データ
別名 | バリヤー怪獣 |
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身長 | 64m |
体重 | 6万9000t |
出身地 | 宇宙 |
概要
第10話「閉ざされた遊園地」に登場。
土中に巨大な蟻地獄のような巣を作る宇宙怪獣。太古の時代に地球に飛来し地中で冬眠していた。繁殖のためによみうりランドに出現し、遊園地に来た子供たちを捕らえて卵を産み付けようとした。どうやら、成長ホルモンが豊富な子供達が最適な餌となるようである。
バリヤー怪獣の名の通り、見えないバリアーフィールドを展開する能力を持つ。このバリアーは繁殖のために必要な子ども達が逃げられないように展開したもので、非常に堅く、光の屈折を利用することでビームに対しても高い耐性を有する。だが水素とよく似た物質を大量に含んでいる為に急激な温度低下に弱く、ガッツウイング1号・2号の液体窒素ビームで破壊された。
また、捕獲した子供達を繭のような物体に保管していた。
武器は角から出す赤色光線と、ハサミ状の両手の爪、爪の間から伸ばすムチ状の長い触手「ガギビュート」、二股に分かれたハサミ状の尻尾。
ガギビュートは伸縮自在で格闘戦では体内に引っ込める事も可能である。
パワータイプとなったウルトラマンティガによって角を破壊され、触手を引きちぎられ、最期はボロボロの状態でデラシウム光流を受けて絶命。
捕えられていた子供達も無事救出された。
ガギⅡ
第26話「虹の怪獣魔境」に登場したガギの同胞。
詳細はリンク先を参照。
派生作品での登場
ウルトラ銀河伝説
ベリュドラの胴体を構成する怪獣の一体として登場した。
ウルトラマンデッカー最終章旅立ちの彼方へ…
ディナスが持っているウルトラディメンションカードが登場。バリアー能力でゾルガウスの能力を防御してみせた他、ゾルウガウスから放たれた悪性音波を防ぐに為に複製されたカードが新生GUTS-SELECTに配られ、更にウルトラマンディナスのカードがウルトラマンデッカーフラッシュタイプのカードになるシーンでは、隊員が肩に装着していたガギのカードも反応し、ディナスのカードに重なってデッカーのカードに変化するなど(トリガー・デッカーの世界と深い関係にあるネオフロンティアスペースの怪獣である為か)かなり活躍している。
大怪獣バトル
第2弾で登場。
漫画『大怪獣バトルウルトラアドベンチャー』では惑星ボリスに住む野良怪獣として登場した。最後は人工太陽の落下に伴うボリス壊滅に巻き込まれてエリガルやケムラーと共に死亡したと思われる。
ロストヒーローズ2
マウンテン・キューブに生息し、近づいたジムⅡ達を襲っていた。
原作同様にバリアを貼る能力を持っているが、液体窒素ビームで粉々に破壊されてヒーロー達との戦闘に突入し、撃破された。
DARKNESS HEELS-Lili-
上級市民に反発する下層民がバトルナイザーで操る怪獣として登場する。最終的に暴動は鎮圧されたことから、同じく下層民に操られていたジョバリエやガルラ共々暴動鎮圧部隊に回収されたものと思われる。
余談
- 脚本では、誘導のために最初にゴーカートを運転するのはシンジョウの役目となっていたが、劇中では観覧車に閉じ込められた妹を助けるためにハルキ少年が運転するという流れとなった。
- 設定などは、脚本を担当した川上英幸がウルトラ怪獣の写真集を参考に、「グドンのようなムチのある怪獣にしよう」という考えをもとにして発想した。川上は、同話で監督を担当した松原信吾から、ガギのデザインや設定に関して「自分たちがウルトラマンで撮りたかったのはこのような怪獣が登場する話」と高く評価されて嬉しかった事を明かしている。
- 脚本でのタイトルは「幽閉地区」だった。
- 本編用の触手はシルバゴンの尻尾に改造された。奇遇にもそのシルバゴンは本編でガギの同胞を殺害しているため、(パーツだけであるが)同胞を倒す怪獣に流用されるという何とも皮肉な改造となっている。