データ
別名 | 薄命幼獣 |
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身長 | 51m |
体重 | 4万9千t |
出身地 | T3エリア美空市郊外山間部 |
概要
第12話「生命(いのち)の輝き」に登場。
ラテン語で「1日の命」を意味する言葉を名前に持つ怪獣で、その名の通り500年に一回卵から孵化し、わずか1日で幼獣から成獣に成長して卵を産んで死亡するといった非常に短命な怪獣。そのため過去の日本でも平安時代や室町時代に出現しており「異尼女螺伝説」として伝えられていた。学名は「ラ・ゾル=イフェメラ=ルー」。
頭の触角から怪光線を発射する能力を持つが、好戦的な怪獣ではない。この為、当初はムサシがコスモプラックを掲げても、コスモスが戦う事を拒否したため変身する事ができなかった。
運悪く統合防衛軍の施設付近に出現し、巣を作ろうと倉庫を破壊したため防衛軍に攻撃対象と認識され、新型兵器「バーニングミサイル」の攻撃を受けたがそれでも何とか耐えきり、EYESとコスモスに救われた。もっとも、やはり攻撃された事に怒ったのか、はたまた産卵間近で近づく者を敵と見なしたのか、触角から放つ電撃で、近くに降りてきたコスモスを攻撃した。続けて2発目を撃とうとしたが、コスモスが自分に敵意がない事を諭したため大人しくなった。
最期は自身の習性通りに卵を生んで死亡。残された卵は鏑矢諸島の怪獣保護区に移送され、厳重に管理される事となった。イフェメラの遺体はコスモスによって宇宙に運ばれていった。
サヤカ
ムサシやフブキの前に現れる謎の少女で、イフェメラの駆除を止めるように懇願して来た。
その正体はEYESのフブキ隊員の妹で3歳の時に他界したはずなのだが、小学校低学年ぐらいの姿をしており、幼少期に蜉蝣を捕獲して遊んでいたフブキに対して似た言葉を伝えていた。
今回出現したイフェメラもどことなく積み木を崩す彼女を思わせる仕草を取っている。
現実主義であるフブキ隊員もこればかりは幻ではなかったという実感を持っており、イフェメラに向けて発射されたミサイルを撃ち落とそうと奮闘していた。
余談
脚本を担当した武上純希は、イメージソースとして「ウスバカゲロウ」を挙げている。
なお、短命な昆虫はカゲロウの方であり、ウスバカゲロウとは全くの別種である。ちなみにカゲロウが短命とされるのはあくまで成虫に限った場合で、幼虫の期間を含めればそこまで短命というわけでもない。
名前の由来は英語で「儚い」を意味する「ephemeral」(劇中ではフブキが「ラテン語で「1日の命」」と説明している)。