「イキナリ人ん家(ち)来てデケエ顔しやがって!地球人ナメんじゃねぇぞー!!」
説明
『ウルトラマンデッカー』第1話にて、ソラフネシティにいた当時煎餅屋の従業員であったアスミ・カナタは宇宙浮遊物体スフィアの襲撃に巻き込まれ、スフィアザウルスの出現やスフィアソルジャーが人間を襲って同化する光景を目の当たりにすることになる。
TPU訓練校のムラホシ・タイジやキリノ・イチカ、リュウモン・ソウマとともに避難することになったが、その際に自分が囮になることを思いつき、TPUのマシンガンを拾い上げ、民間人ながら単身でマシンガンを乱射しながらスフィアソルジャーの群れに突っ込んでいった時に上記のセリフを発した。
ついでに、第2話冒頭での前回のおさらいでもこの発言をしたシーンが流れていた。
なお、字幕では「いきなり人んち来てでけぇ顔しやがって!地球人なめんじゃねえぞ!」と表示される。
後に『ウルトラマンニュージェネレーションスターズ』第11話でもこのシーンをカナタ本人が回想していたが、
その際に「あの時は無我夢中だったけど、今思うと無茶してたなあ、俺!」と、如何に無茶な事をしていたかを改めて実感している。
このセリフは、『ウルトラマンティガ』第22話でホリイ・マサミが発した「人間ナメたらアカンでー!!」を彷彿させるセリフであり、またスフィアソルジャーに捕獲・同化されかけた際にカナタが言った「俺は、俺だ…!」同様に新世代TDにおけるネオフロンティアスペースネタとも言えるものである。
ちなみに、「人間ナメたらアカンでー!!」はホリイがマグニアの寄生体に寄生されそうになった時に寄生体を引きちぎりつつ叫んだのに対して、カナタの場合はこのセリフの後に奮闘虚しく(?)スフィアソルジャーに捕獲・同化されかけていたので、一連の流れ的にはむしろ『ウルトラマンタロウ』に登場する一般市民に近いのかもしれない(なお、カナタはウルトラマンデッカーに覚醒して無事生還しているが、『タロウ』の一般市民も怪獣相手に特攻した勇敢な人物ほど生還しているケースが多い)。
余談
ちなみに、『デッカー』の元ネタとなっている『ウルトラマンダイナ』のアスカ・シンは、第1話で攻撃してきたダランビアを攻撃していた時は別のセリフを言っていたが、初期案で宇宙球体スフィアに代わるシリーズ通しての敵になる予定だったチェーン星人が登場する第27話で「テメェ、ナメやがって!」と言いながら変身していた。
関連タグ
ホッタ・マサミチ:本作の特別総集編シリーズでも前作で活躍したマルゥル共々登場。その時に10年前の真実の姿となったウルトラマントリガーとGUTS-SELECTが挑んだ最終決戦の時に、トリガー=マナカ・ケンゴに集まった多くの人々(劇中の描写では子供ばかりだったが)の声援交じりの光に、彼のものも入っていたのが本人から語られた。しかもこの時「おっさんの光、なめんなよ」とまでマルゥルに語っている。
大村耕作:彼もストーリー中盤の1度目の決戦にて、同様のセリフを言い放ちながら決死の攻撃に出ている
ピッコロ:こちらも宇宙からの侵略者に対し『地球を…ナメるな!!』と台詞を叫んでいる。
スティーブン・ヒラー:こちらは侵略者へ皮肉たっぷりに『地球へようこそ!』と語りパンチをかました。