概要
主人公春野ムサシがウルトラマンコスモスに変身するときに使用するアイテム。
このアイテムの正体は彼が11歳の時にコスモスから与えられた「輝石」と呼ばれる石であり、テレビシリーズ第1話でムサシとコスモスが一体化した後、第2話で輝石そのものがこの形態に変身した。只の変身アイテムではなく、これを使うことで内部に宿っているコスモスと対話する媒体としても使用される。
基本的にこれがなければ変身できず、ベリル星人やコイシス星人ジュネに奪われて変身できなくなることもあった。
ムサシが「コスモーーーース!」と叫んで空へと掲げると、蕾が花開くように先端のパーツが三方向へと展開し、内部にある輝石が収められた棒状のパーツが伸び、そこから放たれた青と金の光に包まれることによって変身が完了する。だがムサシとコスモスの意思が一致していなければ変身は叶わず、第3話で安易にウルトラマンの力に頼ろうとした時や、イフェメラの事情にコスモスが気づいた時には変身が出来なかった。逆にコスモス側から変身しろと催促したこともある。
第29話でカオスヘッダー・メビュートに倒された時や、最終回でムサシとコスモスが分離したときは元の輝石へと戻った。それ以降の劇場版ではコスモスと分離した状態から一体化することで変身していたため、輝石を使っての変身のみだったが、再び一体化していた『ウルトラマンサーガ』や『決戦!ウルトラ10勇士!!』ではコスモプラックによる変身を見せた。
また『決戦!ウルトラ10勇士!!』では輝石は登場していないものの、一時的に分離していたコスモスと再び一体化して変身する際にはコスモプラックなしで(劇場版第1作やTV最終回のようなポーズ)行っていた。
輝石
劇場版第1作にてムサシがコスモスから与えられた蒼く小さな石。
地球にはない鉱物が含まれており、「真の勇者」のみが使う事を許される。これを持っているとコスモスがムサシの元にやってくるが、本当に必要な時以外はやってこない。
劇場版ではエネルギーを集中して放つ事でコスモスを復活させた。
最終回ではエネルギーを念じて放ち、太陽光線を浴びた輝石から放たれた光でムサシが光の球に変化、コスモスに一体化するという演出が取られた。
劇場版第2作、第3作では最終回同様にコスモスと再び一体化する為のアイテムとして登場した。
不思議な力が宿っているらしく、振り回して風を斬ることでリドリアスを落ち着かせたり(リドリアスはこの音が気に入っているらしい)、見世物にされそうになったときは一人で何処かへ飛んで行ってしまった。
テレビシリーズで19歳となったムサシはこれをペンダントにしている。