「絶対にGUTS-SELECTに入りたいからだ!!
それに相応しいと証明する人間にならなければならない!!
俺はそのためにここにいる!!」
「人命救助が仕事の俺達に、ミスは許されない…俺達は…『完璧』でなきゃいけないんだ」
プロフィール
年齢: | 20歳 |
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所属: | TPU 訓練校・宇宙開発課→GUTS-SELECT |
演: | 大地伸永 |
概要
新生GUTS-SELECTの隊員。
有人操縦に変更されたGUTSファルコンのパイロット(という設定であるが、実際はカナタとの交代制で、全体的に観ればカナタの方が搭乗率が高く、リュウモンは後に有人型に改造されたGUTSホークのパイロットのイメージが強い)。カナタのライバルにあたる。
当初はTPU訓練校・宇宙開発課に所属していたが、宇宙浮遊物体スフィアの襲来を機に怪獣対策課に転属、さらに一年経ち、最終行軍訓練を経て、同じ班であったカナタやキリノ・イチカと共にGUTS-SELECTへの入隊を認められた。
常に冷静で、感情をあまり表に出さないクールな性格。虎視眈々と周囲の状況を把握する姿から、ムラホシ隊長からは「見つめる天才」と評されており、合理的な考えを重視する。実際、行軍訓練でカナタが足を負傷すればリタイアを迷いなく選択するなど、合理的な性質ゆえに最後まで諦めずに限界に挑戦するという意思の強いカナタとはソリが合わず、衝突する事もしばしば(もっとも、カナタの怪我を悪化させるリスクも考えれば、リタイアする判断も充分正しいものであり、状況判断能力は高いと言える)。
一方、デッカーの勝利を見てガッツポーズを決めたり、民間人であるにもかかわらず、無茶な行動をしたカナタに激怒して掴みかかったりするなど決して無感情ではなく、根は熱い心の持ち主であることが窺える。人を助けたいと思う心意気も本物で、カナタやイチカと共に民間人・防衛チームの候補生という枠組みを超えて瓦礫に埋もれた女性を救助する、デスドラゴ出現に際し、退避命令が出ていたにもかかわらず、被災した人々をケアするなどの柔軟性を見せている。
幼い頃遭遇した怪獣災害でTPUの隊員に救われたことがきっかけで憧れを抱き、身体を鍛え始め、父親の反対を押し切って訓練校に入学。そんな父親を納得させるためにも、一番優秀な隊員にならなければ…と決め込んでいる。そのため、「失敗は許されない」と考える完璧主義者である。
トレーニングの為に徹底した糖質制限を行っているが、実は甘党らしい。
作中での活躍
第1話「襲来の日」
TPU訓練校の生徒として、火星に新設された第2コロニーに向かう新型ロケット発射の現場警備に参加。
宇宙港で知り合っていたカナタとイチカのもとに現れ、集合のためにイチカとその場から移動しようとしていた。そのとき、火星からスフィア襲撃の連絡が入り、さらに地球にもスフィアが襲来。ムラホシ校長の指示を受け、市民の避難活動に入り、カナタにもシェルターに避難するよう促す。
それからしばらく、イチカとともに避難誘導に当たっていたが、未だに逃げていなかったカナタを発見。なぜ逃げないのか問い詰めるが、カナタから事情を聞き、三人で瓦礫で動けなくなった女性の救助を試みる。カナタには先に避難するよう促すが、「自分だけ逃げるわけにはいかない」と拒否される。途中から合流したムラホシの援護、そして機転を利かし鉄パイプで瓦礫を除け、救出に成功する。
スフィアにカナタが取り込まれ驚く様子を見せたが、ウルトラマンデッカーが登場しスフィアザウルスを撃破するとガッツポーズを決め喜んでいた。
元の姿に戻っていたカナタに対し「素人が勝手な真似をするな…!運が良かっただけだ…」と胸ぐらを掴んで凄むが、直後にムラホシから暴力はいけないと諭され謝罪するも、指摘自体は正しいと評される。その後、カナタと話があったムラホシの指示を受け、イチカとともに被災者の救助に向かった。
後日、他の訓練生とともに宇宙開発課から怪獣対策課へ転属される。また、その際にカナタがTPU訓練校に入学したことを知り、イチカと共に驚愕した。
第2話「決意のカナタ」
怪獣対策課への転属から一年が経過。
訓練の日々を過ごし、訓練生中1位という驚異の成績を叩き出していた。トレーニング中に教官の話を盗み聞きしたという訓練生の話を聞き、再編されるGUTS-SELECTの候補に自らの名前がないことを知り、悔しさを滲ませる。
程なく、最終の60km行軍訓練が実施され、自身を隊長役にイチカ、カナタと共にB班を結成。二人から改めて挨拶されるが、上記の件やカナタへの牽制もあってか「足引っ張んなよ」と釘を刺す。
訓練でチェックポイントの通過を優先したため、カナタ、イチカからペースの速さを指摘されるも、彼らの意見を突っぱねる。そのとき、地震が発生し、転倒したカナタが左足を負傷するアクシデントに見舞われる。
怪我人を連れての任務達成が不可能と判断したソウマは本部にリタイアを報告しようとする。カナタは無理はしないと訓練を続けようとするが、彼を引き止め、「お前は分かっていない。失敗は許されない」と言い放ち、
「絶対にGUTS-SELECTに入りたいからだ!!それに相応しいと証明する人間にならなければならない!!俺はそのためにここにいる!!」
と自分の思いをぶつけ、さらに「お前のような考え方で戦えると思っているのか?!GUTS-SELECTの一員としてやっていける自信があるとでも言うのか?」と問い詰める。それを言われたカナタから「失敗だからって途中で投げ出して、お前こそ本当に戦えるのか?!」と反論され、完全に一触即発の空気となる。
意見が衝突する二人を前にイチカから、ソウマの判断を正しいと評しつつ、「やらなきゃいけないって思うから、やらずにいられないからやる」という思いからカナタの気持ちも理解できるとし、「もう少しだけ頑張ってみて、無理だと判断したら自分が止める」と提案される。それでもなお、イチカの提案を甘いと見做すも、再び地震が発生しデスドラゴが出現。訓練が中止になり、退避命令が出されるも、三人で共に近隣住民の避難誘導に乗り出す。
逃げ遅れた住民の避難誘導中にデスドラゴに目を付けられるが、ムラホシのGUTSファルコンのガードにより被害を受けず、また煙幕弾でデスドラゴの目を眩ませその場を切り抜ける。
デッカーに変身するため、住民の確認と理由付けで離脱したカナタと別れる。戦闘を経て、デッカーがデスドラゴを無事撃破した際は安堵の表情を見せていた。
その後、カナタと合流するが勝手に現場を離脱したこともあり再び険悪な空気になりかけるが、被災者の姿を見て喧嘩している場合ではないことを悟り、救助活動に取り組む。
遅れて合流したムラホシに、退避命令を無視し住民の避難および被災者の救護に取り組んだのは「三人で話し合って決めたこと」とし、ムラホシの忠告を受け三人一緒に謝罪した。
この直後、イチカ、カナタは自分達がムラホシから「GUTS-SELECTとして」扱われていたことに驚愕するが、ソウマは気のせいだと思ったのか「言ってないだろ」と返していた。
だが、それは聞き間違いではなく、後日正式にGUTS-SELECTに入隊。
隊長のムラホシ、副隊長のカイザキに三人で自己紹介をする。
また、HANE2を紹介され、「大切なものを守るために戦おう」と呼びかけられ、三人揃って「ラジャー!」と胸を張って応答した。
第5話『湖の食いしん坊』
イチカの様子に不可解なものを感じており、対災害用バッテリー・メガアースを運搬していた彼女をカナタと共に発見。
その後は3人でピット星人のユウコとエレキングのエリーの下へメガアースを届けるが、そこでイチカがエリーに昔飼っていた犬の面影を重ねていたことに呆れていた。
第6話『地底怪獣現る!現る!』
ソラフネシティ・市民公園に超希少種とされるさざめ竹が開花。120年に一度しか咲かず、昔から「天変地異の前触れ」とも言われてきた。それを裏付ける様に、上空に謎の金色の虹が出現。すると、突如として市街地の地下から地底怪獣パゴスが出現。
僅か数十秒で2km移動する謎を解明する為、ムラホシの指示でカナタと共に現地調査に赴く。自身は人とコミュニケーションを取るのが苦手だからか、カナタに近所の人に聞き込みを命じ、土壌のサンプルを取る。
高齢女性が「地面の奥底をほじくり返すから土地神様が怒っている」との情報から、ソラフネ地下エネルギー精製工場がエネルギー結晶を生成する為地下3200mから超臨界メタルを採掘している事実を確認。
「地底怪獣が巨大な体を維持するには、莫大なエネルギーが必要な筈…」と考察している最中、再び上空に金色の虹が出現。直後、予想通りパゴスが工場地下から出現。カナタに民間人を非難させる為、ショットガンでパゴスを引き付け、工場から遠ざけようと試みるが、パゴスの分子破壊光線により工場の建物が崩壊。その瓦礫に巻き込まれてしまってもショットガンで応戦するが、パゴスは直ぐ様地中に潜り移動。エネルギータンクのある建物を破壊し強奪した後、地下深くに逃げられてしまう。自分の見解通りだったのを確認したが、瓦礫の衝撃により気絶し、発見したカナタに救出される。
その後、ナースデッセイ号でHANE2が「金色の虹はパゴスの活動による地盤の歪みが原因で地磁気の乱れにより空気中のイオンがプラズマ化している」と推測。カイザキは「雄の存在アピールなのではないか」と結論付けた。
一方、怪我の検査に異常は無かったが、「今日一日は大事を取って安め」とカイザキに言われながらもジムでトレーニングを続けていたリュウモンは、様子を見にきたカナタに「どうしてそんなに頑張るのさ?」
と問われる。
「自分の家は裕福で何でも与えられてきたが、己の力で得た物は何も無く、親の力を借りなかったのはこの仕事くらいだ」と吐露。
逆に、「お前も隠れて努力しているのを知っている」と彼に告げる。
同時に「努力しても結果が出なければ意味は無く、100点で無ければ0点と同じ。人の命を救うという使命がある以上、自分達にミスは許されず、だからこそ完璧でなければならない」と言う自分の想いも告げた。
しばらくして、カイザキにより「パゴスは地下深くにある超臨界メタルを食糧にしており、自分の縄張りを人間に犯されたので襲撃してきた」と結論付けられる。
リュウモンは、これまでのパゴスの出現場所、出現時刻、群発震との関係をマップにし、これらの中心が起点となっている市民公園の地下が地底怪獣の巣窟である可能性を報告する。
HANE2がそれを元にニュートリノスキャナーで上空から調査する事を決定。
その間、ムラホシは軽症とはいえ負傷している為か、リュウモンをガッツファルコンに初搭乗させ、カナタとイチカに地上で市民の非難誘導にあたるよう指示する。
「システム、オールクリア」
カナタとイチカによる非難誘導が間も無く完了する中、ニュートリノスキャナーにより市民公園の地下に巨大な空間がある事が判明。都会のど真ん中にそんなものが存在している事実に驚いていた最中、またしても金色の虹が上空に出現。それに伴いパゴスも出現。住民を非難させる為、カナタが変身したデッカーを援護射撃する。
すると突然、デッカーの足元から謎の巨大触手が出現。
「あれはパゴスじゃ無い!…そうか、地底怪獣は、2匹いたんだ!」
謎の触手はデッカーを地下空間へ引きずり混み、パゴスはすかさず迎撃。
そして、粉塵の中から新たな地底怪獣グドンが出現。パゴスと共闘しデッカーを追い詰める。
デッカー達を追跡する為、リュウモンはガッツファルコンで地下空間へ突入。
「此処は…」
『推定地下3200m。光っているのは、超臨界メタルの結晶ね!』
地底怪獣2体に苦戦するデッカーを、入り組んだ地底空間でありながら高度な飛行技術を駆使し援護射撃するが、
「何!? 第三の地底怪獣に遭遇!」
今度はテレスドンが出現。同時に、その背後の崩落した土砂からツインテールの群体までもが出現。
「2匹どころじゃ無かった!地底怪獣がうじゃうじゃいる!」
度重なる地底怪獣の出現によりますます追い詰められていくデッカーはアギラを召喚。テレスドンの瞬殺に成功するも、パゴスとグドンの連携に再び危機に陥る。
戦局を打破する為、リュウモンはニュートリノマーカー弾の使用を決断。マーカーに従って、地上のナースデッセイ号にネオマキシマナースキャノンを発射するよう要請。了承したムラホシとカイザキがバトルモードに変形させ準備体制を取ったのを確認すると、ニュートリノマーカー弾を発射。
「ニュートリノマーカー弾、発射!」
「よし!ガッツファルコン、地上へ離脱します!」
見事パゴスの首後ろに命中させる。直後、マーカーの信号をキャッチしたナースデッセイ号からネオマキシマナースキャノンが発射。地底深くのパゴスとツインテールの群体の撃破に成功。
状況が有利に近付いたデッカーはミラクルタイプにチェンジ。地上にグドンと共にワープするとすかさず撃破。それを見届けたリュウモンは戦友に敬礼した。
「卓越した観察力、動体視力、射撃の正確さ。今回は、リュウモン隊員に助けられましたね」
「彼は…見つめる天才です」
「見つめる、天才ですか?」
「全てを見つめ、一人で完璧に任務をこなそうとする…だが同時に、それは彼の弱点、脆さでもある…このチームが成長していくのが楽しみです」
作戦の成功を見届けたムラホシとカイザキは、そんな彼を心配しつつも、共に見守り続ける事を決めた。
「お前の事、100点満点主義のコチコチ野郎だと思ってた…でもやっぱりお前は凄い。そこは素直に認める」
「…前に、小さい頃怪獣災害に遭ったと言っただろう」
「…あぁ」
「怪獣に襲われて…親と逸れて…何も出来なくて…そんな俺を守ってくれたのは、TPUの隊員だった…その時思ったんだ。『俺もこの人みたいになろう。人の命を守る仕事就こう』って」
「…そっか」
「人命救助が仕事の俺達に、ミスは許されない…俺達は…『完璧』でなきゃいけないんだ」
「…おう」
これまでカナタと険悪な関係から、互いに認め笑い合える様になった彼の成長。
彼の行く末に不安を覚えつつも、その揺るぎ無い信念を描いたこの話は、視聴者達に大絶賛の嵐を巻き起こした。
第7話『希望の光、赤き星より』
「マナカ・ケンゴがどうやって火星からスフィアのバリアで封鎖された地球に来たのか」という、さりげなくスルーされかけた常識的な質問をして、ケンゴとカナタを困らせることになった。
第11話『機神出撃』
カナタほどではないが、テラフェイザーに対してはしゃぎ気味になっており、アサカゲの「一撃必殺」の言葉にも食いついていた。
そこら辺にゴロゴロ転がっているはずがない実戦豊富なAI=HANE2という事実に最初に気づいていた。
第14話『魔神誕生』
「違う…俺たちの知ってるデッカーじゃ無い…!」
アサカゲ博士ことバズド星人アガムスのコントロール下に入ったテラフェイザーと闘うデッカー。今回「出現」したデッカーが、今まで自分達が見てきた彼の戦い方よりも数段戦闘経験に慣れている事を見抜き、その違和感を不思議に思った。
第16話『君は君のままで』
アサカゲ博士ことバズド星人アガムスの「地球が宇宙進出した事が原因で、故郷であるバズド星が危機的状況になった」という趣旨の発言で動揺を隠せないカナタの迷いもあり浮遊幼獣スピニーが捕獲できず、彼を庇ったイチカがスピニーの放った火炎放射を受ける事態となったことからカナタを厳しく叱責するが、それをイチカに制止される。
その後、カナタは足手まといになるとして、彼に代わってカイザキに現場へ来て欲しいとGUTS-SELECT本部に連絡したが、そのための余暇はなかったため、結局「こちらで対処します」と思いとどまり、「お前みたいな単純野郎が、規模のデカい事グズグズ考えたって、解決なんかできやしない」「一人じゃどうにもならないなら、誰かに助けを求めたっていい。そういうのが、チームなんじゃないのか?」とカナタを厳しくも優しく諭した。
戦闘終了後、カナタやイチカにつられて思わずサムズアップをするが、気恥ずかしさからすぐに隠してしまう一幕が見られた。
第17話『過去よりの調べ』
任務が終わり、司令室で待機してる際にデッカーの話になりリュウモンは「意外と身近にいたりして…」と発言、続けて「例えば腕の怪我とか?」と言ってところ、カナタは動揺を隠せなかった。その様子を見て「お前がデッカーなんて1000%ありえないけどな」(「可能性が全く無い」とは言っていないのだが)とこれまでの出来事を得て幾分か二人の関係も砕けてきた描写を見せた。
アガムスの一件でTPUから内部調査が入り、隊長も指揮権限を剥奪され思うように動けないGUTS-SELECTの面々だが、リュウモンだけは急に端末で何かを調べ上げ、そのデータを持ってムラホシの元に出向いた。
リュウモンが語ったのは、『トリガー』第17話で描かれた10年前のメツオロチによる怪獣災害だった。TPUとケンゴ達が総力を持ってメツオロチの対処に当たってる時、当時下積みを積んでいた頃のムラホシは特殊部隊の一員として、メツオロチ討伐作戦に参加していた。その際、車に逃げ遅れた子供を助けていたが、その少年こそが当時のリュウモンだったのである。まだ幼い子供だったリュウモンに対してムラホシは怯えていた彼にTPUのワッペンを渡した。直後、闇の三巨人の1人であるヒュドラムが彼らを襲撃。ムラホシは必死で彼を庇って逃げる時間を作ったのだった。
そして、リュウモンが10年前の証拠としてかつてムラホシに貰ったTPUのワッペンをナイゲル局長に見せることで(局長がデータを重んじる性格故に当時ムラホシ隊長がワッペンを紛失していることも把握しているであろうため)証拠が確定し、ムラホシの指揮権限を返したことでリュウモン達はゴメス討伐に出動。無事に事態を収拾した。
第21話『繁栄の代償』
カナタと共にスフィア反応が検知されていたSプラズマ増殖炉の偵察に訪れた。増殖炉にスフィアが利用されていることに感づいており、複雑な反応を見せていた。「スフィアの利用に賛同はできないが、考え方には頷ける部分もある」と、真っ向から反発したカナタとは違った見解を見せている。
その一方で、スフィアジオモスが生まれてしまった際には元凶である会長から『早く怪獣を、倒してくれ』とせがまれた時には、『その独り善がりな科学が招いた結果だろう』と怒りを滲ませて返した。
その後、スフィアジオモスとスフィアジオモスが呼び寄せたスフィアザウルスの掃討作戦に於いて、シャトルによる誘導射撃を行う。
第22話「衰亡のバズド」
アガムスにコントロールされた有翼怪獣チャンドラーを撃退した後、街に出現したテラフェイザーの迎撃に向かう。
そして、デッカーとテラフェイザーが相打ちになった直後、変身解除でデッカーから元の姿に戻るカナタを目撃し、遂に彼がデッカーの変身者である事を知ってしまう(というよりは確信を得た)。
…が、今度は記憶喪失に陥ったアガムスに遭遇し、更なる衝撃を受ける。
第23話「絶望の空」
カナタがデッカーの変身者だと知った事で、今まで彼がとっていた行動を回想して得心するも、ひとまず胸の内にしまい、記憶喪失になったアガムスとの面会を希望するカナタのフォローに回る。
記憶が戻って暴走したアガムスが呼び寄せたスフィアの大軍団を迎撃する中、逃げ遅れた民間人を救助するカナタと合流して「お前はお前のやるべきことをやれ」と発破をかけた。
第24話「夢の果て」
カナタの看病をする中、ハネジローも既に秘密を知っていた事を確認する。
そして、目覚めたカナタの様子がおかしい事を不審に思いつつも、ひとまずはデッカーである秘密を守ることを約束し、共にスフィアオベリスクの破壊に出動する。
土壇場で改心したアガムスの協力もあって、遂にスフィアバリアを破る事に成功するが、そこへ満身創痍になったトリガーと、彼を追い込んだ犯人にしてスフィアの親玉たるマザースフィアザウルスが現れる。
そして、その圧倒的なパワーによって2大ウルトラマンとテラフェイザーは蹴散らされてしまい、アガムスは倒れ、ケンゴとカナタは変身解除に追い込まれる。
この時、リュウモンはイチカと共にケンゴがトリガーの変身者だと初めて知るが、驚愕しているイチカに対して、リュウモンの方はカナタの秘密を知った事でトリガーの秘密に関しても既に察していたのかあっさりと受け入れていた。
そして、ケンゴに肩を貸しながらカナタの元へ駆け付けるが、マザースフィアザウルスがエタニティコアに干渉する事態となり、更にカナタは変身能力を失ったばかりか身体をスフィアに蝕まれ、命の危機に晒されていた。
第25話「彼方の光」
カナタを連れてナースデッセイに戻った後、エタニティコアの暴走した原因をケンゴとイチカハネジローのウルトラマンであることを知るメンツで話し合ってる時にカナタも危険な状態にあることを確認し、ハネジローから体内に大量のスフィア因子が入り込んでいて、いつ死んでもおかしくない状態にまで陥ってたことを知る。そしてたってるのがやっとの状態でカナタが持ってきたアガムスから聞いたマザーの弱点を元に作戦名オペレーション[T/D/G]を立案し隊長と副隊長に提案その際に、アガムスのフェイズライザーを渡している。作戦が承認されムラホシからは隊長代理に任命されている。
一夜を明けて迎えた最終決戦では、有人機に改造したガッツホークに乗り込み、ファルコンに乗り込んだイチカと連携して、ケンゴをマザーの元に送り届けてコアの力を光に変換しカナタの変身能力を取り戻させることに成功させた。戦いが終わりバリアが解け地球に降り立つ宇宙船に乗ってる人達の帰還を仲間達と共に手を振り続けた。
デッカー最終章
ネタバレを含みます未見の方はご注意ください
マザーとの戦いから一年後、訓練校の同期であるイソザキ達が辞令としてGUTS-SELECTに異動となり祝いの言葉をかけると、ムラホシから次の隊長に任命された。それから数日後人々が突然昏睡状態に陥る謎の現象の調査をしている時にペダン星人達が不穏な動きをしてることに気づき現場の制圧をしてると、謎の装置によって昏睡状態に落ちかけるが、謎の女性がガギのウルトラディメンションカードを使って耐性をつけてくれ、ペダン星人達を取り抑えようとするとペダン星人はキングジョーを召喚された。それにテラフェイザーが対応するが、キングジョーの分離機構によって苦戦を強いられていると女性は、突如Dフラッシャーを召喚してウルトラマンディナスに変身したことに驚愕した。 その後女性がディナスと名乗り、今回の事件の黒幕であるプロフェッサー・ギベルスを一緒に調査をしてる最中にイカルス星人の襲撃を受け、イチカと共にファルコンとホークに搭乗し対応するが、イカルス星人の起動した装置によって異空間に閉じ込められ身動きを封じられナースデッセイ号に連絡を取れずテラフェイザーの応援を望めない状況に陥ったが、何とか装置を破壊した事でグリフォンに合体してディナスを援護して何とかイカルス星人を突破したが、その直後、ギガロガイザの襲撃を受け、ディナスは連戦に次ぐ連戦と怪獣の力を無理して使いすぎた影響で倒れてしまい、カナタから指示を仰ぐも突然指揮を取ることになってしまい動揺して、ディナスを介抱するために森の小屋に移動した後も冷静になるために外で頭を冷やしてるとカナタにお前は強いよな1人でウルトラマンになって戦ってたのにとカナタの強さを羨ましがった。そしてカナタとの会話を得て4人は本部を取り戻すために行動を開始して、カナタとディナスを本部に行かせるために自らはイチカと共に囮として敵を引き付けるも追い詰められてしまうがある人物達によって助けられたムラホシたちと合流して本部の奪還に成功しギベルスを追い詰めるも、ギガロガイザに変身したギベルスに立ち向かうためにグリフォンで一気に追い詰めるが、ギガロガイザはゾルガウスと合体してゾルギガロガイザになり、グリフォンはナースデッセイ号諸共撃墜されるが、再びデッカーになったカナタを援護するために、残量エネルギーの全てを使い切る覚悟で自分たちの持つ最後の力でゾルガウスを破壊してデッカーの勝利に貢献した。
ギベルスとの戦いから数ヶ月の時が過ぎたあと、隊長の任務についてる時に、イソザキ達からそろそろ時間じゃないですか?隊長とおちょくられるとそんな時間かと言って出かける準備をするがサボるなよ!と釘をさしながらもどこか嬉しそうに笑いながらカイザキとムラホシと共に宇宙開拓チームの見送りに出向いた。
カイザキがまさかカナタが宇宙に行くなんて言い出すとはねぇと言うと、あいつは前しか見ない単純野郎ですから。と笑いながら宇宙開拓チームの旅立ちを見送り、同期二人の新たな旅立ちを見送った。
ちなみに初期案ではムラホシが隊長を留任し、リュウモン自身はムラホシではなくカイザキの後を継ぐ形で副隊長となる予定だった。
余談
ソウマ役の大地伸永氏は、中学生のときに『東宝芸能創立50周年記念オーディション』に合格し芸能界デビューを果たしているが、同じ合格者の中には、後にウルトラマントレギアの人間態・霧崎役を演じた七瀬公氏がいる。
また、子どもの頃から仮面ライダーが好きでライダー俳優になりたいという夢を持っており、別シリーズではあるものの『デッカー』で特撮作品初出演を果たした。
また
またウルトラマンジードで主人公朝倉リクを演じた濱田龍臣とも親友であると語っている。
ウルサマデッカーNightのメインキャストとメイン監督の武居氏のトークイベで、「1番思い入れがあるシーン」で第2話の同期3人がぶつかり合うシーンを武居氏が選んでいる。
このシーンの裏話では、大地氏が早朝の撮影で「このシーンどうすればいいですか?」「こういう感じで行けばいいですか?」と武居氏とディスカッションして、こういう感じで行ってみようかと撮影を始めた瞬間、感情が昂りすぎて泣いてしまったらしく、武居氏に「泣くところじゃないから」と言われたらしい。
第17話で少年時代にリュウモンは怪獣災害で特殊部隊の一員だったムラホシに助けられているが、阪神淡路大震災でも瓦礫の中に待っていた当時小学2年生だった男の子が自衛隊員に助けられ、数十年後に自衛隊に入隊して助けてくれた自衛隊員にお礼と感謝を告げた実例がある。
劇場版公開に合わせた武居監督ディナス役の中村氏リュウモン役の大地氏によるリモートでのトーク動画にて、リュウモンが隊長代理に付くことは、初期の構成から決まっていたと武居監督が話している。
大地氏によると実は大の甘党という裏設定があり、「ヒーローズEXPO2023」では各隊員達が考案したという設定のコラボクレープが販売されたが、
リュウモン考案のクレープは他の隊員達からも「クリーム多過ぎ」と突っ込まれる程だったり、
同じく同イベントでの即興パートにて、隊長が作ったお雑煮に「餅を12個入れろ」と即答する等、本編外ではかなりのはっちゃけっぷりを見せている。