概要
ウルトラシリーズに登場する防衛チームどころか軍事組織や警察にも所属していない一般人のはずなのに、一般人から逸脱した人々。「ウルトラ一般市民」とも。
宇宙人などの外的要因で超人化した人物もいるが、大抵は素で怪獣に立ち向かう命知らずな人物達のことを指す。
大グモタランチュラをナイフで倒した万城目淳やタンクローリーでベロクロンに突っ込んでいったTAC入隊前でパン屋のドライバーだった北斗星司など少数ながらいたが、特に『ウルトラマンタロウ』ではこうした一般人がやたら多く登場し、主人公の東光太郎を筆頭に(怪獣側から見れば)貧弱な装備とも言える竹槍や薙刀、日本刀、挙句の果てには傘や三角定規といった日用品で怪獣に戦いを挑む猛者達ばかりである。
また、怪獣に食われて死んでしまうケースも少なくないが、逆に無謀な挑戦に挑んだ人達程、どんな大惨事に直面してもほとんど生還することが多い。
後の作品でも、さすがに『タロウ』ほどではないが怪獣相手に捨て身で特攻する人物がしばしば登場している。
無茶と言えば無茶なのかもしれないが、いずれも勇敢な人物達なのは間違いないだろう。
主な人物
ロープ投げの特訓からベムスターの角にロープを括りつけ、ナイフで瞳を潰した塾講師。(ウルトラマンタロウより)
- 日ノ出サユリ
GUYS社員食堂のおばちゃん。サーペント星人に身体を乗っ取られ破壊活動を行ったが持ち前の精神力で星人から体を奪い返してしまった。(ウルトラマンメビウスより)
トレギアによって闇に落ちかけたタイガをワンパンで正気に戻せた。更に劇場版では普通の人間でありながらトライスクワッドと共に「僕たちも燃えるぞ!」と率先して燃え上がりウルトラダイナマイトを試そうとした。(ウルトラマンタイガより)
祖父が経営する煎餅屋で働く青年。突然襲来してきたスフィアの群れ相手に「いきなり人んち来てでけぇ顔しやがって!地球人なめんじゃねぇぞ!!」と叫びながら単身でマシンガンを乱射、特攻した。(ウルトラマンデッカーより)