「Salvare000(救われぬ者に救いの手を)!!!」
CV:伊藤静
概要
元天草式十字凄教女教皇(プリエステス)にして『必要悪の教会』所属の魔術師。
「女教皇」の読みが「プリエステス」なのは『トート・タロット』におけるアチュ名「The Priestess」に由来すると思われる。
世界に十数人しかいないといわれる超人=聖人の一人でもあり、魔法名「救われぬ者に救いの手を(Salvere000)」を名乗る。
長い髪をポニーテールに括り、へそが見えるように裾結びしたTシャツに片方の裾を根元までぶった切ったジーンズ、腰のウエスタンベルトには七天七刀という格好(通称ウエスタンルックサムライガール)。秋口に差し掛かってからはデニムジャケットを羽織っているがやっぱり右袖が無い。
周囲からは「凄まじくエロい衣装」としか思われていないが、こういったアシンメトリーな装束を身に纏うことで魔力を上昇させている(らしい)。
(↑これね。)
二次創作のイラストではCDジャケットの影響で下乳を大きく露出した絵で描かれることも多いが、実際はメイン画像のような姿で描くのが正しい。ちなみに下はノーブラ。
身長は170㎝(176㎝説もあり)で上条以上の長身、なおかつ日本人離れしたナイスバディを誇るが、こう見えて年齢は18歳、誰がなんと言おうと18歳である。
原作を読むまでCV担当の伊藤静からは「23歳くらい」に思われていた上、漫画版では上条のモノローグで「思ってたのよりだいぶエロいな、俺より10歳くらい上だろーか」などと語られていた。
人物像
生まれながらの並外れた幸運故に、他人に対し躊躇いなく手を差し伸べる性格になっている。敵でさえ助けてしまうのでそれを上条に利用され、敵に回った上条を半ギレ状態で助ける羽目になってしまった事もある。
真面目かつ冷静沈着で、恩義を重んじる性格。常に敬語で話す大和撫子膳とした佳人だが、怒りが頂点に達するとチンピラのような言動になってしまう。
上記の服を着ているからと言って、羞恥心や露出の高い服への抵抗感がないわけではないので、魔術的要素はおろか日常生活に役立つ要素もないデザインの際物や、それを何の躊躇もなく勧めてくるバカキャラ、知ってか知らずか淡々とそのワードを口に出す天然などは流石に苦手。(念のために補足するが、彼女に苦手な嗜好や趣味が多いのではなく、デザインの強烈さを知っていながら、十代後半の乙女に、躊躇いなく勧めてくる推薦者がはっちゃけすぎているだけである。)
土御門及びファンからの愛称はねーちん。
能力
全世界に20人しかいない聖人と呼ばれる超人で、ヨーロッパから日本近海まで泳いで移動してきた騎士21人をわずか3ページで秒殺し、素手で10枚以上重ねた瓦をぶち破り、重量数十tに及ぶ浮遊要塞を腕力だけでブン回し、蹴り一発で長さ50mのコンクリート壁を崩落させ、一秒間に1000回もの行動を可能とする(音速などとうに超えている)など、もはやジョークのような身体能力を有する。その気になれば霊装を用いて大気圏外でも生身で活動できる。
この「聖人」というのは伝説のイエス・キリストの象徴的類似点(聖痕)を有する人々の事であり、これによって「神の子」の奇跡の何割かを発現できるというものである。その戦闘力は瞬間的には「天使」に匹敵する。
さらに力任せな攻撃だけでなく攻撃精度も超一流で、視力8.0の両目には周囲を飛び交う大きさ1㎜以下の金属片も静止して見え、その一つ一つに攻撃を当てることが出来る程。
その絶対的身体能力から繰り出される魔術は強力無比であり、これを参考にしようとしたステイルはあまりの次元の違いに断念したほどである。
魔術のベースは十字教の亜流である天草式。天草式の偽装や互換魔術を得意としており、これによって各宗教を切り替えることで十字教式では絶対に勝てない「天使」にすら対抗することができる。
細かい魔術を苦手としているらしく、戦闘ではそういった魔術はあまり使わず、主に肉体強化魔術で補強した身体能力による武器を使用した近接戦に偏る。
それでも周囲3キロに渡り防御結界を展開したりと、聖人として桁違いの魔術能力を有している。
よく使うのが腰にある刃渡り2mの大太刀を囮にした、名のある鍛冶師が鍛えたとされる業物鋼糸「七閃」による暗器攻撃。そしてそれを突破された場合は抜刀不可能な長さにもかかわらず抜刀し、空間ごと斬り裂くという「唯閃」が待っている。その一撃は「山をも砕き、谷に変えてしまう」とさえ言われた長さ50mの水翼を一発で押し返し、霧散させる程。
作者によれば、七天七刀を装備した神裂には学園都市三位の御坂美琴をもってすら相手にならないとのこと。
このように第一巻から登場した割にはシリーズ最高クラスの戦闘力を有する為、作者からは扱いにくいとしてあまり再登場の出番(日常パートは除く)は与えられなかった。登場すれば問答無用で戦闘終了になるからだ。鶏のケンカにライオンを放り込むようなものである。なのでもし登場しても戦闘からは出来るだけ遠ざけられていた。
しかもアックア戦などでは完全な当て馬にされた上、それ以降も「聖人より強い」ということをアピールするために当て馬として活躍する日々が待っていた。要するに「強すぎる設定のせいで出番が少ない味方キャラ」ポジション(もっとも、グレムリンの魔術師など、実力の読み辛い相手との対戦などで活躍している描写がある他、上条一人では、幻想殺しを当てることはおろか、近づくこともままならない相手に対し、分析や時間稼ぎという形で補佐した場面もたまにある)。
人間関係
インデックスの首輪の件や「御徒堕し」事件、「法の書」事件など、様々な場面で助けられたことから彼に対して強い恩義を感じている。本人はあくまで「借りがあるだけ」と主張している。
ステイル同様イギリスにいたころからの付き合い。彼女に対してはステイルと同じ様に上条以上に過保護。
ギャグ時空では友情の域を超えて完全に百合になっており、インデックスの監視と称してストーキングを行うなど変態行為を繰り返しては幸せそうな顔を浮かべている。
同僚。登場当初から共に行動しており、アニメのOPなどでも一緒に描かれることが多い。
イギリス教会からの付き合いで、彼からは「ねーちん」と呼ばれている。教会では彼に何かと世話になった(以前英語を教えてもらったこともあるらしい)ことから強い恩義を感じており、そこを付け込まれて色々厄介ごとを押し付けれられている。火織のトラウマである堕天使エロメイドの元凶も彼。
天草式の仲間の1人。彼女からは尊敬されており天草式がイギリス清教にまとめて所属したため接する機会が増えたことに喜びを感じる反面、五和自身からは上条をめぐるライバルとして見られてもいる。
関連イラスト
関連タグ
エロ衣装:余りにスケスケすぎるため、コスプレイベント等では晒しを巻いたり詰め物を入れたりするレイヤーが多いとか…。
アファームド・ザ・コマンダー:セガとのコラボ企画・とある魔術の電脳戦機における彼女の搭乗機。「相手を即死させる可能性を下げられるから」と言う理由で乗るあたり暴れまくる気満々である。もちろん唯閃も使い放題。