概要
ジ・エンペラーの後継機であるエンペラーM3をさらに強化したLBXであり、アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。
『LBX烈伝』の為にLBXデザイナーの園部淳氏が描き下ろした、初となるゲーム未登場のLBXである。
神谷コウスケを始めとする神谷重工LBX部門がその技術を総結集して作り上げた最新型の「次世代自立型LBX」であり、外装には高い強度を誇るレアメタル「スタンフィールインゴット」が用いられている。
また、今までのジ・エンペラーの関連機体と比べデザインが大幅に変化しており、プロトゼノンにも近い悪魔の様な風貌となった。
基本装備は、オリジナルのジ・エンペラーと同じハンマー系の武器「ティターニア」だが、両肩に搭載されたマルチギミックサック「タイラントエッジ(シールドウェポン)」と組み合わせる事で、バカでかい「タイラントティターニア」となる。
プラモデルでは、このタイラントティターニアを自力で支える事はほぼ不可能であり、地面に接地させるか、何か別に支えを用意するといった工夫を求められる。
必殺ファンクションは、ハンマーの衝撃で地割れと共に衝撃波を発生させる「グランドウォール」。ゲーム版ではジ・エンペラーが、アニメ版では映画でトリトーンが使用していた。
作中での活躍
現行のあらゆるLBXを超える機体として、模擬戦ではアキレス、オーディーン、プロト・I、イフリートの四機を瞬殺する程の強さを見せつけたが、セレディの逮捕後も活動を続けていた国際テロ組織「ワールドセイバー」に奪われてしまう。
ワールドセイバーに奪われた後はさらなる強さを発揮し、A国でのテロ活動の際には、かつて世界を救ったLBXの片割れであるアキレスD9をも破壊した。かつてのアキレスD9の活躍を知るファンにとって、この展開は中々ショッキングなものであっただろう。
しかし、最後はジンのエンペラーM3カスタムと、コウスケのシャドールシファーの前に敗れ去った。