが、実は小心者で超あがり症であり、人前で走らせることもビビるほど。後に多少は克服した模様。

演算とも言える計算時には人差し指と中指を額に当てる癖がある。モー太の言動に振り回されがちな苦労人。

ロードナイト編集

グリスのレーザーミニ四駆。コーナーが得意で、こちらはもう1人の主人公マシンと似ている。

後部LASERローラーを「第5のタイヤ」として走行を補佐させることで、コーナリングにおいて凄まじいスピードを発揮。グリスの計算によりあらゆる音を無くした、無駄の無い走りができる。


民家タミ子編集

ロードスピリット、及びロードブランドのレーザーミニ四駆の開発者の少女。モー太達のサポートをする他、大会の実況、進行も務める。時には自身もロードジェットを駆ってレースを行う。

開発者のプライドからか、後述のヨンクダムの使うジャドーブランドのマシンに対しては負けたくないとしている。

実は兄がおり、レーザーパーツは兄が開発したもの。

ちなみに目が星である。また、デカい。年齢は14歳。

ロードジェット編集

タミ子のレーザーミニ四駆。ジェット機のアフターバーナーのようなバーニアが特徴。

実はボディ全体はバンパーのように展開可能で、後部から受けた衝撃などをこれによって緩和し、閉じた際に空力として放つ。


虎菱ネイ児編集

建築会社の御曹司。顔が怖い。通称「オヤカタ」。年齢は17歳。

「美」を重要視しており、1ミリのズレ・歪みも許さない。幼い頃から現場に出ているため、ちょっとのズレや歪みも瞬時に見抜ける。ミニ四駆についても同じで、パーツの歪みもすぐ見抜く。しかし歪みが目に入るとレース中であっても他レーサーに注意する癖があり、そのため熱海ミニヨンレースでは最下位になってしまった。

元々は高校にも通っていたが、2年生の時に中退し、家業を継いだ。

ロードパンチ編集

ネイ児のミニ四駆(初期案ではロードナックルだった)。

フロントステーからリアステーまでまたがる巨大なLASERが特徴。彼の歪み発見能力により完全調整された各パーツが生む走りは、LASER無しとはいえ初戦のロードスピリットを追い越すほど。


李永苑(リヨンリ)編集

モー太のクラスメイト。中華料理屋「大四軒」の看板娘。レースにて1005人中15位という成績なのだが、それはミニ四駆を始めて3日での成績であり、タミ子曰く「天才」。しかしやはり駆け出し故か、電池の装填方向を間違えるなど、初歩的なミスもする。

とある一件でモー太に惚れる。ロードスピリットよりも速くなったら彼と結婚するとまで言い出している。

ロードアビス編集

ヨンリンのミニ四駆。後部に伸びた長いスタビライザー「アビーテイル」が特徴。

このアビーテイル、空気抵抗や各種振動により前後左右上下に振動しマシンの進行方向を調整、遠心力や着地時・走行時の衝撃などを打ち消した高い安定性を誇る。



工藤マキ編集

モー太の母親。旅館の雇われ仲居。ミニ四駆の事はよくわかっていない。昔、ロードスピリットをどうしても欲しがるモー太に根負けし、購入した。

長年の料理の経験から、野菜の新鮮さを見もしないで見分けられる(本人曰く「第母感(おママセンス)」)。


  • ヨンクダム

日本にその名を轟かせている強豪ミニ四駆チーム。

圧倒的な性能を持つジャドーブランドのミニ四駆を操る。

皆曲者揃いであり、謎の男・KINGに率いられている。


ギ亜斗編集

廃墟に巣食うギャングレーサー。喋り方がラッパー調。「ヨンクダム」と呼ばれるチームの一員。

ジャドージャック編集

ギ亜斗の操るレーザーミニ四駆。

装備したLASERはあらゆる空気抵抗を無効化し、如何なるコースでも常に最速の走りが可能。また、その気になれば走っているコースの性質さえも変化させてしまう。


炎堂刃編集

ギ亜斗と同じく「ヨンクダム」と呼ばれるチームの一員。幼い頃はヒーローに憧れていた。

絶対的な自信と、モー太の素質を見抜く確かな実力を併せ持つ。

ジャドーエース編集

ジャドーブランドの一台にして、文字通りの爆発的加速力を持つレーザーミニ四駆。

あまりの爆発力は辺りのマシンを吹き飛ばしクラッシュさせてしまうほど。


KING編集

「ヨンクダム”TOKYO”」のリーダー。彼が通ると、動物はみんな逃げてしまう(本人もそれは自覚している)。が、威圧感とは裏腹に、笑う時は豪快に笑う。

実力は本物で、彼と勝負した者は必ず敗北し、それ以降は走るのをやめてしまう(ただし1人だけ例外がいる)。マシンは登場しているが、名前は不明。


Q編集

「ヨンクダム」の一員。


ペラ編集

「ヨンクダム」の一員。マシンはジャドーパンク。


ローラ編集

「ヨンクダム」の一員。デカい筋肉娘。マシンはジャドーグリル。「必要なのは重さとパワー、繊細さなんて反吐が出る」が信条。



  • その他

温水沢ふとし編集

モー太の同級生。高級旅館の御曹司。

友好的なふるまいも見せるが、機嫌を損ねると人のマシンを壊したり、自分が絶対有利なコースを使ったレースで相手に大恥かかそうとするなど、かなりゲスい。しかし、彼の才能も所詮は金の力に慢心した才能であったため、勝利のためなら努力を惜しまないモー太とのレースではその慢心もあって敗北する。マシンは金にものを言わせて作ったゴールデンリッチ(ロードガイルのカスタマイズ機)。


余談編集

キャラの名前がミニ四駆に関係する単語が由来になっている者が多い。


モブマシンにレーサーミニ四駆フルカウルミニ四駆ミニ四駆PROなどが登場している。


原案の武井宏之氏は、ダッシュ!四駆郎に登場するマシン、シューティングスターの生みの親であり、また四駆郎の続編・ハイパーダッシュ!四駆郎も執筆した。

作者の今田ユウキ氏は子どもの頃、爆走兄弟レッツ&ゴー!!からミニ四駆に夢中になったことが語られている。

関連タグ編集

ミニ四駆

ダッシュ!四駆郎爆走兄弟レッツ&ゴー!!…同じ月刊コロコロコミックで連載されていたミニ四駆漫画。それぞれ第1、第2ミニ四駆ブームの火付け役となった。

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