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アファームド

あふぁーむど

1975年生まれの競走馬。もしくは「電脳戦機バーチャロン」シリーズに登場するオリジナルメカ。
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曖昧さ回避編集


バーチャロイドの「アファームド」編集

クルーカットのような頭部形状や、もろ肌を脱いたマッチョ男性を思わせるデザインのロボット。ってかコマンドー


この世界におけるバーチャロイドはあくまで戦争用の消耗品……ということで、ヒーローチックな要素を捨て「兵士」しての側面を強くした機体(勿論、この世界では戦争というのは興行=見世物でもあるため「いかにも戦争的な演出をする」という目的もある)。


とにかく「接近してトンファーを打ち込む」ことに主眼が置かれた白兵戦型VR。

前方ダッシュの突進力はバイパーⅡのような高機動型バーチャロイドすら凌ぐ(そのかわり左右・後方ダッシュはやや遅い)が、近接戦闘を主眼に置いているため、装甲が厚く、のけぞりにくい機体となっている。


基本的に前方ダッシュのスピードを生かし相手に詰め寄った後トンファーを当てるという、使い方がわかりやすく、なおかつ防御力・機動力の両方を高いレベルで併せ持っているため、近接攻撃を使って積極的に戦いたいという初心者におすすめされる機体である。

特にオラタンにおいてRNA側のシートから始めると、最初からカーソルがあっているバトラーは一時期「近いとトンファーが痛い、遠くても竜巻が油断できない」と非常に強かったのはその道では有名な話である。


第一世代機(MBV-09シリーズ)編集

MBV09C

第2プラント「トランスヴァール」(TV-02)によって近接戦向きにテムジンをベースに開発された機体。


ベースとなったテムジンは、メイン武装である多目的ビームランチャー『MPBL(Multi Pul Beam launcher)』が優秀すぎた為に、それを補佐するための本体部分が脆弱であり、MPBL無しではどの機体にも劣るとまで言われた。

よって武装・兵装を切り替えながらの戦いが求められる極地戦や、サバイバル戦では活躍が難しいという問題を抱えていたが、改良作である本機はそれを脱却するかの如くサバイバル向けの機体となった。


武器としてショットガン(右トリガー)、ボム(左トリガー)、ビームトンファー(両手トリガー)を装備。

最も認知度の高いMBV-09-Cの格闘戦能力は「凄まじい」の一言に尽きるほど。また、ジェネレータもテムジンよりも高出力でありターボ駆動時の機動性は音速をも超えるという。


本機の特性は分かりやすく、近接攻撃が優秀で遠距離攻撃が苦手というタイプ。

何かと諸事情で欠陥が多いバーチャロイドの中でも、珍しく完成度が高い機体である。

次世代では武装の切り替えが可能になった事で部隊運用が主流となり、見た目通り戦争における「一般兵士」というポジションを確立していく。


兵士という性質から、量産機に採用されてもいいはずなのだが……この第1世代においては、どの企業もこぞって主戦機の開発競争を行っていた為に、後発で完成したアファームドの売れ行きにはキツいものがあった。またこの頃に量産機のポジションを担っていたのは、低コストをウリにガンガン量産された後方支援型粗悪品「ベルグドル」であった為、それを超えるのも難しいのだろう。


ゲームシステム上では、強烈な攻撃力を持つトンファーを接近戦で当てる事に意義がある機体で、ロボット同士の近接戦闘こそ男のロマンと感じるプレイヤーに親しまれた。

射撃武器は持つものの、距離が離れると集団性が下がるショットガンや、投擲距離が短い手投げボムが有効に使えなくなる。とにかく相手にグイグイ接近しなければならない機体である。



第2世代機(RVR-30シリーズ)編集

TV-02が開発した最初期の第2世代VR。

Vコンバータが高出力・高効率化した恩恵から、「コンバータの余剰出力を用いた防御フィールド『Vアーマー』の形成」と「第1世代VRを遥かに凌駕する運動性能及び姿勢制御性能」を得ている。(後にこの構想は第2世代VRの基本仕様となった。)


第1世代アファームドを純粋に強化した機体であり、スケルトン(骨格・フレーム)を含めた機体構造の柔軟かつ頑健で故障率が低い利点を生かし、一般兵仕様の量産機として再生産された。

頑丈さをウリに近接戦闘力の高さは据え置きのまま、高性能な新型FCSと機体各所のハードポイントによって様々な銃器・武装を用いることができる。武装によってアタッカー・コマンダ・バトラーといった名称がつき、同一機体ながら操作感は異なる。


武装の持ち替えが簡単という拡張性の高さから、多少の改修で様々な戦況への対応が可能。高機動による白兵戦や重火力による支援攻撃、部隊指揮などの様々な役割を一機種のみでまかなうことが出来た。アファームドのみのコマンド部隊も多数存在する。


扱い慣れた本体はそのままに、武装だけを好きなように切り替えられる為に、使い捨ての一般兵から精鋭のエースにまで親しまれ、文字通りソルジャー(兵士)として申し分ないポジションを担うことになった。


しかし残念なことに、ここまで至れり尽くせりな汎用性を持ちながら、量産機ポジションにはわずかに一歩及ばなかった。

低価格かつ、この機体を超える武装換装システムを有するVokシリーズが開発されたのである。奇しくもベルグドルの後継機であり、満足度が低かろうが安くてそこそこ使える製品が一番売れてしまうのが世の中である。とはいえ戦場で鍛えられたプロ達にはアファームドが好まれる事が多い。



アファームド・ジ・アタッカー(RVR-30)

超新規格型汎用機体

第2世代アファームドの基幹機種。

武装はオーソドックスで、文字通り「汎用性」重視に仕上がっている。

RNAによって供給され、戦況を選ばない万能さから各地の戦場で主力機として投入され、各地のDNA保有戦力を文字通り蹂躙した。


アファームド・ザ・ディスラプター(RVR-32)

アファームド・ザ・ディスラプターplus

超意欲的重装機体

A型を基幹とする前衛の打撃部隊を支援すべく開発された重攻撃型のバリエーション。

両手にトライデル・ボックス・ランチャーを1基ずつ、両肩にユニットガンを2門装備する等、A型に比べてかなりの火力の充実を図っている。

だが、代償にアファームド本来のウリである機動力は失われており、接近戦への対応能力も低下してしまっている。これを受けて第2世代機同士の戦闘が主流となるにつれて武装の整理が行われ、アファームド・ザ・ストライカーが完成した。


アファームド・ザ・コマンダー(RVR-12)

オラタン コマンダー

超指導力強化型機体

指揮能力を向上させたバリエーション機。

OSの充実が図られているほか、外見の特徴として、頭部のブロック状のパーツが若干大型化している。


武装はダキアス・ガンかガンランチャーを選択して装備。またC型の特別装備として左腕に片刃の実体剣「ターミナス・マチェット」を装備している。

ターミナス・マチェットは接近戦ではトンファーに匹敵する威力を発揮するほか、残滓によるソードウェーブを飛ばしたり、投擲武装として用いられることもあった。

フェイ・イェンknの少ない配備数を補うために用意されたアファームド・ザ・チーフコマンダー(RVR-15)があり、こちらはマチェットを二本装備する。


「オラトリオ・タングラム」のバージョンアップに伴い、プレイヤーの選択出来る追加機体として登場。

性能的にはテムジンをベースに開発されたアファームドを、再びテムジンの武装に戻したような機体。機動性はテムジンに一歩劣るが、武装はほぼそのままに高い近接戦闘力と耐久性を手に入れた。



アファームド・ザ・バトラー(RVR-39)

あふぁー

超格闘対応機体

ダキアス・ガン二丁とビームトンファーを装備した、MBV-09-R(第一世代機の改良型)のニッチェを埋める接近戦志向の機体であり、他のバリエーションと比較して飛躍的に機動力が向上しているのが特徴。

MBV-09-Cと同じくトンファーの威力は驚異的で、接近戦に価値を見出していたRNAの主力決戦機として、各地の戦場で切り込み隊長として活躍した。


「オラトリオ・タングラム」でプレイヤーの選択出来る機体として登場。

前作のアファームドを彷彿とさせる操作が可能。さらに入力次第で、昇龍拳と、サマーソルトキックと、ライダーキックのような技が出せる、まさに格闘家。



アファームド・ザ・ストライカー(RVR-33)

アファームド・ザ・ストライカー

超火力強化型機体

ディスラプターから武装を整理した機体。

重量バランスと機動性、白兵戦能力が大きく改善され、ディスラプターに代わり第一線に登場した。


「オラトリオ・タングラム」でプレイヤーの選択出来る機体として登場。

一言で言えば、アファームドの性能のまま遠距離武装が扱える機体。このゲームの遠距離専用機は重かったり、トリッキーだったりするものが多いが、この機体は素直な操作が可能となっている。

特殊入力技の空中ダッシュパンチ(通称ライダーパンチ)が使えるが、実は特殊技に発展しない空中ダッシュ通常攻撃の方が強い。



第3世代型(ジャガータイプ&タイガータイプ)編集

製作元はこちらも第二プラント「トランスヴァール」。

マーズクリスタルの影響下での運用を主とした第3世代機では、二番目に設計されたバーチャロイド系列である。


かつて兵士としての拡張性を追求した第2世代型アファームドであったが、第3世代型は役割を明確にすべく近接戦闘型のJ(ジャガー)タイプと、遠隔支援型のT(タイガー)タイプの2種に明確に分けられた。

これは、本来のバーチャロイドの思想である、主戦機と遠隔支援機による2機1対のセット運用思想が元になっている。


アファームドJシリーズ

J(ジャガー)系列は基本的にはオラトリオ・タングラム戦役で活躍した第2世代機「バトラー」を踏襲した機体。運用しやすい機体を望む声に応えた結果、シルエットはかなり細身になっており、第1世代の初期型アファームド(MBV-09系列)に原点回帰した印象を受ける。


伝統といえるトンファー装備の基幹機種としており、変わり種としてザ・コマンダーを踏襲した剣(マチェット)装備、ダイバーを思わせる特務機体、果てはロケットパンチを持つ機体や、すべての格闘モーションが蹴り技で近接時の防御力が著しく上昇するアクの強い機体までさまざまである。


頑丈な装甲と高い攻撃力を持ちつつ、スピードも重視されており、安定した戦闘が可能な機体に仕上がっている。しかしながら騎士やら侍やら悪魔やら天使やらバケモノVRがずらりと並ぶ第3世代VR群の中では、しょせん兵士といった評価に落ち着いてしまうのが残念な所か。



アファームドTシリーズ

T(タイガー)系列は、第2世代機「ストライカー」を踏襲した機体。原型機に比べると挙動は重量寄りとなっており、外観はとってもマッチョマン。

J型は装甲の軽さからスピードが速く、運用しやすい機体ではあったが、こちらはスピードを犠牲にしたやや重装甲な遠隔機体である。


軽量かつ丈夫さがウリなアファームドをわざわざ重戦型にする必要がどこにあるのか……と疑問に思うのは当然の事だが、火力・物量面で量産型のライバル機に相当する「VOX系列」に市場が押されがちだったことを受けて、この当機体群が製作された。

近接武装であるトンファーや剣はオミットされているが、銃器での殴り攻撃や、素早い蹴り攻撃を持つ為に近接戦は依然として得意であり、ここだけは明確に「VOX系列」に勝る点と言えよう。


バリエーションは、第2世代のストライカーを踏襲した肩バズーカ装備の基幹機種、VOXダンに対抗してミサイルポッドを装備した中距離型、重装甲を近接戦でフル活用するための白兵戦型、挙句の果てには当機体をベースにしたと思われる近接専用魔改造半分趣味機体まで存在する。


余談だが、一部の機体は某所で有名なトンファーキックが出来たりする。

しかもガードが一発でぶち破れるとか。


さらにまた一部の機体はライダーキックができるとか。

あんたらの腕についているのは飾りなのか?



音楽編集

初代(OMG)でのテーマ曲『EARTH LIGHT』


フォースでのテーマ曲『Fit so Tight』


関連タグ編集

バーチャロン ハッター軍曹


外部リンク編集

佐天涙子とある魔術の電脳戦機での搭乗機が『アファームド・ザ・ストライカー』)

後方のアックア(とある魔術の電脳戦機での搭乗機が『アファームド・ザ・バトラー』)

神裂火織(とある魔術の電脳戦機での搭乗機が『アファームド・ザ・コマンダー』)

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