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概要編集

「幻獣戦機」の肩書を持つ巨大バーチャロイド

英語表記は「Jaguarundi」で、日本では主に「ジャガランディ」と呼ばれるネコ科動物を名前の由来としている。

よって「ヤガランテ」ではなく「ヤガラン」である。


本来この世界には存在しない機体で、バーチャロイド訓練用のシミュレーションプログラム内にのみ存在するとされる。シミュレーション開発に関わった少年の記憶と精神状態が生み出した、データだけの架空の怪物(バグ)とされるが、その実態は不明。


オラトリオタングラム以外のバーチャロンシリーズに登場する中ボス

全シリーズ通して、ライデンをも凌ぐ火力と圧倒的なサイズでプレイヤーに絶望を与えてくる。特に両肩の10wayレーザーはまともに喰らえば即死級の威力で、それ以外にもミサイルやボムがあったりとほぼ付け入る隙がない。


家庭用OMGと家庭用フォースでは一定条件で使用可能になり、アーケード版並びに家庭用フォースではガラヤカの変身技で一定時間操作が可能。(マーズでは敵戦用機であり、チートコード等でしかプレイヤー機体として操作できない。)


OMGにおけるヤガランデ編集

オリジナル壁紙風ヤガ様


規定時間内に適性検査を終えられなかったプレイヤーへのおしおき機体として登場。

登場ステージのBGM名は「ALICE IN THE WONDERLAND」


不思議の国に迷い込んだアリス(プレイヤー)を追い回すトランプの兵隊とでも言うのだろうか。

1人用プレイモードのシミュレーションパート(前半ステージ)にて、突如としてハッキングをかけて襲いかかってくるバーチャロイド。


実は、初代バーチャロンのステージ1~5は戦闘シミュレーター内での模擬試験であり、ステージ6のアファームド戦以降が現実世界での出撃となる。


出現条件はステージ5までのクリアタイムの平均が35秒を超える事であり、下手なプレイヤーや初心者ほど遭遇率が高い。

やっとこさステージ3の強敵ドルカスを倒せたと思いきや、ステージ4,5のベルグドルバル・バス・バウで手こずるとコイツが出て来る。初見プレイヤーにはもはや嫌がらせ以外の何物でもなかった。


プレイヤー機の3倍程度のサイズと、自機の倍以上の攻撃力/耐久性を持つ強敵だが、救済措置としてコンテニューする毎にサイズダウンしていき、性能も弱くなっていく。

2回もコンテニューすれば装甲も並以下まで下がるため容易に倒すことができる。それでも初見プレイヤーへ与える心理的ダメージは強く、未だにトラウマボスとしてチャロナーに記憶されている。


基本的には、「どうやって倒すか」より「どうやって出さないで済ますか」が重要。

前半ステージを速攻でクリアしていけば出現しないので、テムジン・バイパー・ベルグドルを速攻で始末し、ドルカス・バルバスバウでのタイムロスを如何に抑えるかが鍵。


SS版では条件を満たすとプレイヤーが操作可能で、プレイアブル機の強さ・大きさは1度コンティニューした状態の大きさとなる。コンティニュー及びエンディングの演出はフェイイェンのものを流用している。



フォースにおけるヤガランデ編集

幻獣戦機


VR-011「アプリコット・ジャム」(ガラヤカ)を本体とし、Vクリスタルを通じていろんな所に現れる。


OMGではシミュレーションデータ上にしか存在しない謎の機体であったが、オリジナルのガラヤカのイタズラ(「彼女」の持つ「幼さ」から来る危険な感情)によって現実世界に「実体化」しており、各地に突如出現しては破壊行為を行って去っていく、厄介な亡霊と化した。

上記のOMG版ヤガランデを、ガラヤカが引っ張り出してきた別物である為、色合いや武装が違う他、頭部がガラヤカの帽子に酷似したものになっている。よく見ると細部のデザインもかなり変わってる。


フォースの通常プレイでは5面クリア後に中ボス枠で登場、OMGと違い必ず遭遇する。

体力ゲージが1本しかないが、体力自体は200%と自チームと同じ。

1人プレイの場合CPU僚機への命令は「回避に徹しろ!」が基本。それでも被弾してあっさり墜ちるので当てにしない方が良い(特にマイザー系列等薄い機体)


それとは別にVクリスタル5個獲得で受領できる「幻獣戦機ヤガランデ邀撃」及び8個獲得で受領できる「多重ヤガランデ邀撃」の2ミッションでラスボスとして登場。

1対2、しかも思考ルーチンが非常に強力な通常VR戦4面クリア後にヤガランデ戦、更に後者はヤガランデまで2機(体力400%)という超絶難度で、アーケード版の稼動開始から15年近く経った現在でもクリア者がいないと噂されている。


本作のガラヤカは、隠し技「まるまるやがやがくるりんぱ」を使用する事で、やや小さめのヤガランデに一定時間変身できる。



マーズにおけるヤガランデ編集

ボス性能はフォースにおけるヤガランデと同様。

ドラマティックモードの中盤「地球編」の中ボスとして出現する。中ボスという扱いではあるが作中を通してかなりの強敵であり、初心者の詰みポイントとしても悪名高い。


プラジナー博士によって、オリジナルのガラヤカが第4プラント「TSCドランメン」に厳重封印され、ヤガランデの出現は抑えられるに至った。

それでもドコからともなく漏れ出した彼女の意思が、ヤガランデの実体化を助けており、地球の禁制領域シバルバー内(アースクリスタルが安置されている場所付近)には、依然として現れるという報告が続いている。


その後は、ワイルドクリスタルを用いた厳重な結界によってガラヤカの出現を抑えていたが……

本作のプレイヤー(MARZ)は地球巻脱出の為にシバルバーを進まなければならず、その強力な結界を解かなければならなくなった為、ヤガランデの出現覚悟でワイルドクリスタルを集める事になる。



「咆哮! 幻獣の……」

ヤガランデがプレイヤー機の前に出現するボスステージ。

通常であれば対峙するヤガランデは1体だけだが、ワイルドクリスタルを8個以上集めると2体出現する。戦闘においてはフォースにおけるヤガランデ戦と同じであるが、高難易度であることに変わりはない。

特にヤガランデ2体出現は、本作で屈指の難易度を誇る凶悪ステージとなる。ノーマルモードならまだしも、ベリーハード以上の難易度ではまず避けるべきである。


ワイルドクリスタルは雑魚VRを近接攻撃で撃破すると一定確率で入手してしまう為、地球ステージにおいては、道中のミッションでバーチャロイドをなるべく倒さず進むが、射撃でのトドメを狙う必要がある。

……とはいっても普通にプレイして手に入るワイルドクリスタルは合計6~8個とばらつきが大きく、近接重視で戦っても8個入手できるかどうかは運によるところも大きい。ポイント稼ぎがしたいプレイヤーや、ヤガランデ2体戦が上等なプレイヤーであれば、特に気にする必要はない。

ヤガランデ2体出現が嫌なら、道中のVRはなるべく無視する、近接攻撃を徹底して避ける、ミッションのリセットを繰り返し、より簡易なランダムステージを引くように調整をする……などして短期決戦で突き進むのがいいだろう。


一応救済措置として、4回リトライすれば白騎士テムジン(クリアリア・バイアステン)が救援に駆けつけてくれる。チートじみた機体性能を持つ白騎士の強さは言わずもがな、2vs1(2vs2)の戦いになるので、これだけでも相当楽になる。


ちなみに本作にもガラヤカは登場するが、ヤガランデに変身する能力は持っていない。




関連タグ編集

バーチャロン ガラヤカ アジム スーパーロボット大戦K

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