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アレイスター=クロウリー

あれいすたーくろうりー

『とある魔術の禁書目録』の登場人物。全人類最強候補。
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実在した魔術師についてはアレイスター・クロウリーを参照。

概要

───汝の欲する所を為せ、それが汝の法(テレマ)とならん
────全ての男女は星である
─────愛は法(テレマ)だ、それが意志の力で支配される限り

CV:関俊彦
学園都市の最大権力者、学園都市総括理事長。
ラスボス候補であり、男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える「人間」
窓のないビルに設置された生命維持槽にて外界を窺い、基本的には表に出ない。
ファンの間での通称は☆。

正体は禁書におけるアレイスター・クロウリー本人。
獣の魔法名『Beast666』及び『銀の星』を名乗る近代西洋最高の魔術師。
現実では「大いなる獣666(マスター・テリオン)」を自称し、「最悪の魔術師」「変人」とか言われているエドワード=アレクサンダーである。

活躍時期はおよそ70年ほど前だが、その間に数千年を超える魔術の歴史は塗り替えられてしまったと言っても過言ではない。現在の魔術師の五割近くがアレイスターに何らかの影響を受けている。
ただし、本作では世界最高峰の魔術師でありながら「ある理由」から魔術そのものを見限り、魔術の根絶に取り組むようになる。

かつて19世紀末に近代西洋最大の魔術結社『黄金夜明』に在籍していた。
しかし「ある理由」から『ブライスロードの戦い』と呼ばれる『黄金』の魔術師同士の内乱を仕組み、結社を衰退に導いている。
この時代がアレイスターを科学へと奔らせる直接的な転機となった(後述)。

1904年には最初の妻であるローズの身体を使って高次存在「聖守護天使エイワス」を召喚し、エイワスが伝えた情報を『法の書』という形で書き残した。
以降のアレイスターは『法の書』を基に「テレマ」の概念を掲げ、人の意識を3つの「時代(アイオーン)」で区分している。

  • イシスの時代:十字教(禁書版キリスト教)成立前の原始宗教の時代
  • オシリスの時代:十字教単一支配下の人間が神に隷属する時代
  • ホルスの時代:十字教による支配体制=オシリスの時代が終わり、人間が真なる目覚めを果たす時代。現実のテレマ思想では「人間が真の意志に目覚めて神となる時代」とも

彼の持論によると、『法の書』が完成した1904年以降は既に十字教の支配体制が消滅した「次(ホルス)の時代(アイオーン)」を迎えているらしい。
十字教を蔑ろにするアレイスターの思想は過激的で、『黄金』系の魔術結社に所属していた者でも支持する者は少なかった。異常極まりない言動、別件でのマスコミのバッシングと併せて業界内外に多くの敵を作り、後年には20世紀最高であり最低最悪の魔術師と評価されている。

詳細不明ながら魔術師討伐組織に討たれ、1947年に死亡したと公式記録に残っているが、実際にはカエル医者に救われていたようだ。
その後、過去に一度訪れた事もある日本へと渡って学園都市を作り、元々存在しなかった「科学サイド」を創出し、魔術師以外の人類を科学信仰へと放り込んだ。
作中で「科学サイド」「魔術サイド」などと呼称される二大勢力も、アレイスターが生み出した原型(アーキタイプ)の上で踊らされているに過ぎない。

現在は生命維持装置に生命活動を任せ、魔力生成に必要な生命力を機械的に生み出し、あらゆる探査をかい潜って学園都市統括理事長として生きている。

元ネタとの共通点

『黄金』時代、魔法名、テレマの法を主張、『法の書』を執筆、トートタロットをデザインする、変態要素、K2登山に挑戦、小説を執筆、エイワス、『銀の星』、弟子がヴィクター=ニューバーグ、アフリカで誰も聞いた事がない悪魔を召喚する...etc
禁書世界のアレイスター本人のため、恐らく(未だ語られない部分も含めて)大筋は史実と共通していると思われる。
史実との大きな違いは運命の終わり、彼が死亡したと伝えられる1947年以降の経歴となる。

新約18巻では性魔術にハマったり、男性器の表現だけで三桁に達した超大作の官能小説を執筆したり、儀式場に自分の精子を持ち込んで実験を始めたり、同僚と韻を踏んだセクハラ下ネタトークを飛ばすなど、中々ぶっ飛んだ変態エピソードが明かされた。
要するに蓋を開ければ史実通りの「ド変態クソ野郎(上条評)」だったのである。

中性的な容姿なので女性からモテたらしい。史実だとかなりの数の愛人を作っていたが、禁書でも同じのようだ。旧約7巻で第一子リリス、新約18巻ではその母である最初の妻ローズ、第二子ローラの名が判明している。
ちなみに元ネタのアレイスターは、ローズ以外にもマリア・テレサ・フェラーリ・ド・ミラマーとも結婚しており、愛人との子を含めて5人の子供を作っている(死産、未判明分を含めればそれ以上になるが)。
【史実のアレイスターの子供】
ニュイ・マ・アサヌール・ヘカテ・サッポー・イザベル・リリス、ローラ・ザザ(ローズ・エディス・ケリーとの子供)
アン・リア(リア・ハーシグとの子供)
アスタルテ・ルル・パンテア(ニネット・シャムウェイとの子供)
アレイスター・アタテュルク(ディアードレ・パトリシア・マカパインとの子供)

過去(※以下ネタバレ注意)

アレイスター=クロウリー


彼の過去は新約14巻である程度明かされ、新約18巻にて本格的に描写された。

子供時代、アレイスターは上っ面だけの大人を見て彼らの崇拝する神を「大したことがない」ものと捉え、自身が真理を紐解くことを決意した。それが魔術師アレイスター=クロウリーの始動点。
世界最高峰の魔術結社『黄金夜明』の創設者の一人、サミュエル=リデル=マクレガー=メイザースに見出された彼は、メイザース派に属して魔術の研究をすすめた。

だが、将来的に彼は魔術を憎むようになる。その原因は自身の娘「リリス」の死にあった。

位相運命論

アレイスターはアラン=ベネットという『黄金』の同僚魔術師を師と崇めて慕っている。
アランは占術によって未来を予見することもできた。
そして将来的に生まれるアレイスターの娘の死を予見した。

リリスの死の原因は「位相同士の衝突で生じる運命」という形なき概念上の存在。

位相とは「層が異なる幾重にも重なった世界」。
神話・宗教概念が支配する異世界で、位相の物理法則を現世に適用する技術こそが魔術とされている。
魔術理論において位相は引き出しの対象として必要なのだが、同時にこの理論を基にした魔術は折り重なる位相同士の衝突を誘ってしまう。

実はこの位相の衝突で生じた「火花」こそが、運命(不幸)の正体だった

元々、運気とは奇跡になり損ねた火花。位相同士の接触、衝突が生む飛沫は呆れるほど薄く広く人々に影響を与える。
コイントスや店で出てくる料理の順番、出会いや別れ、結婚や離婚……そして人の死までも

『黄金』側はこの運命論を黙認しており、しかも飛沫(不幸)を防ぐ道具を所持して自分たちにかかる不幸を払っていた。
ブライスロードの秘宝」。幻想殺しと呼ばれる、矢の形をした究極の追儺霊装を用いていたのである。

「人が運命の奴隷となるシステム」と将来的に生まれる事が決定していた「最愛の娘の運命」は、アレイスターに魔術を見限らせるには充分過ぎる内容だった。
この時、アレイスターは位相、運命、そして魔術を憎むようになり、『黄金』の全てを敵に回す事を選ぶ。
アランから「呪い」を背負う覚悟を説かれ、『黄金』系魔術師でもあったアランを手にかけ、それを引き金にして本格的に魔術根絶の道を歩み始めた。
(後述するが、この「呪い」が禁書本編まで至る彼の人生を縛り付ける事となる)

後に「ブライスロードの戦い」と呼ばれる派閥争い・内紛を仕組み、内紛終結に至るまでにメイザースやウェストコットなどの指導者を始末することに成功。
以降、指導者を失った『黄金』は衰退し、その流れは『黄金』を取り戻そうとした者が結社の再興を目指そうとも変わらなかった。

アレイスターが最初の妻・ローズと結婚し、予言通り娘・リリスを授かったのは「ブライスロードの戦い」の終結後だった。
リリスの死の運命を回避するためにアレイスターは手を尽くしたが、それでも運命を変えられず、死に際に駆けつけることも出来なかった。

その後のアレイスターは、内外問わず周囲に苛烈で異常な言動を撒き散らした。リリスの件でローズに八つ当たりし、2人目の娘(後述)にも嫌われ家庭は崩壊。挙げ句、数回も国外退去処分を受ける程の問題を各地で引き起こす。
当時のマスコミには「食人鬼」「変態」等と面白おかしく書き立てられ、数々の実績を残した「近代西洋最高の魔術師」でありながら、同時に「最低(最悪)の人物」という評価を得た。

歴史上の彼は1947年にイギリスの片田舎で死亡したと記録されていたが、実際には死んでおらず、魔術師討伐組織とやらに追われ、瀕死状態となっていたところをカエル医者こと冥土返しに救われていたらしい。
後に幻想殺しを宿す者が活躍しやすい環境、彼にとって新たなテレマ僧院である「学園都市」を作り、現在に至る。再起の地に日本を選択した理由は「鎌倉で大仏を見た時の衝撃が忘れられなかったから」らしい(一応史実ネタ)。
シチリアやパリへの興味を失くしていた、戦後復興中の日本で学問を取り戻すというお題目で設立しやすかった、カエル医者の都合など選択肢がだいぶ絞られていたせいでもあったようだ。

失敗の呪い

アレイスターが背負う「呪い」とは『黄金』の全てを対象にした「失敗の呪い」。
呪詛の力が機能した結果、『黄金』に関わるメンバーは生きていても「成功」を収められず、失意と絶望の底に沈んだという。

アランの忠告通り、最後の最後に『黄金』である自分自身に劇毒たる「呪い」の刃が突き立てられたが、それでも娘を死に追いやったありふれた病名(運命)だけは覆らず、何をやっても必ず失敗する『黄金』の「呪い」だけが残ってしまう。

しかし、アレイスターは普通の感性の持ち主ならば絶望しそうな状態さえ糧に、何をやるにしても必ず失敗する事を前提にして動く
呪いの影響であっけなく失敗する事が多いが、その失敗をもバネに飛躍し、成功しようが失敗しようが構わず同じペースで目的に向かって邁進する。
よってアレイスター=クロウリーは失敗も成功も問わない。それが彼の「法(テレマ)」に基づく考え方であった。

目的

アレイスターの目的は「魔術の殲滅」。
わだかまる「位相」を完全に消し、まっさらな世界を取り戻すこと。

運命論における偶発的な悲劇(運命)に屈し、仕方ないと諦める者が出る世界ではなく「奇跡や神に頼らない努力が成果となる世界」「誰もが当たり前に疑問を持ち、当たり前に憤れる世界」を夢見ている。
奇跡になり損ねた「火花」による偏りからの解放。それこそがアレイスターの真の目的である。

ミナ=メイザースによると、「それが父親の勤めを果たせると本気で信じているのでしょう」とのこと。

むかしむかし、せかいさいだいのまじゅつしがまだこどもだったころ。
かれがすんでいたまちは、それはそれはひどいところでした。
かみさまをしんじるおとうさんとおかあさんはわからずやで、がっこうのせんせいはいじわるばかり。なのに、うわっつらばかりいいものだから、かれらはみんなまちのかおやくでした。おさないかれはそんなはきだめのようなまちでくらしながら、こんなうそつきをさばくこともできない、かんたんにだまされる、はんぱなせかいをつくったかみさまなんてたいしたことないんだなとおもうようになりました。
だったら、わたしがほんものをみせてやろう。
はんぱなかみさまにかわってただしいルールをみつけてやろう。
これが、のちにせかいさいだいのまじゅつけっしゃとなる『おうごん』のもんをたたき、あまたのじゅつしきやれいそうをかいはつしたにんげんのスタートちてんです。
ですが、もちろんすべてがせいこうしたというわけではありません
かれがこたえにちかづくたびに、あちこちからじゃまがはいります。きょうこなけっしゃはうちわもめをおこし、こどもはたおれ、つまとはわかれ、かぞくはばらばらになって。かれがつまずくたびに、いつもどこかでくすくすとわらうものがいるのです。
それでもかれはがんばります。
かみさまにもだせなかったこたえをみつけてせかいをよりよくするために。
なげいて、なきさけんで、うちのめされて、ぜつぼうしても。
きょうもアレイスター=クロウリーはかみさまのルールとたたかっていくのです。
       ~新約14巻より全文抜粋~

主な使用魔術・能力

類感魔術

かつてフレイザーという学者によって切り分けられた魔術法則の片割れ。
曰く、この世の魔術は「類感」と「感染」で説明できるという。

類感とは「形状の似ている物は相互に影響を及ぼし合う」という魔術の根本法則。
禁書では実践的な魔術師の間で「偶像の理論」と称される。

人形を特定の手順で破壊して憎い相手の肉体を破壊したり(丑の刻参り)、神の子が処刑された十字架の模倣品が本物と同じような神性を獲得したり(霊装)、平たく言えばイメージ上の同一性を利用し現実を書き換える力である。

鉄パイプ等の棒状の物を伝説に登場する『聖剣』として使う。
神話の内容を描く子供向け絵本であっても、写本とみなされ、オリジナルには及ばないものの魔力を持ったりする。

アレイスター並のハイレベルな魔術師は、類感魔術で相手の霊装を再現する事も可能。

霊的蹴たぐり

アレイスターやアラン=ベネットが得意とする類感魔術の一種。
効果はリンクした相手に本物の価値を付加したイメージを問答無用で叩き込む

相手にイメージさせる方法は「パントマイム」。
アレイスター程の達人になると長さ、細さ、重厚感、質量、硬さ、斬れ味、火力といった性質を体の動きだけで正確無比に伝えることが出来るという。
剣といった武器であっても、サーベルやレイピアや太刀などの種類を事細かに指定できると言えば、凄さは多少伝わりやすいかもしれない。

傍目から見ると「ごっこ遊び」のようなシュールな光景だが、リンクした者にはイメージの形が見えるし現象として反映される。剣なら斬れる、銃なら撃たれる、まさに本物と同価値の体験をすることになる。

存在するかもわからない妙な力でもイメージ再現の対象になる。
例えばそれが「世界(宇宙全体)を一掃する架空のビッグバン爆弾」のような意味不明な代物だったとしても。
宇宙全体を覆い、全てを破壊する程の力をリンクした相手だけにダイレクトにぶつけてしまえる。

複数人とリンクした時に指定した者以外に効果が及ばないようにする事も可能。
ただし、機械などの生物ベース以外の相手には影響しなかったり、リンクした相手以外には見えない上に効果を及ばさないという弱点もある。
(例えばガラスを対象との間に挟んだ場合、ガラスは壊れずイメージの銃弾だけが相手の体に現象として叩き込まれる)

旧約22巻のフィアンマ戦では、パントマイムで『銀の杖』をイメージさせている。
理論や名前などはステイルSSと天草式SSが初出。

衝撃の杖(ブラスティングロッド)

旧約禁書でも言及されている捻くれた銀の杖。
アレイスターではなく彼の敬愛する師アラン=ベネットの所有物であり、現実に存在したアランの伝承に由来する。
実はこの杖も「霊的蹴たぐり」で再現されたイメージ上の存在であった。

正体は『補助術式』。
術の効果は「魔術の威力を対象の想像の10倍に増幅する」というもの。

この「効果」とは威力だけでなく射程や大きさなども含まれる。
それが単なる10倍で終わるならまだ良かったかもしれない。
しかし、衝撃の杖の増幅効果は10倍後のイメージも基準に含まれる

標的が10倍に対抗しようと思い描けばそれを基準にさらに10倍の「100倍」。
10倍の10倍に対抗しようと思い描けばさらにその10倍の「1000倍」。
さらに10倍…「10000倍」「100000倍」「1000000倍」「10000000倍」と無限に増大して行く。

こうなってくると倍々ゲームでしかない。

術者の力ではなく対象の精神に依存する、つまり対象そのものから力を引き出すため、思い描く内容次第では「魔神」が相手でも通用する可能性を持つ。
ただし、自分の力に絶対の自信を持つ相手の場合、その精神を切り崩す(少しでも魔術の効果を想像させる)ことが出来ないと、増幅どころか魔術自体の効果が無くなってしまうという弱点を持つ。
しかし、相手のイメージを頼りにする都合から霊的蹴たぐりとの親和性が高く、併用することでこの弱点を実質的に解消している。

新約19巻では先述のビッグバン爆弾と併用し、「宇宙全体を一掃する力の10倍」という途方もない火力を実現してみせた。

なおアランはウェストコットやメイザースからの嫉妬を避ける意味で本来の効果を伏せ、「杖の先で小突いて体内の魔力を暴走させ相手の意識を奪うトリック」と偽装していた。

アブラ・クアタブラ

アレイスター=クロウリーの金字塔とされる魔術(呪術)の一つ。

今でこそオカルト信奉者を小馬鹿にする時に使われるほど有名な言葉だが(日本でもハリー・ポッターに登場する『死の呪い』等、創作で一度は目にしたりや耳にした者も多いと思われる)、元々は体系化されていない原始的な癒やしの魔術だったり、口で唱える呪文ではない事を知っている者は少ない。

クロウリーの歴史を紐解くにあたり、アブラ・クアタブラは外せない。
彼はこの逆三角形からなる呪詛を自らの魔術体系(テレマ系)に組み込む事に成功している。

効能の一つが呪詛返しと呼ばれる力。
本来、敵対者の呪いを弾いたり逸らしたりする「護符」に込められた防御用の力だが、新約17巻でアレイスターはアブラ・クアタブラを攻撃的に使った。
いわく世界には恨み・妬みなどの指向性を持たない呪詛が渦巻いており、このような呪詛を偏向し、一つに集約させるのだという。
術者は魔力を練る必要もなければ、見える範囲から手を下さずとも良い。

新約17巻での術の対象者は御坂美琴
元々、対魔術式駆動鎧(A.A.A.)に接触したためアレイスターの排除対象となっていたが、アブラ・クアタブラの護符が組み込まれたオリジナルA.A.A.と接触した瞬間をアレイスターに狙われてしまった。

呪詛に込められた名の意味は「汝の死に雷光を与えよ」。
最強の電撃使い(エレクトロマスター)を攻撃する術としては、皮肉が利いていると言える。

原型制御(アーキタイプコントローラ)


人間の行いによって醸成される一定の価値観、死生観、宗教観などの原型(アーキタイプ)を根本から操作し、一種のパラダイムシフトを起こす技術。新約20巻時点では具体的な手法はおろか魔術や科学なのかも判明していない。

分かりやすく例えると、ステレオタイプ(典型)を操作する事とほぼ同義。「日本人ならコレ、アメリカ人ならコレ、イギリス人ならコレ」という風に、民族には必ず一定の共通認識・価値観が蔓延っている。原型制御では典型を醸成する原型(アーキタイプ)を、つまり人間の根本的な思考・認識を新たに生み出したり、歪めて破壊する事ができる。

アレイスターはこの技術を用いて「科学」という名の新たな枠を作り、世界を「魔術」と「科学」の2陣営に切り分けた。

計画(プラン)


アレイスターは自身の「思想」に基づき「計画(プラン)」を進めている。
現実のアレイスター=クロウリーは混沌とした人生を送り、最高の魔術師だの変人だの最低最悪だの様々な評価を受けた。
禁書における彼の人生の根底にはプランが有る。このプランこそが彼の本質、混沌とした人生の点と点を結びつける中核的存在とされている。

プラン自体も「呪い」によって修正を余儀なくされ、何度も失敗してしまっている。
そこで生きてくるのが呪いの影響で醸成された彼の「法(テレマ)」。つまり「失敗は成功のもと」を地で行く、成功も失敗も問わないスタイルだった。
(一度失敗しても反動で更なる飛躍が期待できるので「成功と失敗が等価値」で結び付けられているらしい。まさに変人の価値観と言える)

過去のプランで何をやっていたのかは不明だが、現代では再びエイワスを呼び出したり「神浄」と関わる何かを目指している。そのために滞空回線や直属組織、一方通行、幻想殺し(上条当麻)などを利用し、学園都市に秘められた虚数学区を制御するために「プラン」を積み上げている。

一方通行の推測や新約10巻のグレムリンの真の正規メンバーのリーダー格と思わしき人物(僧正)の発言から、既に失われた大切な人物をこの世に呼び戻すことが一つの目的であると推測されていた。
この人物は後に第一子「リリス」であることが確定。エイワスによるとリリスの「肉の器」を作り、彼女の死の運命も覆して現世に再誕させる計画だったらしい。

また、アレイスター自身が創った学園都市自体もプランの一要因に数えられる。
そもそもの学園都市とは、形を変えただけの「テレマの僧院。彼にとって教育機関というのもテレマの隠れ蓑に過ぎず、全ての魔術を排除する為に利用している居城であった。
しかも、学園都市は「上条当麻」を誘致して活躍させる為だけに用意したのだとか……(本編中でも上条とテレマ=ホルスの時代の関係が示唆されている)。

オティヌスによると、彼の目的は全ての「位相」(魔術法則が支配する幾重にも重なった異世界)の消滅。そして最下層の「科学の世界」(純粋なる物理法則の世界とも)を直接操作すること。その最下層の科学=物理法則の世界に佇む天使がエイワスらしい。

アレイスターにとって「科学的」とは「霊的・物理的現象問わず物事を筋道立てて説明できる法則」を意味する。つまり科学=テレマ=物理法則であり、魔術の根絶を目的とするアレイスターがエイワスを重宝するのもそのためである。

テレマ


テレマ(Thelema,セレマ)とは現実のアレイスターが主張していた概念、『法の書』を聖典とする宗教。ギリシャ語で「意志」を意味する言葉でセレーマ、テレーマとも表記される。
禁書だとテレマ表記を採用しており、「法」にテレマとルビが振られる事もある。

禁書でテレマという単語が初めて出たのは新約17巻とかなり遅いが、テレマの内容自体は旧約初期から随所で語られている。

  • テレマ僧院
かつてアレイスターがシチリアに創設したテレマの僧院。たった一つのアクシデントから失われてしまったらしく、後に形を変えたテレマ僧院「学園都市」が設立された。
史実だとテレマ教の信者の男性が死んだ事がマスコミに嗅ぎつけられ(男の妻がマスコミに情報を流した為)、アレイスターが国外退去処分を受ける程の大問題に発展し、僧院は閉鎖に追い込まれている。
禁書では全容は不明だがアレイスターの国外退去処分やマスコミ嫌い等の要素と一致する。
  • 四大属性
本作では「属性の歪み」が発生し、本来なら「風」を司るラファエルが「土」に、「土」を司るウリエルが「風」に対応するという有り得ない状態に陥っていた。
実はこれはテレマの五芒星儀式における属性配置と一致する為、アレイスター関係の伏線である可能性が指摘されている(歪んだ状態のラファエルにはテリオンが、ウリエルにはヌトが対応する)。
  • 法の書
エイワスが伝えた事を書き留めた魔道書の原典。
難解な内容で、今なお解読作業が進められている。いくつものそれらしき答えに行き着く解読法が用意されている為か、冒頭には「汝の欲する所を為せ、それが汝の法とならん」と記されている。
  • ホルスの時代(アイオーン)
テレマ教の概念。
おおむね概要で説明した通り、十字教(キリスト教)より前の時代をイシスの時代、十字教が支配する停滞の時代をオシリスの時代、十字教の支配が終わりを告げた後に人類が真なる目覚めを果たす時代をホルスの時代という。元ネタでは「人は真の意志に目覚めて神と化す」と考えられており、テレマ思想の根幹概念と言える。
アレイスターは「法の書の完成と共に十字教の時代は終わり、今ある時代は十字教の支配体制が消滅した次(ホルス)の時代(アイオーン)である」と主張している。
聖守護天使エイワスはホルスの時代を生きる存在とされ、「幻想殺し」「右腕」「神浄」もホルスの時代との関係が示唆されている。
  • 汝の欲する所を為せ、それが汝の法(テレマ)とならん
法の書に記されているテレマの中心概念。
ミナ=メイザースが言うにはアレイスターはこの思想に従って「たとえ万人から負や悪と位置づけられたことであっても必要であれば迷わず手を伸ばす」ような人物らしい。
  • 銀の星
史実のアレイスターが創設したテレマ系の魔術結社。
オティヌスは新約9巻でアレイスターが『銀の星』を名乗っていると述べており、新約19巻で史実の『銀の星』に所属していたヴィクター=ニューバーグの名前も判明。

テレマの概念は今後もストーリーに密接に関わってくるものと予想されている。

新約のアレイスター


旧約禁書22巻で右方のフィアンマの制裁に直接動いて以降、しばらく目立った動きが見られなかった。
実際、魔神オティヌスをはじめグレムリンの計画に後手を取り続けていた。これはプランに看過できない誤差が発生し、ヘタに身動きが取れなくなったのが原因らしい。

そのせいでオティヌスに世界全体の消滅を許したが、アレイスターが目を向けていたのはむしろ他の魔神だった。
位相の一つ「隠世」に存在し、世界の運命をも決するグレムリンの真の正規メンバーとも深く係わりがあるようで、新約10巻において彼らを表舞台に引きずり出すために策謀を巡らす。
存在しないはずの位相を解析して侵入し、無謀にも複数の魔神と交戦。そこで体の半分を失うほどの重傷を負うも、「隠世」の破壊に成功し、魔神を現世に引きずり出した。

続く新約11巻では、木原一族パニッシャー木原脳幹を使い自身が動けない間に増長した者たちに粛清を加えるために暗躍していた事が明かされ、邪魔者を全て始末し終え、遂に下記に記した自身の計画を発動するためにこの世から全ての魔術を無くしてしまうために動き出した。

新約12巻で対魔術式駆動鎧を装備した木原脳幹に魔神の一柱『ゾンビ少女』を殺させた。ゾンビ少女が構築した「鏡合わせの分割」を改竄し、新約10巻で得た魔神のパラメーターを解析して作られた偽の術式を魔神達に適用。弱体化させ、殺せる状態にまで追い込む。

新約13巻における上条と美琴と魔神『僧正』の追走劇の際、宇宙に打ち上げられた魔神『僧正』がアローヘッド彗星と一体化して地球に落下しようとした所で対魔術式駆動鎧を装備した木原脳幹が介入し、僧正を消滅させた。
アレイスターは木原脳幹に僧正への伝言を残していた。
覚えているか。…世界をより良くしたい、世界を余さず救ってみたい。 そんな幼稚な歯車ですり潰されるようにして運命論に命を奪われた私の娘の名を
これは先述したリリスの件である。

新約17巻では、対魔術式駆動鎧を入手した美琴を抹殺するために動く(なお、前巻から続くエレメント諸々の影響で、学園都市の機能は崩壊・世紀末状態の真っ最中である)。
「アブラ・クアタブラ」を使い、世界に渦巻く呪詛のみならず具体的な指向性すら持たない恨み妬みを美琴に向け呪殺しかけたが、上条たちの尽力によって失敗に終わる。
『必要悪の教会』ローラ直属のスパイである元上里勢力の烏丸府蘭を確保するために動くが、土御門元春に銃で撃たれる。無論この程度では死ななかったようで、土御門は妹を連れ学園都市からの亡命を決意し、上条に頼ることになる。

新約18巻で先述の過去が明かされた(尚、彼の過去は上条視点での幻視という形で明かされ、事情は上条もある程度掴んでいる)。
そして窓のないビルに突入した上条と遂に交戦に入る。その最中エイワスを召喚、上条をフルボッコにし、中の存在すら2行で潰している。
だがミナ=メイザースや土御門、オティヌス、インデックス、府蘭、美琴、食蜂達のおかげでエイワスを世界に留めていた理論の歯車を狂わせ、一旦消すことに成功。後は上条とアレイスターの1対1の対決となった。

上条からは「天国(位相)に昇ったリリスの魂を踏み躙り否定する立場」に回っていることを指摘され、アレイスターは「まやかし」だと言い放つ。
もはや言葉の応酬に留まらない、力と力のぶつかり合いにもつれ込んだ戦いは、最終的に上条の勝利を以て幕を閉じた。

アレイスターの2人目の娘

上記の「元ネタとの共通点」の項に記載してある通り、史実のアレイスターには最初の妻・ローズとの間に2人の娘がいる。
史実ネタを積極的に取り込んでいる禁書でも、少なくとも2人の子供と複数の愛人がいた事が判明した(新約18巻の流れ的に2人目は愛人との子と解釈できなくもないが…)

1人目は「ニュイ=マ=アサヌール=ヘカテ=サッポー=イザベル=リリス」。
位相の火花(運命)が原因でこの世を去った人物であり、旧約7巻「法の書編」の時点で名前だけが判明済みだった。

そしてリリスの妹にあたる2人目の娘だが、実は既に禁書本編に登場している。


ああ、ああ。哀れなるかなローラ。狂気の破綻者と因果の糸で連なる二人目の娘よ。
普段はあれだけ悪態をつきていたのに、最後は泣きながらこう懇願していたぞ。
 お父さん、お父さん、助けてお父さん、ってなぁ!!!!!!

ローラ=スチュアート
彼女は史実で言うところの「ローラ=ザザ=クロウリー」に該当する人物である。

しかし「ローラ」は大悪魔「コロンゾン」に身体を乗っ取られていた。スチュアート姓もコロンゾン本来の契約者の趣向に由来する偽名でしかない。

新約18巻の終章でコロンゾンはある人物との契約内容に従い、アレイスターを始末するために動き、アレイスターにダモクレスの剣を突き刺した。

10億8309万2867通りのアレイスター=クロウリー


コロンゾンが殺したのはアレイスター本人ではあるのだが、厳密に言えば「アレイスターの可能性の一つ」に過ぎない。
アレイスターは10億8309万2867通りもの可能性を秘めており、普段はそれらを重ね合わせて封じ込めていた。
旧約22巻ではこの分化した可能性の一つが右方のフィアンマの制裁に向かっている。

魔術を極めた結果、アレイスターは0と1で表現不可能な高次的な存在と化していた。それこそ、自身が憎む『魔神』に至らぬよう制御しなければならない程に。
シークレットチーフの『窓口』とされ、実在も怪しい究極の高次存在「アンナ=シュプレンゲル」がそうであったように、彼もまたエイワスの一学説「シークレットチーフの真なる者」への『窓口』として機能していたようだ。
(旧約22巻のセリフからアレイスターはアンナと実際に接触した可能性がある。この状態はアンナが語っていた存在と同質らしい)

数を数えるという基本的な概念が崩れてしまっているような現象だが、それこそが頂点の領域なのだった。そもそも『生命の樹(セフィロト)』には様々な言葉や数字で霊的世界の説明がなされているが、一定以上の上部組織については『言葉で説明できない』ものであるとして、意図的に省かれてしまっている。
その領域に足を突っ込んだ者が上部組織へ到達するのか、上部組織に到達するとその領域に変換されてしまうのか。
ともあれ、クロウリーは次元の違う所にいた。
世界全人類を救済する力を持っていると宣言しておきながら、未だにこの世界の数で数えられる程度の存在であったフィアンマよりも、高い場所に。
     ~旧約22巻より抜粋~

男性はもちろん女性や老人、子供、罪人、聖人まで包括しており、今まで多様に見えてきたアレイスターは、重ねられた可能性だったようだ。
…それだけならまだよかったのだが、何とも形容しがたい触手付きアレイスターから大型の恐竜アレイスターまで、何をやったらそんな可能性に至るんだと突っ込みたくなる異形の化け物も多く、もはや人型を保っている方が珍しい
コロンゾンがアレイスターを殺害した事でその10億以上の可能性は全て開放されてしまった。

分化したアレイスターは形を変えた僧院「学園都市」はキミ(コロンゾン)にくれてやる、とまさかの学園都市の譲渡宣言。
代わりにイギリス連邦と本丸の連合国を貰うと宣戦布告し、コロンゾンが状況を理解した頃には既に遅く、分化したアレイスター群がイギリス連邦の制圧に向かった。

なお、当然地球の人口もいきなり10億超増える事になった訳だが、それによって引き起こされるであろう食料などの生存リソース圧迫の問題については考えていなかったらしく、やってから失敗だったかもと後悔してる部分もある。

アレイスター(美少女)


その後、アレイスターの可能性の一つの「美少女アレイスター」が上条の前に姿を現した。ifとはいえまさかのアレイスター美少女化である。

霊的蹴たぐりアレイスター



知識・能力はこれまでの男アレイスターと同一らしく、当然ここに至るまでの経緯も全て把握していた。違いは性別だけなのである。その上で数刻前まで敵同士だった上条とは早々に打ち解け、セックスを迫ったり一緒にラブホに行ったり、やっぱりセックスを迫ったりしていた。なんだこの変態親父…。

女になったがアレイスターはアレイスター。
エイワスと共にコロンゾンを策略と知識で完全に出し抜き、強さ面でも霊的蹴たぐりと衝撃の杖を併用し、「軽く見積もって宇宙を10回は作れるほどの力」「世界全体を一掃できる力の10倍」とフルスペック魔神に近い火力を出し、困難とされた烏丸府蘭の救出を完璧に成功させた。
かつてのラスボス候補の威厳を取り戻して余りある活躍を残したのだが、敵の時にそれが出来たら良かったのに、とか言ってはいけない。

○○○との再会


新約19巻ではなんと彼(?)の娘である「リリス」が復活。

1904年にエイワスがローズの体に降りた時には、ローズは既にリリスを妊娠していた。その時にエイワスがリリスの構造を読み取り、位相に生命力を退避させていた模様。
エイワスはリリス死亡後にアレイスターが自身を現世に固着させ、リリスの「肉の器」を作れるようになるまでは位相で保護しておく予定だったと語っている。

だが、当初の予定を早めて新約19巻では「剥き出しの生命力」のままのリリスを現世に誕生させている。
エイワスによる、100年以上も苦難の道のりを歩んだアレイスターの「血と汗と涙の重さ」に見合うだけの祝福であった。

現世に再誕したリリスは肉の器を持たない「剥き出しの生命力」なので、かなり不安定な存在だが、術式に頼らず思念だけで魔術や超能力じみた現象を起こすことができる。
しかも本体は赤ちゃんなのに精神はある程度成長した少女のそれ。何故かお嬢様言葉で喋る(木目調の人工乳母を操り言葉を代読させている)。

リリスは浜面仕上に保護されていたが、色々あって無事に再会。
(感動の再会シーンなのに父親が何故か美少女になってる件で)ぶん殴られ、さらにようやく出会えた娘相手に躊躇ったりと最初は上手くいかなかった。
エイワスとミナから「幸せになる努力を怠ってはいけない」「幸せになることから逃げるな」と言われ、もう一度父としてリリスを腕の中で抱いた。
新約19巻が終わる頃には、既に「父と娘」に収まっていた。性別はともかく。

史実ネタ(や女体化時の行動)を含めて「ミステリアスなイメージは完全になくなった」「威厳あるボスからは脱落した」とは言われているものの、代わりに「何をやっても100%失敗する呪い」や「父親」の側面が明かされたことで、その人間臭さがかえって魅力的だと別方向での再評価もなされている。

イギリスへの侵攻~クロウリーズ・ハザード

事件の経緯はコロンゾンを参照。

新約19巻終盤ではコロンゾンの自滅を誘う形で「新天地」に送り飛ばすことに成功(ただ完全に隔離できるとは思ってなかったらしく、新天地送りをあくまで時間稼ぎ程度に捉えていたようだ)。
アレイスターは疲弊しながら何とか帰還したコロンゾンに追い打ちをかけるように「学園都市の機能・技術の凍結」を告げた。

そして子鹿のように地面にへたり込むコロンゾンを足蹴にしながら見下し、
必ず娘(ローラ)は返してもらう。だから孤独の城で首を洗って待っていろ、ゴミ虫
と宣戦布告の言葉を叩きつけている。
最終的に上条、一方通行、浜面の3主人公達と共にイギリスへと向かう為に動き始めた。

新約20巻では制御の効かない10億以上のアレイスター=クロウリー(クロウリーズ・ハザードと呼ばれる)を傍目に、イギリスへと侵攻開始。こと近代西洋魔術に関してスタンダードを創った彼は法則に干渉できるため、無類の強さを誇った。
しかし世界に悪意を撒き散らすアレイスターは、人と人の不理解・不寛容を力に変換する相性最悪のイシス=デメーテルと融合したオルソラ=アクィナスに敗戦。上条にヒントを与え、勝負を託した。

上条がオルソラを解放した後、アレイスターは上条と共に向かったある場所で信じられない光景を目にする。

黄金の夜明け

メイザースとの契約に縛られたコロンゾンを逆に制御することを考え、メイザースの遺体が埋葬されている墓に向かう。
だが、埋葬されていた遺体はメイザースではなかった。

アレイスター達がその事を把握した直後、死んだはずのメイザースが現れる
そこから世界がおかしく歪み、イスラエル=リガルディ、ポール=フォスター=ケイス、アーサー=エドワード=ウェイト、ダイアン=フォーチュン、ロバート=ウィリアム=フェルキンなど、少なくとも数十人以上の『黄金夜明』のメンバー達も姿を見せ、かつての「ブライスロードの戦い」の再来がここに宣言された。

メイザースは理解不能の恐怖に怯えるアレイスターを罵倒するが、上条と一方通行がメイザースの言葉に反論、これにより学園都市(科学)と黄金(魔術)の戦いが幕を開ける。

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とある魔術の禁書目録 セレマ エイワス ローラ=スチュアート コロンゾン
上条当麻 幻想殺し 学園都市

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