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ダンボール戦機

だんぼーるせんき

2011年にレベルファイブより発売されプレイステーション・ポータブルのプラモクラフトRPG。及び原作とした漫画やアニメを含むメディアミックスの総称である。
目次 [非表示]

概要編集

ダンボールのフィールドで小型ロボ玩具「LBX」が戦う作品。

プラモデル、アニメが先行して展開されている。これはゲーム作品が2度延期になってしまったため。


なお、ダンボール製なのはLBXの戦うゲーム・フィールドであって(それも今日のダンボールとは別次元の強度を誇る(内外の衝撃を80%まで軽減する)未来の革新的素材「強化ダンボール」である)、ロボットがダンボール製というわけではない。

そんなわけで「どこが段ボール……?」と首をかしげたりしないように。

ただ、その強化ダンボール自体が中々話に絡んでこないため、結局「どこが段ボール……?」と首をかしげてしまう人はなんだかんだでいたりする。

ダンボール(で出来た箱の中で)戦(う)機(機械…ロボット)と考えればOK。


一応無印アニメ版の前口上等では「人々からダンボール戦機と呼ばれている」と紹介されているが、劇中では一切登場しない呼称であり登場人物からは一貫してLBXと呼ばれている。

海外版では後述のとおり『Little Battlers eXperience』となっている。


2019年3月14日から、YouTubeのコロコロチャンネルでアニメ第1期の公式配信が行われた。

(現在は非公開)

これに連動するプラモデルシリーズも4月からリリースされバンダイがスポンサーのアニメでCMが流れる事もある。


2019年は上記の発表を含めて新シリーズの展開も予想されているが続報を待ちたい。


作品編集

シリーズ編集

ダンボール戦機編集

The Little Battlers

2050年、LBX大好き少年ながらLBXを持っていない山野バンは、ある日、見知らぬ女からLBXを託される。

託されたLBXの出会いによってバンやその仲間たちが、世界の命運を賭けた戦いに巻き込まれていく。


無印とも呼ばれ、ゲーム版は通常版の他、追加要素を加えた「BOOST」とBOOSTに追加要素を加えて3DSに移植した「爆ブースト」の計3種がある。


ダンボール戦機W編集

祝ダンボール戦機W9周年

世界の命運を賭けた戦いから1年が経った2051年、バン達は再び世界の命運を賭けた戦いに巻き込まれる。

そして、2度目の世界の命運を賭けた戦いは、新たな脅威の火種となり、襲うことになる。


Wとも呼ばれ、ゲーム版は通常版の他、追加要素を加えて3DSに移植した「超カスタム」の計2種がある。


ダンボール戦機ウォーズ編集

僕らの信じる夢は

バン達の戦いから時が過ぎた2055年、LBXは世界最高峰のホビーとして認定され、プロリーグの設立などビジネス業界でも絶大な存在感を獲得していた。

そんな時代、LBXプレイヤーの名門校である神威大門統合学園に、LBXのプロプレイヤーになることを夢見る瀬名アラタが転校してくる。

神威大門に設けられた巨大ジオラマ「セカンドワールド」を用いた疑似戦争「ウォータイム」が生徒達を世界の命運を掛けた戦いに巻き込んでいくことになる。


ウォーズとも呼ばれている。

本作は、無印・Wと異なり、ゲームが対応する機種にプレイステーション・ポータブル版が無く、3DS版のみとなっている。


LBX烈伝 History of Justice編集

ウォーズの時代から1年が過ぎた2056年、新たに開発されたLBXエンペラーM5が強奪される事件が発生する。

この事件から新たな戦いが始まる。


こちらの作品はゲーム版はなく、月刊ホビージャパンで小説が掲載されていた。


本編関連作品編集

装甲娘ミゼレムクライシス編集

装甲娘まとめ4

Wの時に発生したミゼルトラウザー爆発は時空断裂を発生させ、ウォーズに繋がる世界と、もう1つの世界に分かれてしまう。

もう1つの世界は、LBXが軍事転用され、LBX技術を応用したパワードスーツであるLBCSを装着した少女、通称「装甲娘」が誕生。

そんな技術が生まれる一方、2054年に日本の首都で新たな脅威が発生して、日本の首都が壊滅。

装甲娘達がこの驚異の迎撃が今幕を開ける。


旧装甲娘からリニューアルした作品で、旧装甲娘と異なり、原作と繋がりがあるストーリーとなった。

リニューアルした関係で、「ミゼレムクライシス」で呼ばれている。


別編編集

装甲娘編集

装甲娘まとめ2

ダンボール戦機をアニメやゲームと言った作品として認知する世界に住むミカヅキ カリナはある時、異世界の荒廃した日本に飛ばされる。

そんな彼女にはLBXを装備する能力が与えられ、他にもカリナと同じく異世界から飛ばされてLBXを装備できる少女達と出会い、敵と戦っていく。


従来のシリーズと世界観の繋がりがない作品。

様々な要因からサービス開始から6ヶ月で長期メンテナンスとなり、その結果大幅にリニューアルされることになって「装甲娘ミゼレムクライシス」として生まれ変わることになる。

なお、上記の理由からこちらの作品は「旧装甲娘」又は「旧版」と呼ばれている。


装甲娘戦機編集

装甲娘戦機 リコ

最新LBX発表会にやって来たリコは、異世界の荒廃した日本に飛ばされる。

そんな彼女にはLBXの力を持つユニットが与えられ、他にもリコと同じく異世界から飛ばされてLBXを装備できる少女達と出会い、敵と戦っていく。


当初、旧装甲娘と連動したアニメとして計画された。

しかし、旧版がリニューアルした関係で、連動されることが不可能となり、また旧版がリニューアルする時点で計画がかなり進行していたため、旧装甲娘をベースとしたオリジナル作品となった。

ただし、従来のシリーズに登場するオタクロス本人も登場している。


作中用語編集

名称解説
LBX素体のコアスケルトンと外装のアーマーフレームで構成されている手の平サイズの小型ホビーロボット
  • 正式名称はLittle Battle eXperience
  • コアスケルトンの内部やアーマーフレーム自体を換装するカスタマイズ要素がある
  • 大きさの割にかなり高性能で、子供の小遣いでは簡単に購入できない
  • 過剰性能それに見合う武器の攻撃力のせいで事故が相次ぎ、発売中止に追い込まれたが、強化ダンボール製バトルフィールドが発売されたことでようやく発売が再開されている
CCMControl&Communication Manipulator。通常のCCMによる操作可能距離は半径100mで、サイバーランス社がゼノン専用に開発したものは1kmまで有効、『W』時点では一般のCCMの有効半経も同距離まで延伸した。スパークブロード通信(後述)による操作可能距離は半径50km。CCMは携帯電話の機能も兼ね、映像通話・テレビ機能(リアルタイム配信)・カメラやインフィニティネットも使え、豪華な仕様となっている。『ダンボール戦機』、『ダンボール戦機W』では、外観は伸縮式アンテナ付きフィーチャーフォンに似た形状をしている。使用者の持つ機種によって、形状やボタン数などが違うが、特に中折れ式のデザインが多い。CCMのアンテナは非使用時には収納されており、操作キーを叩くと自動的に伸張する。画面にはLBXの状態などが表示され、LBXがプレイヤーの目視視界外に出るとディスプレイがLBX視点のモニターに切り替わる。もはやスマートフォンの上位互換である。因みに機械音声は、浪川大輔星野貴紀渡辺明乃の御三方。
インフィニティネットインターネットに替わる次世代型ネットワーク。日本語訳表記は「量子ネット」であり、かつてのインターネット漫画喫茶は劇中「量子ネット漫画喫茶」となっている。有線回線だけでなく、「パラダイス」などの通信衛星を用いた衛星無線でも結ばれている。CCMたった1つでも通信可能なのだ。
強化ダンボール内側と外側の衝撃を約80%吸収するダンボール
  • この技術を利用して、LBXのバトルフィールドであるDキューブが作られている
エターナルサイクラーLBXの生みの親である山野淳一郎が発明した無限稼働機関
  • 世界のエネルギー事情を大きく変える人類の希望ともいえる発明
  • まだ出来たばかりの技術で、設計図は悪用を恐れてある場所に隠されている
シーカー宇崎拓也が創設したテロ対策組織
イノベーター海道義光が首領の組織
  • 海道義光自身に利益がある世界を作るために活動する
アングラビシダス伝説のLBXプレイヤーのレックスが主催するLBXの非公式地下大会
  • 「ルールが無いのがルール」のため、とんでもない戦法を使うプレイヤーも多い
  • 1対1のトーナメント方式で行われる
アルテミスLBX管理団体「オメガダイン」が主催するLBXの世界大会
  • 今回は3回目で、お台場ビッグスタジアムで開催
  • サポートメンバー2人を含む最大3人のチームで出場可能
    • 各試合のルールによって、1対1や3対3など参加人数が異なる
    • 中にはサポートメンバー1人や無しのチームも普通にあり、3対3のレギュレーションの場合は3対1となる
-
  • 試合は予選と決勝戦に分けられる、
    • 予選は5ブロックに分けられ、各ブロックからトーナメント方式で勝ち抜いた1チームが決勝戦へ進出する
    • 決勝戦は其々のチームの代表者5人でのバトルロワイヤル形式で優勝者を決定する
-
  • 今回の優勝賞品はLBX搭載用の高性能CPU「メタナスGX」
アキハバラキングダムLBXメーカー「タイニーオービット」が主催するLBX大会
  • 会場は、アキハバラの交差点に現れる可動式のスタジアム「ホコ天コロシアム」
  • 優勝すると、アキハバラのキングの称号を手に入れられる
  • 3人1組のチームで参加
    • 各試合のルールによって、1対1や3対3など参加人数が異なる
-
  • 試合は予選と決勝に分けられる
    • 予選では、参加チームすべて同じトーナメント方式で勝ち抜き、決戦に出場する1チームを決める
    • 決勝では、予選を勝ち抜いたチームと前回のアキハバラのキングによる3対3が行われ、今回のキングを決める
トキオシティ日本東京をモデルとする地名で今作の舞台
  • 山野バン達が暮らすミソラタウンやセレブの町のグレースヒルズ、オタクの聖地のアキハバラがある
ミソラタウン山野バン達が暮らす町
  • バン達の通学するミソラ第二中学校やLBXを扱うお店のキタジマ模型店、喫茶店のブルーキャッツなどがある

地名・施設に関する詳しい情報はダンボール戦機の地名・施設を参照


登場人物編集

詳しくはダンボール戦機の登場人物一覧を参照。


登場LBX編集

前編編集

アキレスAX-00 アキレス
  • 主人公「山野バン」所有のLBX
  • 脅威の性能を秘めた謎のコアスケルトン「AX-00」を内蔵している
  • アーマーフレーム「アキレス」も一点ものの特別製でかなり高性能である
ハンターLBXハンター
  • バンの同級生「青島カズヤ」が操るLBX
  • ライフルによる狙撃に特化した特注アーマーフレーム
  • アキレスと同じ設計者によって生み出された
クノイチクノイチS型装備
  • バンの同級生「川村アミ」の女性型LBX
  • 市販のLBXだが彼女はこれに独自のカスタマイズを施している
デクーデクー
  • 秘密裏に製造された非公式LBXで、様々なバリエーション機が存在する
  • 主にエージェントが使用
  • AX-00を奪取すべく、自宅に帰ったバンを襲撃し、ぶっ放した片手銃の流れ弾は部屋中に弾痕(それも人間が使う拳銃でも相当の大口径じゃないとつけられないような大きさ)を残しており、LBXの危険性を視聴者に燦然と見せつけた
ジ・エンペラージ・エンペラー
  • バンのライバル「海道ジン」専用のLBX
  • デクーの製造元が、デクーやそれ以外のLBXの機体データを元に総力を結集して開発
  • ジンの超絶テクニックと反応速度に追従できる運動性と、強化ダンボールをも破壊可能な攻撃力を併せ持つ

後編編集


オーディーンダンボール戦機 LBX『オーディーン』
  • 二代目主人公機。アキレスを失ったバンの新たな愛機
  • 変形機構を備えた超高性能機で飛行形態で飛ぶとリニアモーターカーに追いついてしまう程
パンドラ紅白パンドラ
  • クノイチの後継機
  • 中盤からバンたちの危機を助けてきたLBXであり、後にアミが赤色のカラーに塗り替えて使うこととなる
フェンリルLBX『フェンリル』
  • ハンターの後継機
  • 当初はヴァーチャルLBXとして活躍
  • 後にオタクロスが保存したデータを元に実態機体として作られ、カズの新たな愛機となる
プロトゼノンプロトゼノン
  • 失われたジ・エンペラーに代わるジンの新たなLBX
  • 時速数百キロで走行するリニア列車(大質量)を食い止めるなど、常識では測り知る事の出来ないパワーを持つ
ゼノンLBXゼノン描いてみた
  • プロトゼノンの完成形で、プロトゼノンに代わるジンのLBX
  • 飛行機能を削った代わりに機体性能が大幅に向上している
イプシロンイプシロン
  • 「BOOST」から登場したバンの第3のLBX
  • エンペラーの血統とまでいわれるライバル機然としたデザイン

あれこれ編集

ゲーム作品に関するデータ編集

無印BOOST爆ブースト
機種PSP同左3DS
ジャンルプラモクラフトRPG同左同左
発売日2011年6月16日(木)2011年11月23日(水)2012年7月5日(木)
希望小売価格(税込み)5,980円4,980円4,400円
開発・発売元レベルファイブ同左同左
CEROA(全年齢対象)同左同左

無印版の特徴編集


BOOST版の特徴編集

  • 操作キャラクターに「大口寺リュウ」「三影ミカ」「矢沢リコ」「八神英二」「真野晶子」「オタレッド」「北島沙希」「神谷コウスケ」「マスターキング」「宇崎拓也」が追加され、既存キャラ含め、全キャラに特殊能力が追加
  • 武器に二刀流(同じ剣を二本装備)・二丁拳銃(同じ片手銃を二丁装備)が追加
  • オートバトル機能追加
  • AC(アーマーフレームごとに設けられているレベル)の上限が100から200に上げられた
  • ランキングバトルに裏ランキングバトルが追加
  • 通信ポイントで過去に入手したLBXパーツと交換できるポイントカタログを追加
  • エピソード0の収録
  • LBX・LBXカード・武器・必殺ファンクション・クエストなどが追加

爆ブースト版の特徴編集

  • BOOST版の追加要素は基本的に引き継がれた
    • ただし、オートバトル機能・ポイントカタログは削除された
  • 操作キャラクターに「マスクドJ」「マスクドM」「マスクドB」「山野バン(W仕様)」「大空ヒロ」「花咲ラン」が追加された
  • やりこみ要素としてアルテミスレジェンドが追加
  • LBX・武器・必殺ファンクション・クエストなどが追加
  • 3DSのすれちがい通信を利用してアーマーフレームを交換できるキタジマウェブショップが追加

余談編集

検索について編集

LBXの名称は、「ハンター」など一般名詞が用いられているものが多いため、「ダンボール戦機」などの絞り込みワードの利用を推奨。

タグとしては、「○○(ダンボール戦機)」「○○(LBX)」のいずれかを使用している。

なお、プラモデル商品名としては「LBXハンター」など、「LBX」が頭につく。


設定について編集

ダンボール戦機の年代設定(2050年)は武装神姫の年代設定(2036~2040年)に近く、「発売された玩具が等身大(1/1)」、「バトルさせる」、「カスタムにより強化する」と類似点もある。

また「プラモデルによるバトル」という題材はプラモ狂四郎ガンプラビルダーズプラレス3四郎(その本歌取りであるエンジェリックレイヤー)などから連綿とつながる由緒正しいジャンルでもある。


つまり↓こういうことである。

遊びなんかじゃない


関連動画編集


関連タグ編集


  • あたりまえ体操…イナズマイレブンコラボ映画の公開でギャグが披露。
  • メガトン級ムサシ…レベルファイブから新たに発表されたロボットを主体とするゲーム作品。本作がホビー用小型ロボットなのに対し、メガトン級ムサシでは巨大ロボットを操縦する。本作にあるカスタマイズ機能も存在する。
  • マンホール戦記アオイ:名前の響きが似ている。


外部リンク編集

ゲーム版公式サイト


他の記事言語編集

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