機体概要
ヤガランデの中の人。またの名をVR-011「アプリコット・ジャム」。もしくは彼女をベースとした戦闘VR(バーチャロイド)の事。
「アプリコット・ジャム」はかつて0プラント(月面遺跡のオーバーテクノロジー解析からバーチャロイドの基礎を作り上げた研究施設)で稀代の科学者たるプラジナー博士の実験により、C.I.S(電脳虚数空間)にたゆたう破壊の意思を制御するために作られたオリジナルバーチャロイドである。
同じくオリジナルバーチャロイドである「オリジナル・フェイ・イェン」、「オリジナル・エンジェラン」とは姉妹の関係にあり、末の妹に当る。二人の姉同様自我を持ち、人格は11歳の幼女のそれである。
だが、「彼女」の持つ「幼さ」から来る危険な感情と力は到底制御できる物ではなく、制御を目指していたはずの破壊の意思の実体化を逆に促進する結果となったため、事態を重く見たプラジナー博士によって第4プラント「TSCドランメン」に厳重封印された。
しかし封印は完全とは言い難く、どこからともなく漏れ出した彼女の意思が「ヤガランデ」として戦場に実体化するという危険な事態を度々引き起こしており、OMGの時代に「ヤガランテの惨劇」と呼ばれる最初の事件が発生した。
ちなみに、VRとしてのガラヤカの「ヤガランデ変身機能」は、この現象から来ている。
後にプラジナー博士の娘、リリン・プラジナーの運営する企業「TRANS AFG」によって「アプリコット・ジャム」をベースにしたバーチャロイド・ガラヤカが完成し、限定的に生産・販売されることになった。
「幼女」をモチーフとした姿からわかるように非常に小型かつ細身の機体に仕上がり、バーチャロイドの中枢機構であるVコンバートとコックピットは他の大半の機種のように胸部に収まらず、頭部の巨大な「帽子」部分に全て搭載されている。
つまり、この機種は「帽子が本体」なのである。帽子部分は外見上の話で、中枢が詰まってるため当然外せない。ハッター軍曹。
実は『限定戦争という興行』で使われるバーチャロイドである為、当然パイロットが搭乗して操作する事となる。
何故、戦争興行で幼女がコンセプトの本機が存在するのか、というのを含め、パイロット周りにまつわる裏設定においては、いろいろ倫理的にアレな設定があったりするのだが、人によっては不快感を催しかねない黒い内容になってるので、各人、自己責任で検索していただきたい。
プレイアブルとして使用可能だが、本作に登場するのは最初の1体にしてオリジナルのガラヤカ『アプリコット・ジャム』の複製コピーの量産型である。
やはりフェイ・イェンと同じく、開発者であるプラジナー博士が失踪してしまった為に後継機の開発が出来ず、オリジナルのガラヤカをまるごと複製コピーする形で量産機が製造されている。
他のVRよりも小型だが、小さいからといって有利不利は無い。
攻撃は『プチ・プル・ニュィ~ン・バトン』(正式名称)から発射されるエネルギー弾と、『きゅぃ~ん・ふろむ・ざ・すかい』(正式名称)による突撃が主になる。
特殊技として『まるまるやがやがくるりんぱ!』(正式名称)を使用する事でヤガランデに変身し、そのまま一定時間操作可能。プレイヤーが中ボスクラスの性能を持つ大型期待を乗り回せる。
概ねバーチャロン・フォースと同じだが、ヤガランデ変身機能が削除されているなど、若干の弱体化を見せる。
その割に、解放条件がドラマティックモードをハードモードでクリアするという若干難易度の高いものとなっている。ヤガランデ変身が使用できないので、おそらく今作で使用できるのは量産機の方だろう。
ドラマティックモードでは、ヤガランデの出現を抑える為に、オリジナルのガラヤカは厳重に封印されている設定なので、道中の敵の雑魚キャラとしては量産機が多数出現する。
当然と言えば当然だが、意志を持たない量産機のガラヤカはヤガランデ変身は使用できない。
撃破時はこの機体のみ「ごめん♪」と言うが、その言葉が敵パイロットのものなのか、ガラヤカ機が勝手に発しているのかは謎。