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アンナ=シュプレンゲル

あんなしゅぷれんげる

「とある魔術の禁書目録」22巻で存在が語られていた「秘密の首領」(シークレットチーフ)の窓口の女性。元ネタは同概念の存在アンナ・シュプレンゲル。
目次[非表示]

◆?巻402-403ページ
『黄金』は、一度全てを失……けた事がある。
 ……ブライスロードの戦……はまた違った災いが噴き出……事で。
マダム・ホロス。下劣……詐欺師、全ての魔術師の風上に置くべ……ない矮小……魂よ」

◆?巻501-527ページ
「マダム・ホロス、もう少し頭を使えなかったのかしら」
「おはよう、幻想殺し。……そして神浄の討魔。貴様達には、世界は何色に見える?」

◆?巻?ページ
「メリークリスマス、記憶なきわらわの敵。今日は格好良かったわよ?」

概要

初出:第22巻、登場は新約22巻

究極の高次元存在〈シークレットチーフ〉の窓口とされる謎の令嬢。
ドイツ魔術結社に所属する薔薇十字(ローゼンクロイツ)の達人(※元ネタでは7=4,首領達人)とされるが、ドイツの結社や大元の薔薇十字と同様にその存在はヴェールに包まれている。

魔術師ウィリアム=ウィン=ウェストコットに書類でシークレットチーフを通して魔術結社〈黄金夜明〉の設立許可を与えている。この魔術結社は栄えあるドイツ聖堂に続くNo.3としてロンドンに設立され、共同設立者のメイザースをはじめ、アレイスター=クロウリーアラン=ベネットイエイツなど名だたる魔術師が集い、近代西洋魔術の源流となっている。

魔術研究家エリック=ハウは、ウェストコットとの文通「シュプレンゲル書簡」がウェストコットによる箔付けの為の偽造書類だったと分析している。
フロイライン〉シュプレンゲルが本当に実在する人物かについても、後世では否定的に捉えられている。
また、これとは別にホロス夫人という詐欺師がシュプレンゲル嬢を騙り、〈黄金夜明〉が完全崩壊の危機に晒された事件に繋がった事もある。

珍妙なのがロバート=ウィリアム=フェルキンの研究である。彼は超人的存在シークレットチーフを求めて欧州全域を探し回った途中成果として「シュプレンゲルの姪」と接触したのだという(これはフェルキンが姪と思い込んだだけらしい)。
最後まで実態が掴めないにも拘らず、シュプレンゲルの名はさながら呪いの如く〈黄金夜明〉に付き纏ったのである。

しかし旧約22巻では元〈黄金夜明〉の魔術師にして現在は学園都市統括理事長のアレイスター=クロウリーが、実際にシュプレンゲル嬢と会ったとも受け取れる意味深な発言を残している。

史実のアンナ・シュプレンゲル

フロイライン・シュプレンゲル(シュプレンゲル嬢)とも。

実在の是非はともかくドイツの魔術結社〈黄金の夜明け団〉に所属する高位の薔薇十字団員(7=4位階の首領達人)であり、SDA(Sapiens Dominabitur Astris)とも言われている。

秘密の首領とアクセスし、ウェストコット博士に文通でロンドンの〈黄金の夜明け団〉No.3ことイシス・ウラニア・テンプルの設立許可を出した女性として知られるが、文通についてはエリック・ハウ説に見られるように「偽装・箔付け」が後世の魔術史家の間では定説として扱われ、彼女も捏造説濃厚。概要はほぼ史実通りである。

Sapiens Dominabitur Astris=賢者は星々を支配される。
これはアンナ・キングスフォードの最期のテーマと似ている。同会員のウェストコットとメイザースも彼女の講義を受けており、シュプレンゲルは十中八九キングスフォードがモデルだろうと推測(ほぼ断定)されている。

ホロス事件

黄金の夜明け団は、ホロス夫妻という詐欺師により完全崩壊の危機を迎えたことがある。

これはホロス夫人という詐欺師の女性がアンナ・シュプレンゲルを名乗り、メイザースを騙してGD公式文書を掠め取った事に端を発する。
夫妻はそのメイザースから騙し取ったGD公式文書の内容をもとにオカルト的な詐欺商売を始めたのだが、別件(少女強姦)で捕まる。それだけなら良かったのだが、夫妻が法廷で〈黄金の夜明け団〉の首領を自称し、公判の際に0=0儀式の内容も読み上げられてしまう。

メディアはこの内容と夫妻の罪を夜明け団と絡めて猛烈に非難。これによって団のイメージを気にするあまり籍を置いていた著名人の離脱が相次ぎ、〈黄金の夜明け団〉の崩壊にさらなる拍車をかけてしまったのである。

この件を受けてファースト・オーダーは〈暁の星〉(S・M=ステラ・マテューティナ)に改名。
オリジナルの〈黄金の夜明け団〉に事実上の終止符が打たれたのだった。

アンナ・シュプレンゲル(患者)

禁書でも黄金夜明のメンバーとして登場するフェルキンだが、史実では〈黄金の夜明け団〉分派の一つ〈暁の星〉(ステラ・マテューティナ)の指導者でもある。彼は秘密の首領という括りに特に拘った人物で、パーシー・ブロックやブロディ・イネスの脱退後、暁の星(SM)団の事実上の最高指導者となってすぐ秘密の首領の捜索に乗り出している。

まずフェルキンはドイツの医師と文通を行った。これは薬学に関するやり取りだったが、そこでアンナ・シュプレンゲルという名の患者を奇跡的に発見。医師に確認を取ったが結局否定的な回答しか得られなかった。
しかしフェルキンはこれも薔薇十字団特有の秘密主義ゆえの回答で、やはりこの患者は秘密の首領SDAシュプレンゲル本人、そうでないなら姪ではないか、と想像を巡らせた。そして実際に1906年に患者シュプレンゲルと会っているらしい。

シュタイナーの弟子アリス・シュプレンゲル

フェルキンの秘密の首領捜索は上記では終わらず、「太陽の主」という存在との霊界通信を経て、なおも秘密の首領への足がかりを捜し、後の人智学協会の開祖ルドルフ・シュタイナーと接触した。
フェルキンはシュタイナーこそが秘密の首領だと考えた。それに加えて、シュタイナーの弟子兼秘書がまたもや奇跡的にシュプレンゲルの名を持つ女性(アリス・シュプレンゲル)だったことが、彼の「思い込み」に拍車をかけてしまった。

なお、シュタイナーとの接触が巡り巡って「暁の星団の崩壊」に繋がるのだが、この件は長くなるので割愛する。

作中での活躍(さらなるネタバレ)

第22巻、クロウリーの発言で名前だけ登場。彼女はシークレットチーフの窓口で、クロウリー自身も同様の役割(エイワスの窓口)を担っているとのこと。

新約18巻、黄金夜明の結社設立許可証でもあるシュプレンゲル書簡の存在が判明。やはり偽造だったらしい。

新約21巻、詐欺師マダム・ホロスの存在が判明。行間において語られたが、所々ノイズが混じったような表現がなされた。そして次巻ついに…。

ホロス夫人

新約22巻でアンナ=シュプレンゲル本人が登場。
正確には“最初に”登場したのは、アンナ=シュプレンゲルの器を乗っ取ったマダム・ホロスであった。この人物は詐欺師(ババァ)と呼ばれており、容姿はともかく性質は史実通りの人物であったのかもしれない。
滝壺理后を導く風を装って彼女を魔術で操り、ダイアン=フォーチュンを救うためコロンゾンに付き従った浜面仕上と同士討ちさせるよう仕向けた。

目的は、彼女が蒔いた種である黄金夜明(とされているが実際には…)関係の遺物をすべて効率的に取り除くこと。
息を引き取る直前のアレイスター=クロウリーの眼の前に現れ、薔薇十字の実在(?)と自分の行動目的を明かす。しかし、その場に出現したエイワスによって後頭部を貫かれ、別の魂らしきものをねじ込まれる。

本物のアンナ=シュプレンゲル嬢

直後、シュプレンゲルはエビフライ(縦ロール)が特徴的な10~12歳ほどの少女に姿を変えた。彼女が“本物”のアンナ=シュプレンゲルで、エイワスはホロスに乗っ取られた彼女を奪い返す為に行動していたのだった。

始祖の令嬢シュプレンゲルは薔薇十字(ローゼンクロイツ)の達人とされている。
彼女の高い実力は、あのエイワスを従えて人間の新たな〈第三の樹〉を「あの程度」と見下した点からも伺える。
ミナ=メイザースは、ウェストコットが何らかの形で彼女の存在を確信し、その信仰心が「贋作のシュプレンゲル書簡」という形で表れたのではと推測している。

一人称は「わらわ」。性格は高慢・冷徹。
自分は下からの恩恵をただ掬い上げ、上からの奇跡を傍受する者だと当然のように思っている。クロウリーが第一子リリスの魂を自発的に消費するようエイワスに仕向けさせた悪趣味な人物。
エイワスは彼女のあらゆるワガママを受け入れており、その関係性は執事と高飛車なお嬢様、下僕と主人のように見える。
ちなみにエイワスはナチュラルに椅子扱いされた。我々の業界ではご褒美です

神浄の討魔の出現を待ち望んでいたようで、リバースでは彼が君主政治の打倒を掲げた薔薇十字のように何を見出すのかを期待していた。

創約以降のアンナ=シュプレンゲル嬢

創約1巻では「R&Cオカルティクス」という薔薇十字の名を冠したIT系魔術企業を軌道に乗せる傍ら、どろり幼女となって内側から上条達を観察していた。そうあの子である。

最後にR&CオカルティクスのHPをスマートフォンで更新しながら正体を明かし、黒い丸薬を口に含んで上条当麻と口を重ねた。

関連タグ

とある魔術の禁書目録
黄金夜明 薔薇十字(とある魔術の禁書目録)
エイワス コロンゾン アレイスター=クロウリー
上条当麻 神浄 幻想殺し

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