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ダイアン=フォーチュン

だいあんふぉーちゅん

とある魔術の禁書目録に登場するキャラクター。モデルは20世紀を代表する魔術師の一人ダイアン・フォーチュン。※この記事は、禁書のフォーチュンを軸に解説しています。
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「魔術とは 意志に従って意識の中に変化を起こす学にして術である」

「魔道書の執筆、オカルト雑誌への寄稿、文通に通信教育、講演会まで!旧来のやり方に縛られないマルチな活躍で魅せる美少女霊媒とは私の事なのよーふはははははーッ」

「何でもしますこの方に協力すれば良いんですかひいいわたしとお姉様の仲じゃないですか背中一面びっしりケダモノの傷跡とか洒落になってないわそもそも虎サイズの黒猫ってあれ猫だったんですか普通にネコ科の虎じゃあなくて!?」

人物

近代西洋魔術結社〈黄金夜明〉系魔術師の一人。作中では既に故人。

〈ブライスロードの戦い〉や〈ホロス事件〉で壊滅的な打撃を受けた〈黄金夜明〉の復古を目指し、その後継団体に参入した。イスラエル=リガルディ等と共に〈黄金〉後期メンバー(?)とでも表現できる人物であった。
この辺りはまだ深く掘り下げられてないが、史実ではミナ(モイナ)=メイザースのA∴O∴に所属した事もあり、本作でもミナとの関係が深い。

ミナ=メイザースの手厚い保護を受けて〈黄金〉系魔術結社(恐らくA∴O∴)に入団したが、結社内の縄張り争いでミナから黒猫を使った魔術攻撃を受け、その時の出来事がトラウマとなっている。
フォーチュンはメイザース夫人のことを畏怖の念を込めて「お姉様」と呼ぶ。

こう見えて彼女も偉大な魔術師であった。先述通り、魔道書の執筆やオカルト雑誌への寄稿、文通、通信教育、講演まで幅広く活躍し、彼女の革新的な魔術思想はもはや『黄金』の守備範囲を逸脱していたとも…

  • 自己情報無限循環霊装(アーキタイププロセッサー)
ランダムで魔術を発生させる黒い箱型の霊装。
この箱の中に突っ込んだ術式は、さながら『伝言ゲームの変遷・混淆』の如くどんな魔術に化けるのか、仕掛けた本人にも掴めない。逆に言えば敵味方問わず「予測不可能な状況」を撒き散らし、相手の作戦を崩して不利な状況すら一転して有利に持ち込める。フォーチュンの凄い部分はランダム性を常に味方にして戦える「ヒキの強さ」にある。

魔術師フォーチュン

ちょっとした元ネタ解説。禁書における本人なので頭の隅に留めておいても損はない。

ダイアン・フォーチュン(1890-1946)は、20世紀を代表する偉大な魔術師の一人である。
黄金の夜明け団(G∴D∴)から現代魔女宗(ウィッカ,現代ウィッチクラフト)の台頭までに名を上げた彼女の功績と言えば、大きく分けると3つ程ある。

  • 一つはカバラを西洋人・オカルト初級者にも分かりやすく解説したこと。
  • 一つは生命の樹(セフィロト)の一面にフロイトとユングの心理学を導入し、魔術と心理学を融合させてしまったこと。
  • 一つは魔術団体の教授方法に通信制度や講演を導入し、より良い方法で普及に努めたこと。

彼女以降のオカルト業界には心理学者じみた魔術師が増えてしまった。心理学の導入は魔術師フォーチュンの最大の功罪とも言えるだろう。

代表著書:神秘のカバラー、心霊的自己防衛など

経歴

本名:ヴァイオレット・メアリー・ファース。ダイアン・フォーチュンは著名であり魔法名。
由来はファース家のマーク「Deo non-fortuna(運ではなく神によって)」。

フォーチュンは幼少の頃から霊的才能に溢れていた。
教職に付いていた20歳の時にウォーデンという名の校長のパワハラに悩まされ、30時間に渡り昏睡状態に陥るほどの心理的ダメージを受ける。
フォーチュンはこの時の事件について、校長から心理的攻撃(催眠術)を受けたと後に自身の名著『心霊的自己防衛』で語る。
この不運な一件の影響により心理学に惹かれ、医療心理研修生となった。卒業後、心理療法士としてしばらく働き、すぐにロンドン大学を受講し、正式にサイコセラピストとなる。
後にカバラ神秘思想と出会い、魔術師フォーチュンが醸成されたのである。

メイザース夫人との不和~内光協会

1919年、メイザース派『黄金の夜明け団』こと『A∴O∴』(最初はブロディ・イネスのロッジ)に入会。
1920年、未亡人モイナ・メイザース(ミナ・ベルクソン)の『A∴O∴』に移籍。彼女に高く評価されていたが、良好な関係は長く続かなかった。
フォーチュンは黄金の夜明け系の教義には満足したが、その教授法は劣悪と考え、メイザース夫人に提案を持ちかける。
フォーチュンが提案したのは公開集会、雑誌の発行、初級者にも易しい神智学教会ロッジの設立であった。

当初こそフォーチュンを受け入れていたメイザース夫人だが、やがてフォーチュンはアストラル旅行に浸り、〈秘密の首領〉と接触・霊界通信を受け取ったという。しかしモイナはフォーチュンが教義を逸脱して結社内で独自の派閥を築き始める事に気付き、ついに関係は悪化。
そこからは魔術史上でも稀に見るキャットファイトもとい〈魔術戦〉の始まりだった。こうした派閥争いを経てフォーチュンの団脱退に至った。
(「メイザース夫人から黒猫を使った魔術攻撃を受けていた」旨を心霊的自己防衛に記しており、日本でも本書を始めこの魔術戦の事を収録した本がいくつか邦訳・出版されている)

後にフォーチュンは〈内光協会〉(The Society of Inner Light=IL団)を設立(正確な設立時期は諸説あるが、母体の団体が発足した1922年と記される事が多い)。新たに「通信教育制度」を導入し、大成功をおさめた。

1946年にフォーチュンは病で死亡した。彼女の元からはW・E・バトラーガレス・ナイトウィリアム・G・グレイなど著名な魔術師が巣立った。

新約禁書21巻~(※以下ネタバレ注意)

初出:新約18巻回想。本人のセリフ付き登場は新約21巻以降


もはや威厳もへったくれもない。

もっとも自身より格上の『魔神』にも(絶望的に相性が悪いが)確率勝負で食らいつけるかもしれない事など、彼女の強さが伺える場面も少なからず存在する。ポンコツ要素を遺憾なく発揮していた彼女を見てるとそんな凄い魔術師とは思えないだけで……。

ヒロイン化

そんな彼女は色々あって浜面たちとの奇妙な友好関係に落ち着いていた。しかし別途に進行していた上条一方サイドで、アレイスター=クロウリーが『黄金』の存在を形成する龍脈のエネルギーを無事阻害した事により、フォーチュンの存在も消えてしまう。

Fortune



同時期に一方通行クリファパズル545を救った。浜面はフォーチュンを救えなかった
浜面には魔術の知識もなければ救えるだけの力もない。しかし諦観し、眼の前で消え去ったフォーチュンを諦めきれなかった。

「ダイアン=フォーチュンを取り戻す!!絶対に何があってもだ」

こうして浜面仕上は傍観者から主人公へと返り咲いた。

(暫定)新約22巻 - 復活

新約22巻で浜面はフォーチュンを取り戻そうとするあまり敵側(コロンゾン)に付く。コロンゾンは浜面にフォーチュンの復活方法を提示し、浜面もそれに従った。

そもそも、フォーチュンは一世紀の壁を自力で乗り越えたわけではなく、あくまで78枚のタロットをもとにコロンゾンが再現・再構築した存在に過ぎない。曰く、フォーチュンはタロットという魔導書に意図して付けられた傷や折り目で、その僅かな玉瑕こそがフォーチュンを構成する要素とのこと。
だが、通常のタロットは地脈・龍脈から力を吸い上げ、自己修復機能を行使する一種の魔道書の原典である。コロンゾンは機能を空回りさせてから傷をつけ〈黄金〉の疑似人格を構成したが、クロウリーが色々とぶち壊した為、本来あるべき形を取り戻そうとしていた。

コロンゾンが提示したのは、地脈から自動的に吸い上げる力をあえて生命力から変換する魔力に切り替えさせ、人が使う霊装として振る舞わせることで、ダイアン=フォーチュンを復元させるという方法である。
当然、学園都市の開発を受けた浜面では身を削る必要があるが、途中でそれに気付こうが自己犠牲など気にする彼ではなかった。

その最中、アンナ=シュプレンゲル、正確には本物のシュプレンゲルの器を乗っ取ったホロス夫人に操られた滝壺理后と浜面が対峙。浜面が絶体絶命の危機に追い込まれた瞬間、浜面の頭の中に声が響き、本来話せない英語を理解し、自ずと口にしていた。
黒い箱アーキタイププロセッサー、あらゆる魔術や術式を分解して予測の出来ない形に再構築するダイアン=フォーチュンの霊装が現れ、滝壺を半暴走させていた原因の水晶球を飲み込んだ。

『……格好いいじゃん。命がけで恋人助けて、すっかり惚気けちゃってさ』

滝壺を抱き寄せる浜面と背中合わせに、フォーチュンが姿を現す。

「おかえり…」
「おかえり、ダイアン=フォーチュン……ッ!!」

浜面はコロンゾンに従った成果としてフォーチュンを復活させることに成功した。

関連タグ

とある魔術の禁書目録 黄金夜明 浜面仕上
ミナ=メイザース アレイスター=クロウリー コロンゾン 
魔神「娘々」 ネフテュス クリファパズル545

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