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ミナ=メイザース

みなめいざーす

『とある魔術の禁書目録』に登場する魔術師。モデルはノーベル文学賞受賞者アンリ・ベルクソンの妹にして〈黄金の夜明け団〉の魔術師ミナ・ベルクソン。後に彼女は魔術師マグレガー・メイザースと結婚し、モイナ・メイザースと名乗った。
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『始まりますよ……』

『人が見てない所だとあのおっさん何だかすげえー偉そうですね。そのために画家の卵を娶った……と、そうきましたか。へえほおふうーん。一〇〇年超ではありますが、改めて耳にしても猛烈に腹が立ちます』

『行ってらっしゃいませ、無垢なる少年よ』

CV:斎藤千和

概要

魔術結社〈黄金夜明〉に所属していた魔術師。作中では故人。

創始者の一人であるサミュエル=リデル=マグレガー=メイザースの妻。ミセスメイザース(メイザース夫人)。またの名を黒猫の魔女とも。

魔術の世界では画家として活動。愛用する銀のパレットナイフでカードや祭具を描き、魔術師の抱える透明なイメージに確かな「形」を与える。文系気質の旦那を真に『理解者』たる芸術家肌の彼女がサポートしている。

これだけ聞けば理想の夫婦に思えるかもしれないが、実際にはメイザースが俗世の職を顧みず、その日の生活費の工面にも苦労する凄惨たる有様。
ミナを心配する一心で親友のアニー=エリザベス=フレデリカ=ホーニマンが金銭方面を援助していたのだが、その金は旦那の魔術研究に消えている。

ミナも旦那の横暴を咎めてはいたが、結局アニーの援助金がミナの衣食住を潤わせる事はなかった。ミナは生活費の無心を悔いた旨を「100年後」に語っている。
愚痴を零しつつも旦那に献身的な愛を捧げており、魔術師アニー=ホーニマンの生涯のテーマが「無二の親友が何故あのダメ男と結婚したのか」になってしまった。

黒猫の魔女

ミナはダイアン=フォーチュンの師匠筋でもある。

ミナの手厚い保護のもとフォーチュンを黄金系魔術結社に迎え入れたが、やがて結社内で派閥争いが発生し、フォーチュンに黒猫の大群やトラ並みのサイズはありそうな黒猫の魔術攻撃を与えている。それがフォーチュンのトラウマとなった。
この時の出来事がきっかけでミナは「黒猫の魔女」という異名で呼ばれ始める。

フォーチュン「お姉様は噛み付きはしないけど、ガチで引っ掻いてくる人なのよ」。

史実

モデルはミナ・ベルクソン(モイナ・マグレガー・メイザース)。
彼女はノーベル賞の受賞者アンリ・ベルクソンの実妹で、マクレガー・メイザース(マグレガー・マザーズ,マサースとも)と結婚してモイナと名乗った(Mina→Moina)。

メイザース夫人は黄金の夜明け史上、唯一の6=5位階を得た人物であった。彼女は夫の死後も結社「アルファオメガ」No.3を率い、団の存続に努めていた。
しかし古い仕来りを歓迎しない新人ダイアン・フォーチュンとよく衝突し、袂を分かったことが悪評に繋がってしまう。
よりによってフォーチュンは20世紀有数の魔術師に大成するのだが、自身の有名な著書で「マザース夫人から黒猫を使った魔術的攻撃を受けた」などと暴露(?)したのである。

魔術史でも有数の〈魔術戦〉

1921年、この頃フォーチュンは霊界通信に没頭していた。星幽界へのアストラルプロジェクションによって〈秘密の首領〉と接触。これをモイナが咎め「神秘学ロッジ」の設立を提案し、フォーチュンもそれに従ったという。
その後、フォーチュンはオカルト記事を雑誌に寄稿するなど執筆活動を本格的に開始。しかしこれが問題で、彼女の著作はどうやら「アルファオメガ」の高等秘儀にあたる、とモイナが実際に問題提起している。…モイナと近しい人物たちが繰り広げていた光景と似ているが歴史は繰り返すと言うべきか。

フォーチュンは奇妙な黒猫の攻撃を何度か受け、それがモイナによるものだと確証を得た。この時点でモイナとの仲は本格的に決裂してしまっている。

それだけに留まらずフォーチュンに魔術的な殺人疑惑まで押し付けられ、モイナ=メイザースは魔術界隈では「黒猫使いの魔術師」の称号が定着してしまった。

なお、1928年にミナは死亡している。夫のメイザースが死亡した10年後である。

風評被害

アレイスター・クロウリーは何故か彼女を「娼婦」扱いしている。
実際、クロウリーは小説ムーンチャイルドでそういう風に彼女を描写してるし、〈法の書〉を執筆するに至る例のハネムーン直前には、ミナさんとパリで会って売春婦にまで身を落としていたとほざいている。
でも状況証拠的にこの線は薄く、風評被害の可能性大らしい。あいつよくもミナさん選べたな!

あとは弟子のダイアン・フォーチュンだろう。件の魔術戦もフォーチュンの証言だけなのだ。それに人柄よく人心得たモイナ、トラブルメーカーだが指導者として優れているフォーチュンという人物評は歴史が証明している。

メイザース夫人はスレード美術学校以来の親友アニー・エリザベス・フレデリカ・ホーニマン以外の同僚にも評判が良かったらしい。また、史実でもモイナ名義でアニーに金銭の無心をしていた(メイザースが書かせた説あり)らしいのだが、ホーニマン追放処分後に旧交を温めている辺り、それでも友人関係は終わらなかったようである。

作中でホーニマンがミナを過剰なまでに心配しているのも、実は元ネタ通りだったりする。実際、彼女はミナのためだけにメイザースに職と金を与えている。チャンスを全て棒に振ったメイザースだけが悪いのだ。
最後まで夫のメイザースを支え続け、彼の死後もなお献身的な愛を捧げた事実から人柄が評価されていたと言えるだろう。

作中本編

声のみの登場は新約5巻となり、メイン画像の姿での登場は新約18巻となる。

100年以上の後、窓のないビルに突入して仲間とはぐれた上条当麻の前に、西洋喪服に黒猫の耳と尻尾を合わせた美女の姿で現れた。
重力を無視して空中に浮いたり、姿を消したり、猫以外に見えなかったり(オティヌスも含めて)、おおよそ常人ではなさそうな高次元的存在の要素を覗かせる。
猫耳と尻尾が追加されたのは、上条の意識に自動アジャストされた結果らしい。

このミナは、窓のないビルの主アレイスター=クロウリーが形成した、自身の天敵・トラウマ・挫折の記憶である〈黄金〉を想起させるための存在。己の純度を保つために敢えて傷口を抉り続ける、幻影の象徴。
つまりクロウリーによって再現された人物で、本物のミナ=メイザースは史実通り故人となっている
……ちなみに幻影といってもどうやら干渉自体は可能のようで、実際に彼女の大きな胸を上条が誤って鷲掴みした様子が作中で展開された。

トラウマの象徴に彼女が選ばれたのは、曲者揃いだった〈黄金〉の中でも比較的穏当で常識的な物言いをする人物として、クロウリーに認識されているから。彼女をホスト役する事で、ウェイトやリガルディなどのアクが強い人物を適切に取りまとめられるとか。

しかしクロウリーは、その再現したトラウマを乗り越える気はなく、そして失敗しても構わないと考えており、それが起因してミナが自由に動ける状態になっている。
クロウリー側の存在でありながら、ガイド役として上条に色々とレクチャーしながらついて来ているのはその一環の様子。

上条に「必要な情報」をインプットするナビゲーターを務め、『人間』アレイスター=クロウリーの過去と目的を知らせる際に彼を導いた。
その全てを上条が知った後、役割を終えた黒猫の魔女は姿を消す。

だがクロウリーとの勝負にて、聖守護天使エイワスの攻撃から上条を守る形で再び出現する

彼女が語るには「心のどこかで上条当麻の側につく事を期待していた、クロウリーが予見した数ある可能性の一つ」で、エイワスはそれを見て「君はまた一つ失敗した」と愉快に笑った。

ここで彼女の正体が明かされる。
窓のないビルに備えられた問答型思考補助式人工知能(リーディングトート78)という、アレイスター=クロウリーが自らの『計画』の軌道修正の正否を証明させるために用意した並列演算機器。
その演算機器に思考を与えるため、クロウリー自らが構築した七八枚のタロットカードが一つの書を形作ったもの。

すなわちトートタロットという名の魔道書の「原典」
機械でありながら書物でもある、科学と魔術のハイブリッドが彼女である

力ある魔術師が書いた魔道書には力が宿り、その知識を伝える・守るために周囲の力を取り込んで自律起動する。
彼女もまた例外ではなく、自分で魔力を精製する事はできないが、禁忌の記述で周囲から力を吸い寄せて魔術を自動行使する術を獲得していた。
さらにトートタロットの中には聖守護天使の意味(エッセンス)が組み込まれているため、エイワスからも力を引き出して一時的にヤツと拮抗する事も可能。

『全ての男女は星である』
『個々の人があるべき振る舞いを行う場合に限り世界に不要なものなど無いという管理者の思想ですが、言い換えれば歯車が一つでも損なわれればオルゴール全体は止まってしまうという事も意味するはずです。そしてアレイスター、あなたはすでにトランプのピラミッドが崩れていく瞬間を目の当たりにしている』

実ははぐれたインデックス達にも協力しており、彼らがクロウリーの完全性を崩す方法を見つけるために準備を進めていた。

インデックスオティヌス御坂美琴食蜂操祈土御門元春烏丸府蘭。数々の要因がクロウリーの歯車を狂わせ、エイワスを顕現させていた何らかの理論が崩壊していく。

『あまりにも大きな引力は生命力の流れにすら歪みをもたらす。ですがそれもここまで。今のあなたになら銃弾はおろか生身の拳も届くはず』

『行ってらっしゃいませ、無垢なる少年よ』

そして見事、逆転勝利を果たした上条を見て満足した彼女は今度こそ消失した。

閉じた運命の外、開けた世界へと

続く新約19巻でも登場。隔離目的で宇宙へ発射した窓のないビルからコロンゾンを逃がさないように時間稼ぎをするため、たった一人で大悪魔と対峙する。

ヤツに敗北したら勿論だが、たとえ勝利しても大気圏突入の熱で自身を支える機材がやられて消えてしまう。
どちらに転んでも消滅の運命しか待っていないミナだったが、承知の上でコロンゾンに挑む。

『おや。せっかく生まれた自我を愛で育てる事なく踏み躙るとは、そいつは流石に大人気がないのではないか。くそったれの悪魔風情が』

その寸前で、なんとエイワスが再顕現。
ミナの救出と、契約者クロウリーへの神託と報酬を渡すために聖守護天使が大悪魔の前に立ち塞がる。

ミナの手を借りたエイワスは、辺り一面に撒き散らされたルーズリーフに超高速で文字や記号を書き込んでいく。
聖守護天使エイワスは、かつてクロウリーに『法の書』と呼ばれる魔道書を伝達した事のある超越存在。それを再現するかの如く、エイワスは一冊の分厚い魔道書を書き上げた。

魔道書『黒猫祭祀秘録』
ミナ=メイザースを形成する新たな媒体であり『原典』。
これで彼女はもう何トンもある演算機器に縛られる事は無くなり、自由に外を動き回れるようになった。

この状態のミナは人間の体に近く、重力を無視出来なかったり自由に姿を消せなかったり空腹にもなる。猫耳と尻尾も体と一体化したらしい。
代わりに外を自由に出歩けるようになり、学園都市を散策中に一方通行と出会う。彼と戦闘になった際、反射をすり抜け打撃を与えていた。

インデックスが記録した10万3001冊目の魔道書でもある。

補足

浜面に懐いている相棒的プラグラム「アネリ」は彼女…というか問答型思考補助式人工知能を一般普及用にダウングレードさせた存在である。エイワスは同一に扱うべきではない(それがマナー)と言っている。

関連タグ

とある魔術の禁書目録 黄金夜明
マグレガー=メイザース アレイスター=クロウリー ダイアン=フォーチュン

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