私は超えてみせる!!このクソ忌々しい傷の全てを!!
人物
CV:櫻井浩美
霧ヶ丘女学院に在学する二年生の少女。
初登場は原作八巻。
窓のないビルへの案内人としては六巻で出ている。
能力は空間移動能力の一種『座標移動』であり大能力者(レベル4)の認定を受けている。
学園都市統括理事長アレイスター=クロウリーの命令で、イギリス清教のエージェントであるステイル=マグヌス、多重スパイである土御門元春などのVIP連中を窓のないビルの内部に運ぶ『案内人』を務めており、その関係でアレイスターのプランに関わる情報も幾つか知っていた。
能力
自由度の高すぎる能力に基準をつけるため、使用する際に警棒兼用の軍用懐中電灯を軽く振るう。
二年前のカリキュラムにおいて転移座標の計算ミスにより片足が壁にめり込み、
それを不用意に引き抜いてしまったことで密着していた足の皮膚が削り取られるという大怪我を負った。
この事故がトラウマとなり、
それ以来自分への能力作用には体調を狂わせるほどの激しい精神的消耗が伴っている。
故に、強大な能力を持ちながらも超能力者認定はされていない。
能力の使い方によっては御坂美琴を打破する事も可能との事。
しかしブロックとの戦いでトラウマを完全に乗り越えた。
その結果、自身の転移も軽々と行うまでになり事実上レベル5相当の実力を得ている。
元迎電部隊との戦闘の際、 一方通行を直接見えない80メートル先の地下空間に座標移動させたり、そこからまた回収している。
直接見えなくとも距離と方向さえ分かっていればそこそこの精度で転移が可能なようだ。
来歴
過去には人を傷付けることすらできる強大な能力から、この力に怯えていたこともある。
それでも自分が力を得る必要性が何かあったのだろうと我慢していた。
しかし、量産能力者(レディオノイズ)である妹達の結果を知ったことで
「人間以外にも能力が宿る可能性がありうるのでは?」と考えた。
「何故自分にこんな力があるのか」「何故自分である必要性が」という疑問を同じように抱いた仲間の能力者達と共に、破壊された『樹形図の設計者』を再構築して「人間以外が能力を持つことが可能かどうか」という演算を行うことを計画。
協力者として学園都市外部の組織と接触した。
八巻の“残骸(レムナント)”争奪戦の中心人物だったが、白井黒子との戦いの中で、『自分が人を傷つけてしまうのは能力のせい』という自分の根幹を『己の不幸を能力のせいにして安心しているだけ』と否定される。
そしてどんなに計画が進んだ所で永遠に変わらない己の実態を悟り、能力を暴走させた。
その後、外部組織も警備員に壊滅させられ目的と自分を見失った挙句、
騒ぎに乱入して来た一方通行に倒される。
この際に一方的に蹴散らされたことが新たなトラウマになり、
低周波振動治療器の補助がなければ制御できなくなるほどに能力が不安定化している。
残骸の件以降、共に事件を起こした結標本人以外の能力者の仲間たちは少年院の特殊房に入れられた為、事実上学園都市に人質を取らわれた状態となる。
そして彼らを救う為に特殊な器具を用いることで不安定な能力を“補強”し、グループの一員として暗躍した。
ちなみに霧ヶ丘女学院からは留学扱いとされ、現在はどういう経緯か小萌先生の家に厄介になっている。
十五巻ではアレイスターの殺害を目論んだブロックに『案内人』である結標とその交渉材料として仲間たちが狙われた。
しかし守るべき仲間を救う為に能力の使用を妨害するAIMジャマーの影響下であるにもかかわらず補助器具を引き剥がし、照準用の懐中電灯も放り捨て、自身のトラウマをも乗越えて能力を行使。手塩との戦闘に勝利する。
そして、その時に起きた事実と芽生えた感情を強く心に刻みつけ、必ず仲間を救い出す決意をし、 グループと共に再び動き出す。
しかし第三次世界大戦後、学園都市の闇は一方通行によって解体。彼女の仲間も解放され、目的に悩むこととなる。
容姿
長い赤毛を後ろに二つに結んでいるが別にツインテールではない。
冬服のミニスカートに金属製のベルトを付け、桃色の布)で胸を隠しただけの上半身にブレザーを引っかけている。
また、挿絵担当の灰村キヨタカにより私服姿を描かれている。
ショタコン
十九巻において、
グループの他のメンバーをロリコン扱いしたところ、逆にショタコン女呼ばわりされた。
この時はそのような描写はまだなかったが、『とある科学の超電磁砲』73.5話にて明らかとなった。
具体的には「逸品物の『黒い』ランドセルを所持し、それを小学生に背負わせようとする」「小学生が短パンをはいていないことに絶望する」「小学生を半分心配・半分欲望から家に連れ込もうとする」「学校名を聞き出そうとする」「小学生の丈の合わないコート姿もよいものだと考え直す」「彼女に見つめられた小学生が寒気を覚える」等、見事なショタコンであった。
そしてマンガ「とある日常のいんでっくすさん」35話でも、
美山写影君の写真を見て吐血する→交換するためにサラシを外して渡す
なんていう恐ろしい行動を取っていた。
幻想収束では少年の荷物を持ってあげようとしたり、イベントでは童子ボランティアに参加。男子グループの相手をしており女子を担当した湾内絹保、泡浮万彬のセリフから定期的に参加している様子
ちゃんと一人一人のクラスと名前、出席番号まで把握している徹底振り。だ、誰かジャッジメントに通報してくれ!
また少年が通り過ぎた際、「今感じたショタの気配は一体……?」と述べている。
余談
- 残骸争奪戦のラストで、一方通行に顔パンされ気絶していた自分に、救急車を呼んでくれたのは上条当麻である。
(実際には黒子側だった彼も結標をそげぶしてやろうと探していたのだが……)
それもあってか恩義のような物を抱いているらしく、『新約~』にて彼が学園都市に生還した際の『おかえりなさい女性陣』の中にサラッと彼女も紛れ込んでいたりする。
ぶっちゃけ、アンタもですか……
関連イラスト
関連項目タグ
各巻のボス
アニェーゼ=サンクティス→結標淡希→オリアナ=トムソン