エリガル
むさしとこすもすのとらうま
第28話「強さと力」に登場。
以前チームEYESが保護に失敗した怪獣。
二足歩行型のおとなしい怪獣で、直立したツチブタのような愛嬌のある外見が特徴。
攻撃性は低いが、身に危険が及ぶと自衛手段として両肩の噴射腺から毒ガスを放つスカンクのような生態を持つ。
また、強力な免疫系を有しているようで、劇中ではカオスヘッダーに感染しながらも侵蝕を自力で抑え込み、体内のカオス反応をEYESのスキャナーにすら感知させない強靭な抵抗力を見せた。
K3エリアの平地にて同種が出現(過去の個体が死亡したかどうかは明言されておらず、「同じ種類」としか説明されていないため、同一個体か別個体かは不明)。
地上に現れた際はもがいて苦痛を訴えている様子を見せており、苦しさのあまり這い出してきたと推察される。
武力で強制鎮圧するしかなかった過去のリベンジを果たすべく、EYESは捕獲作戦に乗り出す。
粘着弾で両肩の噴射腺を塞いでガスを封じそこへ麻酔弾を撃ち込む手筈だったが、肝心の麻酔が効かず逆に凶暴化してしまう。
エリガルの喉元にカオスヘッダーの怪しい光が浮かび上がり、全ての真相が明らかになる。
エリガルはカオスヘッダーに感染しており、それをなんと自力で抑え込んでいたのである。
地上に出てきたのは苦痛を伴ったからであり、麻酔で凶暴化したように見えたのは麻酔が逆にカオスヘッダーへの抵抗力を弱めてしまったからだった。
カオスの侵蝕は一気に進行し口からもガスを吐くようになり、その成分も神経毒から金属さえ腐らせる強烈な腐食毒へと変異してしまう。
ムサシは周りの制止を振り切り再び粘着弾で毒ガスを封じようとするが、弾はエリガルに片手で叩き落とされ毒ガスの直撃を受けて撃墜されてしまう。
コスモスに変身しルナエキストラクトでカオスヘッダーを追い出そうとするが、エリガルはそれを真っ向から打ち破りコスモスを一方的に叩きのめす。
カオスヘッダーは以前の戦いでコスモスを分析した事で進化し分離光線への強い耐性を獲得していたのである。
「力だ……怪獣を守る為にも、必要なのは力なんだ!!!」
強力な敵の出現と怪獣保護への強い責任感から、もっと強い力を求めて焦り苦悩していたムサシは、意を決してコロナモードへとチェンジ、暴れるエリガルを無理矢理力でねじ伏せ最大パワーのコロナエキストラクトでカオスヘッダーを強制分離する。
その勢いのままカオスヘッダーが生み出したカオスエリガルも撃破するが、助かった筈のエリガルは、カオスへの抵抗による激しい体力低下と無理な戦いの所為で肉体がダメージに耐えきれず死亡してしまった。
エリガルの目蓋が静かに落ちるのを看取り、遺体を抱いたまま放心するコスモス。
ムサシは陽が落ちて行く空に一人叫んだ。
「なぜだ…!?なぜなんだコスモス!!」
「僕が力を…力を求めすぎたのがいけなかったのか!?」
「力は…優しさを消してしまうのか!!?」
この戦いはコスモスとムサシの心に大きな傷を残す事となり、以降の戦いではコロナエキストラクトを一切使わなくなった。
身長 | 初代と同一 |
---|---|
体重 | 初代と同一 |
出身地 | 山中 |
第63話「カオス激襲」に登場。
コスモスが以前助けられなかったエリガルの同族で、とある山中に眠っていたがチームEYESと統合防衛軍によるカオスヘッダーの集結ポイント「P87ポイント」への総攻撃を察知したカオスヘッダーによって呼び起された。
そのままカオスヘッダーに憑りつかれてカオスエリガルⅡとなりチームEYESに向けた人質にされる形で暴れるが、嘗ての傷を乗り越えエクリプスモードを体得していたコスモスに『細胞組織変化能力(仮称)』で毒ガスを出さない体に変化させられる(これにより両肩の噴出腺が退化し消失した)と、コズミューム光線でカオスヘッダーを分離され元の姿に戻った。
その際、切り離されたカオスヘッダーはコスモスの行為に対し
『我々ガ怪獣ヲ変化サセルノト、コスモスガ人間ノ為ニ怪獣ヲ変化サセル事トドコガ違ウ?ソノドコガ悪イ?』
というコスモスの根幹を揺るがす言葉を言い残して消滅している。
その後の動向は不明だが、恐らく鏑矢諸島に移送されて保護されたと思われる。
『大怪獣バトル』
AC版
無印第1弾にて技カードとして収録。「3ラウンドの間、攻撃にすごい毒の属性が付加される」という効果を持つ。
「すごい」というのは弱点属性を突いた際にかかる特攻の倍率が通常の弱点特攻より大きくなる事を意味し、うまく刺されば相手のパワーゲージ(HP)を半分かそれ以上削り取る事が可能。加えて効果持続期間も3ラウンドと腐りにくいため、EX5弾にてジュランが実装されるまでは長らく毒属性バフ要員として重宝された。
ウルトラアドベンチャー
惑星ボリスにてモブ怪獣として登場。詳しい描写は無いが、おそらく人工太陽の落下に巻き込まれて焼死したと思われる。
ステゴン:先輩毒ガス怪獣。元来はおとなしい性質で、自衛手段として毒ガスを噴射する点が共通している。
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