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真の勇者

しんのゆうしゃ

文字通り「真の勇者」と呼ぶにふさわしい人物につけられるタグ。本記事では特撮番組『ウルトラマンコスモス』最終回のサブタイトルについて解説する。
目次 [非表示]

地球の大地に舞い降りる絶対的秩序、カオスダークネス

「カオスヘッダーとの戦いはもう避けられないんだ!」

優しさと、強さと、勇気と、真実を見極める目

夢を持つ限り、必ず奇跡は起こる

次回、ウルトラマンコスモス、最終回『真の勇者』

今こそ掴め、勇者の証


概要編集

特撮番組『ウルトラマンコスモス』最終回のサブタイトル。2002年9月28日放送。

長きにわたるカオスヘッダーとの戦いと和解、そしてムサシコスモスの別れを描く。


ストーリー編集

月面でのカオスダークネスとの戦いの後コスモスはムサシと分離、消滅してしまった。


その後、ドイガキ隊員が地上から宇宙までスキャンできる場所はすべてスキャンしたがカオスヘッダーの反応はなく、カオスヘッダーは完全に消滅したのではないかと考えるが、フブキ隊員はもしかしたらカオスヘッダーが進化してまた現れるかもしれないという。


その頃、医務室にいたムサシとお見舞いに来たアヤノ隊員はカワヤ医師から「心配いらないよ!だってこいつはウルトラ…」と言ったことから正体がバレたと焦るが、

「ウルトラ…マンモス健康体なんだからよ」と完全回復したことを告げられて安堵する。


指令室に戻った二人はカオスヘッダーとは戦うことしかできないのかと疑問を抱く。


ムサシは「心を持ったからこそカオスヘッダーと分かり合えるのではないか」という。

しかし、ヒウラキャップやフブキ隊員はその意見に対し疑念を抱く。


すると、指令室に警報が鳴り響いた。

そこにいたのはカオスダークネスだった。

やはりカオスヘッダーは消滅していなかったのだ。


それでもカオスヘッダーと和解しようとするムサシに対しキャップは「カオスヘッダーとの戦いはもう避けられないんだ!」と言い、出撃する。


出撃したEYESはありったけのキメラミサイルを撃ち込むが、効果がない。

もうすでにカオスヘッダーはカオスキメラへの抵抗力を身に着けていたのだ。


「いくら武器を開発しても奴らはその先を行く!俺達に出来る事はもう無いのか?」

とキャップは悩むが、するとそこにリドリアスが現れるが、いつもと何だか様子が違う。

すると特殊な声でカオスダークネスに訴えようとしていた。

さらにボルギルスモグルドンも現れ、カオスダークネスに訴え始めた。

リドリアスは攻撃を受けながらも訴えるのを止めようとしない。


それを見たムサシは

「カオスヘッダーの心が反応してる?怪獣達の心が通じるならきっと僕達の心も…!」と1人トレジャーベースから出撃する。


駆けつけたムサシは攻撃をやめるよう説得、必死でカオスヘッダーに語り掛けるが、理解できない感情に苦悩するカオスダークネスはムサシを攻撃する。


しかし、そこにコスモスが現れ、ムサシを救出する。

「君の勇気が、残り少ない私の力に最後の炎を灯してくれた」

と最後の力を振り絞ったコスモスはコロナモードとなり、カオスダークネスに挑む。

それを見たムサシはコスモスを止めようとするが、戦闘はコスモスが優勢で、ブレージングウェーブで大ダメージを与え、止めにネイバスター光線を打とうとするが、エネルギーが底をついてしまう。

その隙にカオスダークネスに反撃され、コスモスは倒れてしまう。


さらにムサシも攻撃を受けてしまう。

すると、落ちた輝石が宙に浮き、輝き始める。

そして光がムサシを包み、コスモスと再び融合する。


すると、黄金の光柱とともにコスモスは真の勇者、ミラクルナモードとなり復活した。


「コスモスとムサシが..また一つに…!」


コスモスはフルムーンレクトを放ち、カオスダークネスを鎮静化しようとする。

カオスダークネスは反撃するが、それでもコスモスはフルムーンレクトを放ち続ける。


それを見たキャップは


「コスモスを..ムサシを援護する!ただしカオスヘッダーの放つ光球だけを狙う。ムサシとコスモスを守る為に!そしてカオスヘッダーも守る為に!」

「キャップ!」

「皆行くぞ!全ての命を守る、これが俺達の究極の目的だったハズだ!」

「了解!」


EYESはカオスダークネスの攻撃だけを打ち落とす。

そしてリドリアスたちの説得とルナエキストラクトで戦意を失ったカオスダークネスにコスモスは最終技「ルナファイナル」を放ち、カオスヘッダーを完全に浄化する。


すると、憎しみの心を浄化されたカオスダークネスはカオスヘッダー0となった。


「コスモス、私を包むこの想いは..?」

「この地を去ろう、カオスヘッダー。憎しみも争いも、もう私達に必要は無い。共に帰ろう」

「コスモス..」


カオスヘッダーは地球を去っていった。


そしてムサシはコスモスと分離、皆の元に帰っていった。

それを見たコスモスはムサシに

「カオスヘッダーとも共存出来る可能性を君は教えてくれた。私も及ばぬ、本当の愛の心を君は見せてくれた」

とムサシを真の勇者だと認め、感謝の言葉を述べる。


「コスモス、その心を教えてくれたのはあなただ。あなたがいてくれたから僕は本当の優しさも強さも勇気も知る事が出来た!コスモス、もう一度僕と一緒に怪獣達を守ろう?」

とまた一緒に怪獣を救おうというムサシに対しコスモスは


「これからは君と仲間達で守るのだ。全ての命を」

ともうムサシは一人でも十分だと告げる。

「コスモス、僕はもう1度あなたと一緒に飛びたい!子供の頃の様に!」

というムサシに

「ムサシ、君はもう1人で飛べる」

とコスモスは別れを告げる。

「コスモス!コスモス…また会えるよね?きっと、きっとまた会えるよね!?」

何も言わずにコスモスは飛んでいった。

「コスモス!さよなら、さよなら!ウルトラマンコスモス!」

「もう…コスモスには会えないんでしょうか?もう、こんな奇跡には…」

「それは分からない、だがな、少なくとも夢を持たなければ奇跡は起こらない。夢を追い掛け続ければ、きっと」

「きっとまた僕達は、コスモスに会える!」

うなずき笑顔になる仲間。

皆は去って行くコスモスを見送るのだった。


ウルトラマンコスモス END


余談編集

コスモスがカオスヘッダーを倒さない展開の最終回は当時、MBSの丸谷プロデューサーから反対されたが、彼が担当した『銀河漂流バイファム』の最終回を引き合いに出したことで最終的には理解を得られた。


今作の次番組は『機動戦士ガンダムSEED』本作品以降、通称“土6”は完全アニメ枠になってしまった。


関連項目編集

ウルトラマンコスモス 最終回


もしかして編集

真の勇者は戦場を選ばないJRAが競走馬アグネスデジタルへ贈ったキャッチコピー。Pixivではアグネスデジタル(ウマ娘)のイラストが多い。

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