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概要
性処理係とは、学園もののエロ漫画やロープライスのエロゲでよく見られる性処理を担当する係のことである。病院で勤務していたりOLだったりすることもある。
この係に任命された子は、作品によって当番制になっていたり、共学で女子の比率が極端に少ない場合は1人でクラスの男子全員(時には担任教師も含む)を受け持ったりする。教室で輪姦されていたり、トイレに固定されて文字通りの肉便器にされていたりすることが多い。大半の作品では避妊を全く考慮せずに中出しし放題のため、父親不明の子供を妊娠したボテ腹状態で話が締められることも珍しくない。
まれに和姦(というか、性処理係の存在が世間に必要なものとして認められている世界観)作品もあるが基本的には陵辱作品が多いので、検索の際には注意を。
エロマンガやアダルトビデオの世界では「性処理」という役割を担う女性キャラクターが登場する作品が数多く存在する。有名な例のひとつに「運動部の女子マネージャー」がある。これは運動部=脳筋=野性的=性欲旺盛な男子を補佐する女子マネージャーが、職務の一環として激しい運動で興奮し、我慢できなくなった男子(或いは男性教師、監督)に部活動に集中できるよう性処理を施す、という設定である。しかし公共性や責任感を伴う規範的役割に「性処理」というギャップの大きいエロ要素を組み合わせた描写は、かつてこそ非常に珍しいものだった。
起源
このジャンルの初出は『月刊COMIC夢雅』(桜桃書房)1999年7~8月号に前後編で掲載された「がっきゅうペット雛子ちゃん」(古事記王子)という作品である(2000年11月にティーアイネットから刊行された単行本『フリージア』に収録)。この作品は、当時の一部読者に衝撃を与え、後の同様のテーマを扱った作品に影響を与えたと考えられる。発案者である古事記王子は、この作品を描いた後、多くの作家から「あれを元に自分も描いた!」と言われたという(そのことを古事記王子は「#あれ実は私なんです」のハッシュタグ付きで2022年にTwitterで告白している)。
古事記王子は「自分で考えたのは確か」としながらも「広めたのは有名な先生方」「偉人たちが上位互換の良作品を描いた」と語っており、あくまでこのジャンルが定着したのは、多くの作家たちの努力と作品の積み重ねによるものであるのは言うまでもない。ちなみに古事記王子は、このような世界観の源流として永井豪が『週刊少年ジャンプ』に連載した初期の代表作『ハレンチ学園』(1968年~1972年)の存在を挙げている。