ボルギルス
ぼるぎるす
第20話「ムサシの空」に登場。
全身がピグモンのような赤い棘に覆われ、長い尾を蠍の様に立てた、トカゲのような姿の怪獣。
高エネルギーを好み、実験中のテクノプラズマエンジンに反応してSRC宇宙開発センター付近に現れた。電撃怪獣の別名通り体からの電撃スパークで相手を威嚇し、ロからは火球を吐く。
更に高エネルギーの物体を遠くから見通す優れた視力と装甲の硬さを誇り、「アングラークロウ」と呼ばれる鋭い爪を活かして接近戦や地中移動に活用している。
また、エネルギーの補給は角から行う。「決定版ウルトラマンコスモス図解超百科」(講談社刊)によれば、心臓部は数ヶ月の間、数十万キロ移動しても疲れない強さを持っているとの事。
コスモスのエナジーシュートでテクノプラズマ700年分の高エネルギーを与えられて満腹になり、チームEYESに保護された。
保護されてからはモグルドンと仲が良い所を見せ、カオスダークネスとの最終決戦にもリドリアスやモグルドンと共に駆けつけた。劇場版にも登場しグローカーと戦っている。
ウルトラマンオーブTHE_ORIGIN_SAGA
遊星ジュランで暮らしている個体がスーツで登場している。
名付け親は『コスモス』で初めてウルトラシリーズに参加した林壮太郎氏とのこと。
上記の通りリドリアスやモグルドン等の他の怪獣達を差し置いて二度もスーツでの再登場を果たしている(なお、かつての準レギュラーであったリドリアスの再登場は『THE_ORIGIN_SAGA』から更に約5年かかった)。
これは『コスモス』の味方怪獣の中でたまたまスーツの保存状態が良かったためだと思われる。
それどころか再登場した『コスモス』の味方怪獣のスーツはボルギルス以外は『サーガ』でのミーニンしかなく、多くは経年劣化に加えて改造されてしまっている(例:リドリアス→TV版がヘイレン、劇場版がフライグラー、ネルドラントⅡ→リザリアス)事もあって、下手すると当時味方だったコスモスの怪獣で唯一の撮影に使用できるスーツであった可能性もある。
全身を覆う赤い岩石のような無数の棘はソフビでも見事に再現されたが、あまりにも細かく再現したせいで、尻尾を持って振り回せばソフビとは思えないほどの強度と殺傷力を持つモーニングスターと化す。しかも尻尾の部分が長くコップの取っ手のように持ちやすいため、小さな子供は大体激しく振り回す。もしもリサイクルショップなどで入手の機会があり、子供にプレゼントする際は注意しよう。
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